離れて暮らす親が両親とも健在とか、他の兄弟姉妹と一緒に暮らしているのなら問題ないのですが、一人暮らしの場合はいろいろと心配ですよね。
とくに最近は誰にも気づかれずに孤独死していたりする場合もありますし・・・
親が高齢になって、一人で暮らし、しかも持病などがある場合などはさらに心配です。
事前に出来ることをやっておく必要もありますし、離れていても安否確認の出来る方法なども考慮しておいたほうがいいですね。
一人暮らしの親が心配で見守りたいけど遠方に住んでいる
高齢でもまだ両親が健在の場合は大丈夫なことも多いのですが、一人暮らしの場合には急な病気やケガなどでも連絡が取れなくて大変な事態を招く恐れもあります。
とくに急に具合が悪くなったりケガをした時に、スマホや携帯電話なども押せない場合もあります。
また、親は子どもに心配をかけたくなくて、ケガや病気で通院していても隠している場合もあります。
そんな離れて暮らす一人暮らしの親がいる場合は、事前にまずできることをやっておきましょう。
◆いつでも連絡が取れるようにしておく
◎ スマホや携帯電話を使ってもらい、電話やメールでいつでも連絡が取れるようにしておく
◆親しく付き合っている友達や近所の人の名前と連絡先を聞いておく
◆かかりつけの病院の連絡先や主治医の名前を聞いておく
◆健康保険証と介護保険証、診察券のコピーをとっておく
◆お薬手帳などのコピーもとっておく
◆習い事などをしている場合は連絡先を聞いておく
◆買い物などを含め、日常の行動範囲を聞いておく
◆介護サービスを受けている場合は連絡先を聞いておく
◆トイレや階段、廊下などに手すりを取り付けておく
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一人暮らしの親が高齢者なので安否確認が出来るものって?
高齢の親が一人暮らしの場合には、近所ならちょっと行って・・・と見てくることができますが、遠くはなれている所に住んでいる場合は宗祐寺もいきませんよね。
かといってさまざま事情から同居することも出来ないケースもあると思います。
肉体的な理由や経済的な理由、精神的な理由も含めて、同居や施設に入ることが難しい家庭は多いですね。
そんな高齢の親を見守るサービスもいろいろ増えています。
◆みまもりホットラインiPOT
以前からあるもののひとつに象印の「みまもりホットラインiPOT」がありますね。
これは無線通信機を内蔵したポットで、そのポットを使用すると、その情報がインターネットを通じて離れて暮らす家族に届きます。
情報はメールで送信されます。
ただ、あまりポットのお湯を使わない人やポット以外のお湯などを(やかんで沸かしてとかレンジで沸かすとか)使ってしまう人にはちょっと難しいですね。
◆みまも~る
これは東京ガスを使っている場合のサービスです。
ですから東京ガスを使用していないと使えません。
ガスの利用状況がメールなどで確認できます。
◆一人暮らし高齢者安否確認システム
日本製の商品で自分で設置するタイプです。
月々の管理費や契約料金はかかりません。
初期費用のみの買い取りタイプです。
トイレのドアの開け閉めをセンサーが感知します。
あらかじめ設定された時間内にセンサーが一度も反応しない場合、既設の電話回線を使って、家族に緊急通報されます。
固定電話を使っていない場合は使用できません。
使用できる電話回線-アナログ回線、ISDN回線、ADSL回線、光電話(NTT他)
TAのアナログポートにも接続できます。ADSLにも対応。
安否確認センサーは複数個設置も可能
⇒■一人暮らし高齢者安否確認システム、ドアセンサー基本セット
◆Mivatek(ミヴァテック) (月々0円のホームセキュリティ)
これは売り切り商品なのでランニングコストはかかりません。
機器の性能は大手セキュリティ会社提供のホームセキュリティ機器と同等の仕様です。
違うのは緊急時に警備員がかけつけることがないということですね。
カメラ最大6台、赤外線センサー、ドアセンサー、サイレン等さまざまなオプションがあります。
設置費用もかかりません。
電話回線は必要ありませんが、インターネット接続(DHCPが有効なルーター)が必要です。
OPU(制御ユニット)とカメラ、センサーは初期接続済み(セット品)で届くので、スマホへのアプリのダウンロードと10分程度の作業で使用が開始できます。
OPUとルーターの無線接続はできません。
◎ スマートフォンで簡単に管理の出来るホームセキュリティ
◎ 設定は非常に簡単で 独自Firewallと銀行レベル暗号化で覗き等の危険を防止
◎ ビデオライブ表示が無制限
◎ 常時ライブ映像&音声確認(音声確認にはオプション相互通話カメラ要)
◎ カメラ、センサーが異常感知の5秒前から25秒後までの30秒間イベント自動録画再生
※スタンダードはスマホでの録画映像の再生は出来ません
◎ ライブ映像の手動録画
◎ イベント録画映像のスマホ及びPCでの再生
◎ イベントトリガーのプッシュ通知とメール通知
◎ IPカメラはモーション検出機能内蔵
◎ 赤外線暗視機能搭載
一人暮らしの親の見守りをセキュリティ会社に頼む場合
一人暮らしでもまだ親が元気な場合は上記のような見守りサービスや機器で対応できると思います。
しかし心臓病や脳などの病気を患っている場合など、緊急を要することが起きる可能性が高い場合は、すぐに誰かが駆けつけてくれるサービスも選択肢に入れておいたほうがいいでしょう。
最近は大手のセキュリティ会社で高齢の一人暮らしの親のためのプランが用意されています。
急に具合が悪くなった時にはいくつもボタンを押して電話するのは難しいですよね。
それを非常ペンダントを押すだけでガードマンが駆けつけてきたり、もしくは非常ペンダントが押されると電話をかけてきて、電話に出ない場合は駆けつけるというようなシルバーパックなどがあります。
セコムとかアルソックのようなセキュリティに申し込むと、ものすごい料金がかかるイメージがありますよね。
それでも以前に比べてホームセキュリティの費用はずいぶん安くなってきています。
ホームセキュリティの場合は機器を買い取る場合とレンタルする場合などで初期費用も変わりますし、月額料金も変わってきます。
また、セキュリティ会社によって、シルバーパックプランも料金だけでなく、サービス内容に違いがあります。
5年以上サービスを利用する場合は買い取りのほうが得になる場合もあります。
ホームセキュリティの見守りサービスを利用する場合は数社を比較して、それから選んだほうがいいかもしれません。
一括で比較できるサイトなどを利用すると便利です。
まとめ
高齢になるとどうしても足、膝、腰などが弱ってきて、よく転ぶようになります。
若いころと違って、いったん転ぶと立ち上がるのも一苦労の場合があります。
また、ころんだ場所によっては頭を打ったり、胸を打ったりして、自分では動けなくなるようなことも・・・
そうなると一人暮らしの場合は助けも呼べずに、大変なことになる場合もありますね。
親がまだ元気なうちから、さりげなく友達の連絡先を聞いておいたり、かかりつけの病院や薬のことなども把握しておいたほうがいいと思います。