どくだみエキスやお茶の作り方って簡単?効能や副作用は?

どくだみは十薬(じゅうやく)とも呼ばれていて、十種の薬としての効能があるといわれてきました。

「日本薬局方」にも万病に向く薬草と記載されている薬草なんですね。

このどくだみをお茶にしたり、生の葉は揉んで切り傷やかぶれ、水虫などに塗って使ったりもしますね。

どくだみ茶は健康茶としても効能が高く、どくだみエキスは化粧水のような使い方もできます。

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どくだみエキスとお茶の作り方

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どくだみの花で作ったエキスは虫刺されやかゆみなどにいいんですよ。

どくだみは6月頃に花が咲きます。

その花を摘んでエキスを作りましょう。

エキスを使って化粧水も作れますよ。

【どくだみ花のエキスの作り方】

◆除草剤や猫や犬の糞尿などがついていない花を選ぶ

◆よく洗って熱湯消毒した瓶を用意する

◆摘んだ花のホコリを払って瓶に入れる

※花は洗いません(花粉に肌の新陳代謝を促す成分が多く含まれているため)

◆花がしっかり浸かるくらい、35度の焼酎(ホワイトリカーなど)を注ぎ入れる

◆冷暗所で保存する

◆2週間~3週間に一度、瓶をゆする

◆3ヶ月位で茶色くなったら完成

※果実酒のように1年寝かせたほうがいいエキスになる

◆花を取り除くために濾す

スプレー容器などに入れておくと、虫刺されの時などに脱脂綿にスプレーして使えるので便利です。

どくだみの花が少ない場合は葉や茎なども一緒に入れて作る事もできます。

葉や茎は洗って、陰干しして水気を切ってから使います。

キッチンペーパーである程度、水分をとってから干すと短時間で水気が取れます。

どくだみエキスの作り方でも、乾燥した葉を利用する人もいます。

《化粧水として使う場合》

◎ どくだみの花のエキス  50cc

◎ グリセリンや植物油(オリーブオイルなど)  小さじ 1

◎ はちみつ  小さじ 1

◎ 精製水  100cc

精製水とエキスの割合はご自分の肌に合わせて調整してください。

化粧水として使う場合は必ず、パッチテストをしてから使ってくださいね。

エキスにいろいろ加えたものは日持ちがしないので、必ず冷蔵庫で保存して2週間以内くらいに使い切ります。

スプレー容器に入れておいたほうが使いやすいですね。

【どくだみ茶の作り方】

◎ キッチンバサミなどでどくだみの根元の方からカットする

◎ よく洗ってから天日干しする

◎ 完全に乾いたら、キッチンバサミで適当な大きさに切る

◎ そのまま保存するとカビやすいので、レンチでチンするかフライパンで炒る

※長時間、炒らないように注意すること

◎ 乾燥剤を入れて缶などに保存する

◎ お茶パックにどくだみの葉を入れて煮出す

※沸騰してから少し火を弱め(泡が少し立っている程度)10分程度してから火を止め、お茶パックを取り出す

どくだみだけでも飲めないことはないですが、麦茶などを一緒に入れてブレンドしたほうが、断然飲みやすくなりますよ。

どくだみを採取したり、洗ったりする時に素手で行うと、まれに手が荒れたりする人もいます。

私は手荒れはしませんが、ニオイがなかなか取れないので、使い捨てのキッチン用ポリ手袋を使ってやります。

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どくだみの効能について

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どくだみはよく「高血圧」の人にいいといわれていますよね。

それはどくだみに含まれる成分によって、細い血管を強くする効果が認められているからのようです。

またどくだみは利尿作用があるので、新陳代謝を促進することによって血圧を下げる効果も認められてるんですね。

どくだみの効能はまだいろいろあります。

利尿効果も高いので「むくみの改善」にも効果的です。

どくだみは便秘にもいいんですよ。

「クエルシトリン」や「インクエルシトリン」が緩下剤として便をやわらかくする働きをしてくれます。

解毒作用も強いので、それによってニキビや吹き出物にも効果が期待できます。

化粧水を作って利用すれば、シミやそばかすの改善にもいいんですよね。

長期で使用すると美白効果も期待できるようです。

お風呂に入れてアトピーの改善にも効果的です。

ただ、どくだみをそのまま入れたり、どくだみ茶にしたものやエキスを入れたりした残り湯は洗濯には使用できないので注意してくださいね。

どくだみの色素が洗濯物に移ってしまいます。

それと浴槽についても注意が必要です。

最後に入浴する人がお風呂の湯を抜いてしまう家では問題ありませんが、そのまま残り湯を次の日まで入れておく場合は浴槽に色が付く可能性もあるので、どくだみを入れた場合はその日のうちにお湯は抜いたほうがいいと思います。

お風呂に使う場合は細かいカスなどが浴槽を傷めないように、だしパックとか不織布のゴミ受け袋などを使って使用しましょう。

どくだみにも副作用があるので注意

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どくだみ茶は体が冷えている時や体調が悪い時は避けたほうがいいでしょう。

どくだみ茶は薬草茶として、通常、危険なものではありませんが、一部の人にとっては危険な場合があります。

どくだみには「カリウム」が非常に多く含まれているので、多く摂取してしまうと「高カリウム血症」というのを発症する場合があります。

「高カリウム血症」になると、「吐き気」「嘔吐」「しびれ」「筋力の低下」「不整脈」などの症状が出て、最悪の場合は「心不全」などで死亡することもあります。

健康な人の場合は余分なカリウムは腎臓でろ過されて体外に排出されるので問題ないのですが、腎機能が低下している人やカリウムを保持する利尿薬を飲んでいる人や高齢者は「摂り過ぎ」に注意が必要です。

それ以外の場合はとてもいい比較的安全な薬茶として、効果のほうが高いと思います。

ただ、どくだみ茶を飲んで違和感を感じるような場合は避けたほうがいいでしょう。

まとめ

どくだみってすごく根が強くはるので、育てている人にはいいのですが、嫌いな人にとっては庭に生えてくると草むしりする時に厄介な草ともいえますね。

鎌を使っても根が途中で切れてしまうので、また気がつくと生えている・・・という感じで・・・

しかもどんどん増えていく。

どくだみ茶やどくだみエキスを作る人にとっては最高ですけどね。

除草剤やら使っていない、安全なものがタダで手に入るので・・・

うちではどくだみを干す時は干物を干すかごネットを使って干してますが、夏場以外では1日ではカラカラには乾燥しないので、少し天日干ししてからフードドライヤーを使ってます。

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