お遍路の逆打ちはうるう年にご利益3倍?丙申は60年の一度の好機

お遍路というと定年退職した人(夫婦)や子育ても終わってゆとりが出来た人などが始めるのが多いと思いますが、最近は若い人や外国人観光客などもお遍路に興味がある人も増えていますね。

今年は丙申(ひのえさる)でうるう年なので、逆打ちのツアーも多く組まれています。

60年に一度の貴重な年にお遍路を逆打ちですると、ご利益が3倍にもなると言われています。

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お遍路の逆打ち うるう年でさらに丙申はご利益倍増

お遍路の逆打ち02 - コピー

弘法大師が1200年ほど前に修行した八十八ヶ所、約1400kmにも及ぶ霊場を歩いて巡る「四国遍路」は年々人気となっています。

金剛杖、菅笠、白衣といった伝統的なお遍路さん姿でまわる人だけでなく、カジュアルな服装で巡礼する人も増えていますね。

伝統的な服装のお遍路さんは菅笠に「同行二人(どうぎょうににん)」という文字が書かれています。

これは巡礼する人と一緒に弘法大師様がついてまわってくださることを意味しています。

最近のお遍路では「歩きお遍路」だけでなく、「車お遍路(車で移動)」や「ツアーバスお遍路」など、いろいろな方法で「お遍路」をする方法があります。

ご自分のいいと思える無理のないプランでまわったほうがいいですね。

◆順打ちと逆打ち

お遍路は1番札所から順にまわる「順打ち」と88番札所からまわる「逆打ち」があります。

一般的なのはもちろん「順打ち」ですが、うるう年の逆打ちは3倍のご利益があるといわれています。

それは「順打ち」でまわると道案内の看板や順路など、わかりやすくなっているのですが、「逆打ち」からまわると迷いやすいからだそうです。
さらに昔は車などでまわることはなく「歩きお遍路」ですから、途中で行き倒れる人も多くいたようです。

今年(2016年 平成28年)のようにうるう年の場合は「逆打ち」でご利益が3倍になるということで、例年の巡礼者の数倍になるともいわれています。

人気のツアーなどはすぐに一杯になってしまうようですね。

訪れた寺に札を納めることを「札を打つ」といいます。

◆区切り打ち・通し打ち・一国参り

一度でまわらずに数回に区切って八十八ヶ所をまわるのが「区切り打ち」で1度にまわるのが「通し打ち」、ひとつの県を一国としてまわるのが「一国参り」となっています。

自由にご自分の体力やまわるペースを決めてまわってかまわないので、1回ですべてまわってもいいですし、数回に分けてまわってもいいのです。

ちなみに車で移動してまわるプランだと1週間前後、自転車でまわるなら10日~14日間前後、昔のように歩いてまわるとなると45日~50日前後かかるといわれています。

◆丙申(ひのえさる)のうるう年

干支はそれぞれ60年に一度来ますよね。生まれ年の干支が一周して60歳になった時が還暦です。(数え歳で61歳ですね)

「暦が還(かえ)った」という意味で「還暦(かんれき)」といいます。

「衛門三郎」という人が、弘法大師の後を追って巡礼していたのですが、ようやく死ぬ間際に会えたのが「逆打ち」をした「丙申」の年といわれています。

この衛門三郎は強欲な長者だったのですが、門前で托鉢の修行を7回行った弘法大師を追い払い、その後、弘法大師を竹ぼうきでたたくと持っていた鉢が8つに割れてしまったそうです。

その翌日、8人いた衛門三郎の子どもたちが次々と全員亡くなってしまいます。

自分の罪を悔いた衛門三郎は弘法大師の後を追って、紙に自分の住所・氏名・年月日を書いて、弘法大師が札を見ればわかるように御札をはったようです。

弘法大師の後を追って8年が過ぎ、その間、20回「順打ち」でまわっても弘法大師に巡り会えませんでした。(21回という説もあり)

