高尾山に初心者が登る場合でも、日頃から運動しているとか、ハイキングを楽しんでいる場合と、歩くこともあまりしていない場合とでは登るコースも変わってきます。
ミシュランガイドで三ツ星を獲得してからというもの、もともと高尾山はいろいろな登山コースもあり、手軽に山登りを楽しめるので人気のある山でしたが、さらに多くの人が高尾山に来るようになりました。
11月中旬から12月初旬まではさらに紅葉シーズンですので、人で溢れかえるくらいです。
はじめて高尾山を楽しみたい場合の服装や準備するもの、コースなどを紹介したいと思います。
高尾山に行くときの服装や準備するもの
高尾山に行く時にどのコースを登るのかによって、服装や靴などは変わってきます。
一番楽なコースでもこのくらいは用意した方がいいというものを紹介します。
【服装】
◆上着を1枚余分に用意する
高尾山の標高は599mあります。
当然、山頂は麓より温度が低いです。
基本的に動きやすく、多少汚れてもOKな服を選びましょう。
寒さ対策に1枚、薄手でも良いので上着を持って行きましょう。
八王子や高尾は都内の気温と比べると4~5℃くらいは低く、山頂はさらに気温が低いので吸湿性の良い、軽くて暖かい上着があるといいですよ。
◆雨具を用意する
山の天気は変わりやすいので、麓で晴れていても急に雨になったりすることがあります。
ですから雨具の用意は必須です。
フード付きのウインドブレーカーのような、防水性のある服でもコースによってはいいですが、上下セパレート式のレインウェアや折りたたみ傘も用意しておくと無難です。
◆化繊の服を選ぶ
服の材質は急な雨や汗などで濡れても乾きの早い化繊か、混紡のもののほうがおすすめです。
綿などでは雨に濡れると乾きが遅く、体熱を奪われてしまいます。
ジーパンもおすすめできません。
◆スカートはNG
女性はケガ予防のため、スカートはやめて長ズボン(パンツルック)にしましょう。
◆帽子は必需品
下りの時にはとくに、下を向いて歩くことが多いので頭を木の枝などから守るためにも帽子をかぶりましょう。
◆靴は履き慣れたものを
靴は1号路を往復歩くなら履き慣れたスニーカーのようなタイプの靴でもOKですが、コースによっては滑りにくいトレッキングシューズなどのほうがいいでしょう。
◆バックパック・リュックなどにする
両手が空くので荷物はバックパックやリュックに詰めていきましょう。
【準備した方がいいもの】
◆水筒(お茶などを入れて)
コースによっては売店がまったくない場合があります。
◆お水
ペットボトルでもいいですが、別に水も用意したほうが良い場合があります。
手が汚れたり、転んでケガをしたりした時に洗浄用として使ったり、気分が悪くなった時などにハンカチ等に水を含ませて口に当てたりして使います。
◆お弁当
お昼頃にかかる登山の場合、コースによってお弁当を持っていったほうがいいでしょう。
紅葉シーズンなどの混んでいる時期は人が多くて山頂の茶屋でも座れないことも・・・
待つのが嫌な人などはお弁当を用意したほうが無難かもしれません。
「曙亭」「大見晴亭」「やまびこ茶屋」の3軒のおそば屋さんがありますけどね。
高尾山はそばが名物なので麓にもたくさんの蕎麦屋さんがあります。
◆防水性の敷物
当日晴れていても、前日が雨だったりすると地面が乾いていないことがけっこうあります。
お弁当次山で行く場合、ビニールのシートなどを持っていったほうが良い場合も・・・
◆懐中電灯
コースによって、時間によって用意してあると便利です。
◆飴やキャラメルなどを持っていく
疲れた時に飴やキャラメルなど甘い物を食べると、糖分がすばやくエネルギーになるのでおすすめです。
◆ゴミ袋
自分でゴミは持ち帰るのが原則なのでゴミ袋を用意しましょう。
スポンサードリンク
高尾山初心者におすすめのコースは
1号路(表参道コース)は高尾山の定番登山コースで、ファミリーやカップルにも人気です。
舗装されているので歩きやすく、スニーカーでも大丈夫なコースですね。
山頂まで1時間40分くらいのコースです。
紅葉シーズンなどは待ち時間が長い場合もあるようですが、ケーブルカーのある清滝駅から高尾山駅まで、歩くと40分くらいかかるところをケーブルカーだと約6分で上がれます。
天狗でも有名な薬王院へは高尾山駅から15分くらいで行けます。
リフトでも約12分です。
リフトも楽しいですよ。
ケーブルカーより少しゆっくりなのと、景色を眺めながら上がれるので私は好きですね。
ケーブルカーはペット用のケージに入れてあれば、ペットも乗ることが出来ます。
小型犬のみ無料のバスケットを貸出してくれるようです。
車椅子の方もケーブルに乗車できます。
※乗車券販売窓口でICカード(PASMO、Suica)も使えます。
注意:改札口では使えません!
