喪中の時の年末年始って、かなり寂しい思いをしますよね。
いつもは慌ただしく、年賀状を書いたり正月飾りの用意をしたり、お餅やおせち料理のしたくとか、大晦日には年越しそばを食べたり・・・
それが喪中だと、全部ダメ?ってことなのか考えますよね。
一般的なものが正しいとは限りませんが、普通はどうしているかなど紹介したいと思います。
喪中で年越しそばは食べていい?
年越しそばは健康長寿を願って、縁起を担いで食べるようになったとされるものであり、いま生きている家族の健康や長寿を祈るものなので食べてもいいという説が多いですね。
うちも喪中の時でも、年越しそばは食べました。
ただ、地域や家庭、宗教などによって年越しそばもダメという人もあるようですが、最近はあまりとらわれずに食べている人のほうが多いのではないでしょうか。
外で食べるのではなく、家で食べるのなら、他の人が見ているわけでもないので自分たちの判断でいいと思っています。
おせち料理や正月飾りは?
喪中でしめ縄飾りとか鏡餅を飾る人はほとんどいないと思います。
ただ、おせち料理は食べないほうがいいという人や、エビや紅白のかまぼこや数の子などのめでたさをあらわすものを除いて食べるという人、餅などもお正月でなくても食べているので気にしないで食べるという人などいろいろです。
喪中の場合は年始回りなどもないため、ご家族で過ごすことになると思いますが、重箱などに入れないでおせちを食べる人もいるようです。
また地域によっては肉親が亡くなった最初の正月も、(普通なら喪中ですが)いつも通りご馳走を食べて故人と過ごした日々を懐かしむという習慣があるというところもあるんだとか・・・
とくに忌中である50日を過ぎていれば、ご自分でどうしたいかを判断してもいいのではないでしょうか?
もちろん、年長者や親戚などでしきたりにうるさい人がいたりする場合は、忠告に従ったほうがいいこともありますが、お正月に好きなもの、食べたいものを食べることは別にかまわないと思います。
では、うちではどうしたかというと、ずっと11月から病状が悪化していて亡くなったのが12月末近くだったので、もともと正月の準備をするとかの考えも浮かばないような状態でした。
しかも年末で葬祭場がいっぱいで待たされ、告別式が終わったのはあと3、4日でお正月というものだったので、何もしませんでしたね。
昔と違い、今は元旦からお店は開いてますし、普段通りの食事をしてました。
喪中というより、完全に忌中でしたから・・・
でも、忌中だからなのではなく、かなりいろいろ疲れて、正直、何もしたくなかったのでゆっくりと過ごしてました。
年始めに亡くなられた場合などは1年近く経っているので、また違うと思います。
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初詣には行ってはいけない?
初詣は神社の場合は忌中であれば避けましょう。
一般的には神社の場合、忌中でなくても喪中はダメというのが多いですが、お寺の場合は違います。
じつは仏教ではむしろ大切な方を亡くした後だからこそ、手を合わせることが大切だという教えがあるので喪中だからといって、新年のお参りの制限はありません。
ただし、神社ではないので柏手(かしわで)は打ってはいけません。
柏手は神社の参拝作法です。
お寺の場合は合掌してお参りします。
それでもやはり喪中に参拝は避けたほうがいいと言われます。
どうしてもお祝いムードにあふれていますから・・・
知り合いなどにバッタリあった時に、ちょっと気まずい思いをすることもありますからね。
でも自分で気にしないならお寺の初詣は問題ないでしょう。
この辺ではお正月でもお仏壇にお線香をあげるのは普通ですが、地方や宗派などによってお正月はお線香をあげないところもあるようです。
でも、いろいろあるってことは、どれが正しいとかない・・・ってことではと思っています。
お線香をあげて、ご先祖様にも感謝しながら新しい年を迎えたいですしね。
お正月にお墓参りをする人もいっぱいいますよ。
まとめ
現代では昔のしきたりのように喪中を理由に外出を控えたり、いろいろな制限を守っていたら生活できませんよね。
会社でも忌引でも1週間程度しかもらえないというのが多いですし、喪中の考え方も柔軟になっている傾向があります。
あまり人に干渉しなくなっていることも影響があるのかもしれませんね。