大山詣りが日本遺産に認定女坂の七不思議と本殿でいただきたい神泉

2015年度に文化庁が創設した制度である「日本遺産」に神奈川では3ヶ所認定されました。

伊勢原・鎌倉・横須賀ですね。

文化や伝統を物語るストーリーを主眼に価値が認定され、伊勢原市のストーリーは「江戸庶民の信仰と行楽の地~巨大な木太刀(きだち)を担いで『大山詣(まい)り』~」です。

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大山詣りが今年2016年に日本遺産に認定

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大山は別名が「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれていて、雨乞いとか五穀豊穣を願って、多くの庶民にお参りに訪れました。

関東一円から大山へ続く「大山道」と呼ばれた街道がありますね。

大山は神奈川県伊勢原市にある1,253メートルの山です。

大山詣り(おおやままいり)「大山詣(おおやまもうで)」は江戸時代の庶民に親しまれた信仰であり、レジャーも兼ねたものといわれています。

大山詣りをする時は個人(ひとり)で参拝するのではなく、講中(こうじゅう)で行きました。

※講中:神社・仏閣への参詣などの目的で作られた信者の団体

大山詣りに出かける前には隅田川で「水垢離(みずごり)※」をしたそうです。

※神仏に祈願するために冷水を浴び、体のきがれをとって清浄にすること

隅田川の両国橋のたもとにある「水垢離場」で「懺悔懺悔(ざんげざんげ)・六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら、道中の無事と悪病の退治を願ったんだとか・・・

「奉納大山石尊大権現」と書いた納め太刀(おさめだち・奉納する木太刀)をもって出かけたそうです。

山頂の大山阿夫利神社に詣でることが出来た人は「納め太刀」を奉納し、他の講中がおさめた別の「納め太刀」をもらって帰ったようです。

「納め太刀」はもとは鎌倉時代に源頼朝が武運祈願のために、大山に真剣の太刀を奉納したことによりはじまり、江戸時代へとつながっていったようです。

大山阿夫利神社の絵馬を小さな納め太刀の形にして、受験とか恋愛とかにご利益があるということをアピールする計画もあるようですね。

講中には女性だけの講中もあったようです。

大山は雨降山との呼び名もあるくらいですから、雨にちなんで水に関係の深い職業の「火消し」や「鳶(とび)」、石尊にちなんで「刀鍛冶」「大工」などの職人の講中が多くあったようです。

参詣の時期は決まっていたそうで、旧暦の6月27日~7月17日までで、その期間に限り山頂の石尊社の登拝が許されていて、その期間以外は中腹にある不動堂までだったようです。

このような歴史的な背景を持つ「大山詣り」が、今年2016年(平成28年)4月25日付けで日本遺産に認定されました。

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大山詣り 女坂の七不思議と神泉

女坂は七不思議を楽しむ事ができます。

男坂は時間がかからないけど急なルート、女坂はゆるいルートというガイドブックをうのみにすると痛い目にあうかもしれません。

ケーブルカーを使わずに女坂を歩く場合は軽登山と同じ準備をしていったほうがいいでしょう。

下りで利用する場合、かなり急な階段で足を滑らせて事故になることもありますから、なめてかからないことですね。

崖側とかに手すりとかないので・・・

足腰に自信がない人は往復ケーブルカーを利用したほうがいいかもしれません。

【女坂の七不思議】

◆弘法水

「弘法の加持霊水」ともいいます。

弘法大師がいわに杖を突いたら、その跡から清水がこんこんと湧きでたそうで、夏でも枯れることがなく、いつでも水の量が変わらないそうです。

◆子育地蔵

最初は普通のお地蔵様として安置されたのが、いつの頃からか顔がわらべに変わっていたそうです。

この地蔵様に祈ると子どもがすくすく、丈夫に育つといわれています。

◆爪切り地蔵

弘法大師様が道具を使わずに一夜のうちに手の爪で彫刻されたと伝えられているお地蔵様。

何事も一心に集中努力すれば実現できるとの教えだそうです。

◆逆さ菩提樹

上が太くて下が細い、逆さに生えたように見えることからついた名前のようです。

現在あるのは二代目だそうですが・・・

◆無病橋(むみょうばし)