※ケーブルカー上下の駅構内にコインロッカーもあります。
6号路のびわ滝コースははじめての場合は避けたほうがいいでしょう。
◆稲荷山コースもおすすめ
パノラマの絶景が楽しめる稲荷山コースもおすすめです。
ケーブルカー・清滝駅のすぐ左の階段を登っていくコースで、高尾山のコースでは一番日当りが良いとされていて、途中の展望台から絶景が楽しめます。
紅葉を楽しめるので、このコースもファミリーなどに人気です。
山頂ま1時間30分くらいのコースです。
下りは約70分くらいです。
こちらでイラストのわかりやすいコースマップをPDFファイルで配布していますので印刷して持って行くといいでしょう。
アクセス情報
【電車利用の場合】
◆(京王線)新宿駅⇒高尾山口駅 (最速で47分くらい)
◆(中央線)新宿駅⇒高尾(京王線乗り換え)⇒高尾山口駅
高尾山口駅からケーブルカー乗り場・清滝駅までは、徒歩約5分
【車利用の場合】
◆中央自動車道八王子JCT経由、圏央道高尾山ICを降りて新宿方面へ約5分
【周辺駐車場】
◆八王子市営高尾山麓駐車場
入り口の赤い鳥居をが目印です。
高尾山口駅を出てすぐ左にある駐車場です。
○24時間営業
○8時~17時 30分/150円
○17時~8時 60分/150円
○入庫後12時間までは平日 最大800円
○土・日・祝 最大1,000円(ただし混雑時の5月・11月は全日最大1,000円)
○収容台数 80台(そのうち障がい者用1台と軽自動車専用2台を含む)
◆高尾山薬王院祈祷殿駐車場
高尾山口駅から高尾ICに向かって走り、高尾山入り口の信号を過ぎてすぐ左手にあります。
○受付時間 午前8時~午後4時まで
○収容台数 250台(ただし行事等の都合によりご利用できない日も)
○混雑時以外は車を止めてから受付によって料金を支払い、帰りはそのまま出て行く
【紅葉シーズンはいっぱいで停められないことも・・・】
◆紅葉シーズンは車もいっぱいで、いつもは駅近くの八王子市営高尾山麓駐車場が満車でも、高尾山薬王院祈祷殿駐車場は停められることがおおいのですが、紅葉シーズンの休日で天気が良い日などはここも満車になることも・・・
その場合は電車利用のほうがいいと思いますが、どうしても車という場合はかなり早めに高尾山に来るか、高尾駅周辺にあるコインパーキングに停めて、1駅電車利用するといいですよ。
まとめ
これから高尾山は紅葉シーズンとなるので、かなり混雑すると思います。
紅葉シーズンは平日でも人がいっぱいです。
美しい紅葉を見たくて沢山の人がやってきます。
初心者にもやさしい山ですが、やはりハイヒールでスカートのような服装で行くのはやめましょう。
山を楽しむためにも最低限の必要な用意はしていきましょう。