ミョウガを食べ過ぎるとバカになる説は間違い?茗荷と周利槃特の関係

ミョウガを食べ過ぎるとバカになるとか、物忘れがひどくなるという説がありますよね。

その説の元になったと言われる周利槃特の話はとても興味深いお話です。

ミョウガの栄養や食べ方についてのポイントなども紹介します。

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みょうがを食べ過ぎるとバカになるとか物忘れが酷くなる説は間違い?

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ミョウガを食べ過ぎるとバカになるとか、物忘れがひどくなるという説は仏説阿弥陀経に出てくるお釈迦様の弟子のひとり、「周利槃特(しゅりはんどく)」の逸話に由来しているという説が有力です。

周利槃特は兄とともにお釈迦様の弟子となるのですが、聡明な兄と比べ、周利槃特は物覚えが悪く、ときには自分の名前すら忘れてしまうような人でしたので、みかねたお釈迦様が彼の名前を書いた札を与え、槃特はそれをいつも背負っていたそうです。

何年修行しても、その作法や方法などがまったく覚えられず、絶望してお釈迦様の弟子をやめようとします。

そんな時、お釈迦様の「自らの愚を知るものは真の智慧者である」という言葉を聞いて思い直します。

しかし何年修行しても一偈※も暗唱できなかった槃特に、お釈迦様は「掃除」という修行を与えます。

※偈(げ):仏の徳や教えをたたえる韻文

掃除をしながら「塵を払い、垢を除かん」と唱え、一心に修業を続けます。

そのわずかな教えと戒めを守り、徐々に、目に見える「塵(ちり)」や「垢(あか)」だけでなく、心の問題にも気づくことになります。

つまり、心の塵や垢(煩悩 三毒:むさぼり・いかり・おろかさ)も毎日、たまっていくので外と同じように中(心)もきれいにしなければいけないことを悟ります。

こうして愚者と笑われていた周利槃特が、掃除を徹底的にやることを通して阿羅漢の覚りまで得ることが出来たのです。

誰よりも愚かであると周囲から笑われていた槃特が悟りを開いたことに驚いていた大衆に対して、お釈迦様はこの周利槃特について話します。

「悟りを開くためには多くのことを学ばなければならないというわけではありません。ほんとうに短い教えの言葉の中にも、表面だけでなく、その奥のほんとうの意味を理解し、道を求めて徹底して行うことが大切なのです。」

周利槃特の死後、彼の墓所に名も知れぬ草が生えてきたので、槃特が生前、名前の札を荷物のように荷なっていたことから、「茗荷」と名づけられたといわれています。

ですからミョウガを食べると物忘れがひどくなるというのは俗説ですね。

むしろ周利槃特とお釈迦様の話は、槃特のように物忘れが酷い人間でも、一心不乱に道を求め、言葉の奥の意味を理解しようとつとめて行動すれば、悟りの域に達することができることを教えてくれています。

もちろん、これが俗説であっても、何事にも限度がありますから、食べる時は適度な量を楽しむほうがいいですね。

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ミョウガの栄養について

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ミョウガには独特な香りの精油成分「α―ピネン(アルファビネン)というのが主成分となっています。

他にはカンフェン・ゲラニオールなども含まれています。

精油成分である「アルファビネン」は大脳皮質を刺激するので、頭をシャキッとさせたり、眠気を覚醒させたりする効果があります。

また、胃の働きを活発にしたり、食欲増進や発汗・血液循環・呼吸などの機能を促進させたりする働きがあります。

解毒作用もあるので夏バテを解消したり、口内炎やのどの痛みにも効果が期待できます。

ホルモンのバランスを整える作用もあるので生理痛・生理不順・更年期障害などにもいいといわれています。

ミョウガの食べ方

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ミョウガはショウガ科ショウガ属で、古くから日本ではおなじみの食材です。

ただ、食用に栽培されているのは日本だけだそうですが。

ミョウガはショウガ科ではあっても、料理にショウガと同じように使うのはNGです。

それはショウガは加熱しても香りが減らないのに対して、ミョウガの香り成分は加熱すすと大幅に減ってしまうからです。

ミョウガは香りが特徴で、その香りを楽しむためにも加熱しないで使う料理に向いています。

ミョウガはキュウリやオクラなどと塩もみにしたり、細く刻んで素麺の具として使ったり、甘酢などに漬けて食べるのも美味しいですね。

素麺の具にする時は、一緒に大葉なども使うことが多いですね。

また、汁物では最後にミョウガを入れて卵でとじるのもオススメです。

この場合は煮込まないように気をつけると、ミョウガのシャキシャキした歯ごたえと香りが残って楽しめます。

ミョウガは甘酢漬けは多いですが、ある程度の大きさに刻んでシシトウや青唐辛子などと一緒に醤油味などで漬け込んだものをご飯にかけたり、冷奴にのせて食べるのもいいですよ。

青唐辛子はかなり辛いですから、辛いのが苦手な人はシシトウがオススメです。

薄く切って、ビンに詰め、うちではめんつゆ(2倍濃縮タイプ・3倍濃縮タイプなど)で漬けています。

冷蔵保存ですよ。

ミョウガじゃありませんが、ラッキョウなども甘酢のは苦手という人は、同じようにビンに入れてしょう油漬(めんつゆ漬)にして食べると、酒のツマミとしてもいいですよ。

細かく切って納豆と混ぜて食べたりするのも美味しいですよね。

まとめ

ミョウガはズボラな人に最適?な家庭菜園の種類といえますね。

ホームセンターなどで冬から春にかけて苗を買って、地植えにしておけば、ほとんどほったらかしでも育ちます。

ミョウガの場合はミョウガタケ(葉と茎に見える部分で偽茎と呼ばれる葉の部分)と花(一般的に食べている部分)は別々に地面から出てきます。

土からいきなりあのミョウガが出てくるので、それを摘み取ります。

ミョウガタケも刻んで、汁物の仕上げに入れたりすると美味しいですよ。

うちでは半日陰になっているところに地植えしてありますが、プランターでも育ちます。

プランターで栽培する場合は乾燥に気をつけて、水やりをマメにしたほうがいいですね。

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