話をしながら通ると橋から下に落ちたり、忘れ物や落し物をしたりと、悪いことがおきたりするそうです。

だまって橋をわたったほうが良さそうですね。

◆潮音洞(ちょうおんどう)

洞(ほこら)に近づいて心を鎮め、耳を澄ませると遠い潮騒が聞こえてくるそうです。

◆眼形石(めがたいし)

人の眼の形をしたこの石に手を触れてお祈りすれば、不思議と眼の病が治ると言い伝えられている石。

【大山名水 神泉】

大山阿夫利神社の本殿まで行くなら、本殿の下にある巡拝道で大山の名水である「神泉」でおいしい水をいただくことが出来ます。

神泉のことを知らない参拝者も多いようですが、本殿まで参拝に行くならぜひ大山名水の神泉をいただいてきましょう。

龍の口から流れ出ている「御神水」を汲んでいただいてください。

珍しい?百一日詣りの茶湯寺

大山詣り05 - コピー

神奈川に住んでいる人でも、知らない人は知らない・・・という感じですが、大山の「百一日詣り」というのがあります。

 

茶湯寺さんのHPから引用

百一日参りの由来(通称大山の茶湯寺)

亡くなられた方の霊は四十九日まで其の家の棟の下にいて五十日めから黄泉路の旅へ出発します。

残された家族が四十九日に菩提寺に上げる四十九個のおもちを一日一日のお弁当とし家族の方が毎日お佛壇にそなえるお水でのどをうるおし百ヶ日めに極楽の門に至り佛様に成られます。

百一日は佛様と成られた故き人が御先祖様の仲間入りの為に我が家へ帰る日であり家族の方は故き人が無事に成佛したお礼詣りに大山茶湯寺へ参拝しますがそれを知っている佛様は茶湯寺の石段で家族の来山を待っているといわれます。

大山の茶湯寺は開山以来九百年の傳燈を継承する秘法百一日茶湯供養を奉修しますが此の日供養したお茶がそれまでのお水にかわって新し佛様に御先祖様と同じようにお茶湯するお佛壇の最初のお茶になるわけです。

茶湯寺参りの道すがら又帰り道によくにた人に逢えるとか聲を聞くとかいわれるのは茶湯寺の石段で待っていた故人の霊の喜びの表現かも知れません。

誓正山茶湯殿涅槃寺

通称大山の茶湯寺

 

通称は「大山の茶湯寺(おおやまのちゃとうでら)」と呼ばれていますが、「誓正山茶湯殿涅槃寺(けいしょうざんちゃとうでんねはんじ)」といいます。

本来は浄土宗のお寺ですが、百一日参りは宗派を問わずに供養してくださるので、いろいろな宗派の人が「百一日参り」に訪れます。

私が住んでいるところでも大山の百一日詣りをする人はけっこういます。

【大山の茶湯寺での百一日詣りの供養】

◆9:00~13:30まで

◎ 御供養及び拝観希望の人は事前に電話連絡

TEL:0463ー95ー3749

(9:00~13:30まで)

◆定休日

◎ 8月14日

12月29日より1月3日まで

不定期の休日有り

◆住所

◎ 〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山744

【アクセス】

◆電車利用

◎ 小田急線「伊勢原駅」下車 北口方面へ(改札から右の階段を利用)

◎ バス4番線から神奈川中央交通バス伊10系統「大山ケーブル」行き乗車

終点「大山ケーブル」下車 約30分

◎ 運賃:大人 310円・小人 160円

バス停から「コマ参道」を徒歩約8分

石塔を目印に左手「平の屋」さんを川側に抜けて橋を渡り、石段を上る

◆車利用

◎ 東名厚木インター・秦野中井インターから

国道246号・県道611号大山板戸線経由で約40分

市営大山第2駐車場(有料)を利用

茶湯寺の「わらべじぞう」はとても癒やされる表情をしていますよ。

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まとめ

コマ参道には土産店とか旅館とか並んでます。

もちろん、有名な「大山独楽(こま)」もありますよ。

食事は名物の大山とうふを使ったものがけっこう多いかもしれません。

お参りしたあとはやっぱり美味しいものをいただきたくなりますよね。

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