家の中の片付けとかしていて、引き出しから古い通帳とか出てくることってありますよね。
使っていない口座で、すでに存在すら忘れている場合も・・・
その口座にお金が残っていても時効を過ぎていれば、休眠口座扱いになっている可能性が高いですね。
使わなくなった口座は解約するか、復活させるか、はっきりしておいたほうがいいかもしれません。
休眠口座を解約したくても印鑑がない場合はダメ?
【休眠口座を復活させる時に印鑑や通帳を紛失している場合】
印鑑・通帳・カードなどを紛失していた場合、銀行名や支店名がわかっていれば大丈夫であることが多いです。
その休眠口座の所有者があなたであることを証明できればいいので、運転免許証やその口座を開いた当時の住所などが証明できれば、銀行のほうで口座番号を調べてくれます。
ただし、銀行によっては印鑑も通帳もカードも紛失していて、なおかつ口座番号もわからない場合はダメということもあるようですが・・・
届出印の印鑑を紛失していても、別の印鑑(シャチハタ以外)を用意していきましょう。
ただ、すべての銀行が休眠口座の解約や復活ができるわけではないので、事前に問い合わせをしたほうが無難ですね。
その際、解約や復活などに必要なものを聞いたほうがいいでしょう。
口座のある支店が遠い場合などは、とりあえず、最寄りの支店に行って申し出をします。
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休眠口座になってしまう時効って何年?
【そもそも休眠口座とは?】
何年も使われていない銀行口座を休眠口座や睡眠口座と呼ぶのですが、銀行などによっても時効の時期が違っています。
また、口座といっても「普通預金口座」・「定期預金口座」・「総合口座」などがありますよね。
目安は一応ありますが、銀行によって違いがあるようです。
では、休眠口座になったら、その口座の預金はどうなるのでしょうか?
全国銀行協会などの内規により、その預金は銀行の収入になります。
ただし、基本的に多くの銀行などでは通帳や印鑑を持っていって窓口で手続すれば、払い戻しが受けられることが多いですね。
※現時点では10年・20年経過した預金でも引き出しが可能な銀行が多い
※例外 民営化前の郵便貯金や独自でルールを決めているりそな銀行
※民営化前(2007年9月30日以前)の郵便貯金には、郵便貯金法が適用される
※通常郵便貯金と通常貯蓄預金ついては最後の取引から10年経過後に休眠口座になるが、請求があれば払い戻しができる。
◎りそな銀行
※最後の取引から2年以上、一度も預入や払出がない普通預金口座(総合口座を含む)は休眠口座として取り扱う
※休眠口座になった場合、事前に文書で届け出の住所あてに連絡する
※解約や再利用がないときは、休眠口座管理料(年間1200円)を引落す
※残高不足で引落し不能となったら自動的に口座を解約する
※残金が1万円以上や同一支店に定期預金などの預入があったり、借り入れがある場合は対象外
《郵便貯金法》
◆定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金が、満期の翌日から20年間引き出しの請求がない
◆文書で知らせてもなお引き出しが行われないと、その2か月後に権利が消滅する
休眠口座を復活や解約する時、手数料はかかるの?
休眠口座を復活させたり、解約する時の手数料は銀行によって違いがありますので事前に問い合わせたほうがいいでしょう。
手数料が無料な銀行もあれば、新しい通帳代に1,500円程度かかることもあるようです。
また銀行によっては解約する時に休眠預金を振込で・・・と言って振込手数料が請求されることも・・・
でも残高が少額な場合は手数料を引かれたらほとんど戻ってこないこともあります。
払い戻しは現金でしてくれる銀行もありますから、こういったことも問い合わせたほうがいいですね。
【合併前の銀行名】◎旧銀行名
◆りそな銀行
◎あさひ銀行・大和銀行・協和銀行・埼玉銀行・共和埼玉銀行
◆三菱東京UFJ銀行
◎三菱銀行・東京銀行・UFJ銀行・三和銀行・東海銀行
◆みずほ銀行
◎第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行
◆三井住友銀行
◎三井銀行・住友銀行・太陽神戸銀行・さくら銀行
※引き継ぎ先の銀行は、全国銀行協会相談室(0570・017109)で照会できます
【休眠口座を解約や復活する時に必要なもの】
◆登録の印鑑(紛失の場合は別のシャチハタ以外の印鑑を用意)
◆通帳
◆本人確認書類など(パスポートや免許証)
※住所が変わっていたり姓がかわっているときは公的な証明書類が必要な場合もあります。
まとめ
休眠口座の預金は、毎年約850億円も発生しているそうですが、預金者に払い戻されているのは4割程度しかないそうですね。
うちでも以前、使わない通帳があって全部整理しました。(休眠口座になる前ですが・・・)
住所を変更したら、銀行などの金融機関などにも必ず、住所変更の手続をしておいたほうがいいですね。
また、もう使わないという通帳はすみやかに解約したほうがいいと思います。
残高がけっこうある休眠口座は面倒でも手続をすれば、払い戻しされることが多いので手間の価値はあると思います。