お歳暮を贈る時に喪中(先方・当方)の場合はどうしたらいい?のしは?

年末が近づくとお歳暮を贈る季節になったと感じますね。

何にしようか決めている場合はいいのですが、迷うこともけっこうあります。

そんな時、お歳暮を贈る時期に相手方や自分の身内などで不幸があって喪中の場合、贈っていいものかどうか迷う時がありますよね。

そのような場合のマナーを紹介したいと思います。

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お歳暮の起源と贈る時期

お歳暮02【お歳暮の起源】

日本古来の行事である御魂(霊)祭り(みたままつり)、1年を2回に分けて先祖の霊を迎えてお供え物をして祀ったのが起源です。

嫁ぎ先から実家へ、分家から本家へ、使用人から雇い主へとお供え物が贈り届けられたのが始まりだそうです。

無事に年の瀬を越し、新年を迎えるにあたってお酒・お餅・干し魚・数の子・昆布・塩鮭・スルメなどの食品が贈られていたようです。

最近はいろいろとバラエティ豊かなお歳暮の品がありますけど、ハムやソーセージ類、海苔とかの定番も人気ですね。

【お歳暮を贈る時期】

現在では11月末から12月初めころ、遅くても20日ころまでには届くように贈るのが一般的です。

昔は直接、お歳暮の品を持って伺ったものですが、今はデパート等で注文して宅配便で届けるのが一般的になりましたね。

万が一、手配が遅れて年内のうちに届かない場合は、「お年賀」として贈ってもいいでしょう。

その場合は先方に手紙か電話にて一言伝えておいたほうがいいでしょう。

上司や目上の人から頂いた場合のお返しは?

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お世話になった方に贈るのが一般的なのですが、時には目上の人や上司から贈られてくる場合もありますよね。

通常はいただいたお中元やお歳暮にはお返しをする必要はないと言われていますが、この場合はお礼状のほかにもお返しも考えたほうがよいでしょう。

すぐにお歳暮として返す人もいますが、旅行のおみやげやお年賀として贈ってもいいでしょう。

お礼状の方は届いてすぐ、せめて3日以内には書いて出したほうがいいですね。

頂いたもののお礼と相手の方やご家族の健康などを気遣うひと言も添えたほうがいいと思います。

喪中(先方や当方)の時のお歳暮は?

お歳暮はお祝いごとの贈り物ではなく、普段お世話になっていることに対する感謝の気持ちを贈るものです。

ですから先方や当方、もしくは双方が喪中の場合であっても、お歳暮を贈りあうことは一向に差し支えないことになっています。

ただし、お歳暮の品の掛け紙は紅白の水引はかけず、白無地の奉書紙か短冊を使い、表書きは「御歳暮」とします。

忌中(仏教では忌明け法要前、神道では忌明け祭前)の場合や先方が気にするような場合は、事前に先方の了解を得て、時期をずらして1月7日が過ぎてから寒中見舞いの形で贈る方法もあります。

この時も白無地の奉書紙を使って「寒中見舞い」で贈るほうがいいでしょう。

まとめ

お歳暮の時期に先方が喪中だったりすると、年賀の挨拶である年賀はがきは出さないとわかっていても、お歳暮はどうしようか迷いますよね。

喪中でもとくに、50日を過ぎていない忌中の場合は寒中見舞いで贈りましょう。

お歳暮を頂いた時のお礼状は手書きで書いたほうがいいですね。

相手に気持ちが伝わります。

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