かりん酒の作り方|かりんが出回り始めたらかりん酒と砂糖漬けを作ろう

花梨(かりん)の実を見たことがあるでしょうか?

熟してくると黄色く(少しオレンジがかったものも)独特の香りがしてきます。

このかりんは秋に出回る果実です。

10月初めから12月初旬くらいまで出回るので、かりん酒とかりんの砂糖漬けの作り方を紹介しますのでよかった作ってみてください。

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かりんとは

かりん02かりんとはバラ科の落葉樹になる果実です。

以前、実家の畑にも木がありましたので、その頃はよくかりん酒を作ったものです。

香りが独特で、生のままではかたくて渋く、食べられるものではありません。

形はパパイヤに似た縦長で熟すと表面は油を塗ったようにつるつるしてます。

かりんは喘息や咳止めによく効くといわれています。

市場に流通している有名な産地は長野県で、全国の3分の1を生産していて、山形県や香川県も多く生産していますね。

かりん酒の作り方

【かりん酒の材料】

かりん        1kg

氷砂糖        400~500g

35度 焼酎甲類   1.8リットル
ホワイトリカーやブランデーベースの35度のもの

【かりん酒の作り方】

① かりんの実をたわしを使ってお湯でよく洗います。

② 2~3日して表面に蜜がにじみはじめたら、輪切りにします。(5~8等分くらい)

種は必ず入れましょう。
種を入れないときれいな琥珀色になりません。
かりんはかたいので切る時は気をつけましょう。

 瓶に輪切りにしたかりんを入れ、その上に氷砂糖を入れ、それからホワイトリカーを注ぎ込みます。

④ 蓋をして冷暗所に置いておきます。

2ヶ月位から飲めますが、熟成させたほうが断然美味しいです。

漬け込む月日が少ないと淡い黄色で、1年位漬け込むと色は濃くなっていきます。

実は半年から1年位たったら引き揚げます。(1年熟成させる時は1年後くらいに引き上げたほうが美味しいです)

咳止めにもいいと言われているので、かりん酒をお湯割りにして飲むといいですよ。

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かりんの砂糖漬けの作り方

【材料】

かりん    1kg

砂糖     300g

塩      50g

【作り方】

 よく熟したかりんをお湯でたわしを使って洗います。

 6つ割くらいにしてから薄い食塩水にすぐつけます。

 芯の部分を取り除き、スライサーを使って薄切りにし、再び塩水につけます。

 キッチンペーパーで水分を拭き取り、煮沸消毒した広口瓶などに入れ、その上に砂糖を入れます。

 押し蓋をして重石をします。

2~3日で水が上がってきて1週間位で食べられます。

出来上がったら冷蔵庫で保管します。

かりんの砂糖漬けは発酵しやすいので、長く漬ける時は発酵どめにリキュールやホワイトリカーなどをいれます。
【かりんシロップの材料】

かりん     1kg

氷砂糖     1kg

ホワイトリカー 200ml

【作り方】

 よく熟したかりんをお湯でたわしを使って洗います。

 輪切りにしてからさらにそれを5,6等分くらいに切ります。(種も使います)

 煮沸消毒した広口瓶などにかりんと氷砂糖を交互に入れます。

 発酵どめにホワイトリカーを最後に上から入れます。

 冷暗所にて保管します。

 約1ヶ月で完成です。
完成したらかりんの果肉を取り出し、シロップは冷蔵庫で保管します。

まとめ

かりんをスーパーなどで見かけたら作ってみてください。

冬はお湯割りで飲むと体も温まり、咳にも効きますよ。

お酒がダメな人は砂糖漬けがいいですね。

 

 

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