そこでうるう年に「逆打ち」でまわり、焼山寺の麓へ差しかかるところで倒れてしまった衛門三郎の前に弘法大師が姿を現され、衛門三郎をねぎらい、罪はなくなっていることを告げたと言われています。

弘法大師に「逆打ち」で巡り会えた年の干支が「丙申」と言われているようですね。

通常の年よりもうるう年のほうが巡礼者が多いだけでなく、その伝説から今年は60年に一度の「丙申」なので四国お遍路も今年は大勢の人が巡礼する可能性が高いですね。

伝説ですから、本当に「丙申」の年だったかどうかははっきりとはわかりませんが・・・

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お遍路の逆打ちの呪いって?

お遍路の逆打ち03 - コピー

お遍路さんは1番札所からまわる「順打ち」でまわるのが一般的です。

僧侶は袈裟で左半身を被い、右は肩を露出します。

これは仏に対する敬意をあらわしているそうです。

その右肩をつねに仏に向けるので、聖なるものをまわる時は「右回り」となります。

右回りが「順打ち」なんですね。

逆打ちは「生まれ変われる」とか「死者に会える」ともいいますが、死者がよみがえるとかいうのは映画「死国」の影響が強いようですね。

死んだ人の年齢分の回数を「逆打ち」すると死者を蘇らせる儀式としているようですが、実際に「逆打ち」は呪いのような儀式だということではないそうです。

ただ、いろいろ縁起を担ぐ人もいますし、数回「順打ち」をしてから始めたほうがいいという人もいるのは事実のようですが、行動を起こさないよりも、初めてが「逆打ち」でもいいのではないかと思いますが・・・

それでもこういった話が気になる場合は「順打ち」にしたほうがいいかもしれませんね。

気持ちが沈んでいたりすると邪気を寄せつけやすいので、明るい気持ちで巡礼したほうがいいと思います。

お遍路の逆打ちのツアー

お遍路の逆打ち04 - コピー

すでに「順打ち」でお遍路の経験がある人や60年に一度の丙申のうるう年は「逆打ち」でまわりたいという人もいますよね。

でも慣れていないとけっこうまわるのも大変ですよね。

遠方からの場合はとくに宿の心配とかもありますし・・・

そういう場合は大手旅行会社などが企画しているツアーなどを利用するという方法もあります。

道に迷う心配もないですし、体力的にも楽な方が安心という場合は便利ですね。

今年はとくに「逆打ち」のプランを各旅行会社で出していますが、かなり人気のようです。

一度には無理なので、数回に分けていきたいという「区切り打ち」のプランなら「阪急交通社」であります。

全部で5回に分けられているプランです。

何回も行くのは面倒という人は一気に全部の札所をまわるクラブツーリズムの「全周プラン」がありますよ。

◆クラブツーリズム 全周プラン 14日間

※14日間ですべてまわるプラン

◎ コース番号 02076-923

◆阪急交通社 「逆打ち」の「区切り打ちプラン」

◎ コース番号 34931

まとめ

お遍路の逆打ち05 - コピー

もう今年は過ぎてしまいましたが、うるう年の2月29日に「1番札所」と「88番札所」をお参りすると弘法大師さまに会えるとか・・・

あと4年待たないといけませんが・・・・

お遍路さんが持つ「金剛杖」は足の悪人が使う「杖」や山歩きなどに使われているものとは違います。

この「金剛杖」は弘法大師の化身なんですね。

杖の上部に「地水火風空」の梵字が書かれていますが、これは昔、お遍路さんが行き倒れてしまって亡くなった時に、杖を卒塔婆がわりにして葬ったことからきているようで、この梵字に手が触れないように布でかぶせてあります。

また弘法大師が橋の下で野宿をされたことから、橋を渡る時は杖を突かないならわしがあります。

金剛杖は弘法大師の化身であるため、一日の終りには最初に杖の先を洗い清め、清浄な場所において合掌し、一日の感謝を伝えます。

トイレなども中に持って入らずに、外に置くようにしてください。

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