来年、小学校に入学するお子さんがいる場合はランドセルの購入について考える時期ですよね。
ランドセルは6年間使用するので、丈夫なものを選びたいと思いますが、よく売れている価格帯でなくても6年間使うことが出来るものが多いようです。
ただ、小学校1年生と6年生では体格もかなり違ってきます。
もちろん、好みも・・・
そういったことを踏まえてランドセル選びのポイントをおさえつつ、お子さんの好きなものを選んであげたいですね。
ランドセル選びで小柄な子供の場合の選び方
【ランドセルについて】
◆天然皮革
牛革やコードバンなど
※コードバンとは本来は農耕馬のお尻の一部から採れる革のことで、世界でも1カ月に数千頭分ほどしか採れない貴重なものであり、さらに1頭から1~2枚しかとれない
※キメが細かく美しくとても丈夫なため、かぶせに使われる最高級の素材
(現代では農耕馬はいないので食肉用としてごく少数生産されている馬から採られている)
※天然皮革は合成皮革に比べて重い
※雨や汚れの手入れもマメにしないと痛むことがある
◆合成皮革
クラリーノやベルエースなど
※「丈夫・軽い・安い」と三拍子揃った素材
※現在作られているランドセルの70%以上に使用されている
※雨にも強い
◆ランドセルの重さ
平均、1000g~1500gの範囲が一般的
◆大きさ
A4幅対応のものになっているのがほとんど
※国内のメーカーでA4版の書類サイズが入らないものはまずない
基本的に天然皮革のランドセルを選んでも合成皮革のランドセルを選んでも、6年間の使用に耐えうるように作られているものがほとんどですね。
ですからメーカーも6年間保障をつけているものがけっこうあります。
【ランドセル選びのポイント】
◆6年間安心して使える丈夫なもの
◆ランドセルの重さそのものより、背負った時の体感重量が大事
※とくに小柄な子供の場合は重さよりこれが大事なポイントなので購入する時は必ず子供に背負わせてみる
◆ベルトの付け根部分の金具や糸をしっかりした丈夫なものを使っている
※ここが一番故障が多いため
◆天使の羽 フィットちゃん 妖精のつばさ
「天使の羽」「フィットちゃん」「妖精のつばさ」などは「はね内臓タイプ」のランドセルのことで、肩ベルトの上部に板バネのような樹脂プレートを内蔵しています。
それによって身体とランドセルをより密着させるしくみのこと(部品の機能の名称)
※小柄で体力のない子供に向いている
※ただし、高学年になってから体格が良くなると窮屈に感じるようになる場合もある
※寝かせておいた時にベルトがたたみにくい傾向がある
◆色やデザイン
小学校に入学する時はカワイイキャラクターデザインが良くても、高学年になったら好みが変わるので、そこのところもよく考えて決めたほうがいい
◆保証や修理についてチェックしておく
※ほとんどのメーカーが6年間保障(無償保証)をつけていても、故障の原因によっては有料の場合がある
※修理期間に2~3週間かかることが多いので代替品の貸出などがあるか?
(6年間ランドセルのみ使用することが決まっている小学校などはとくに注意が必要)
※通常は購入店舗が修理などの対応をするので、贈答品等の場合は購入店舗の確認なども必要な場合がある
小柄なお子さんでも、ほとんど通常のランドセルを購入することが多いですね。
なかには1000g以下の軽量の物もありますが、重さより背負った時の体感重量は大事です。
楽に、軽く感じるものを選んだほうがいいでしょう。
最初は大変そうに見えてもほとんどの子供は慣れますね。
ただ、ランドセルに入れる筆箱とかは、子供が小さくて体力のないうちは軽量のシンプルなものを選んだほうがいいかもしれません。
教科書とか入れるとけっこう重くなりますから・・・
スポンサードリンク
ランドセルの価格ってどのくらいが主流?
あまりにも安価なものは6年間の使用に耐えられない場合もありますから注意したほうがいいですね。
【ランドセルの価格】
◆一番売れる価格帯
◎ 30,000円~40,000円
◆次の売れ筋の価格帯
◎ 40,000円~50,000円以下
◆その次の価格帯
◎ 30,000円未満
◆50,000円以上
一般的には3万円台のランドセルが一番売れていますので、各メーカーもこの価格帯のものは色やデザインなど豊富に揃えています。
50,000円以上するものは有名鞄店のランドセルなどが多く、天然皮革を使ったものなどもこの価格帯になります。
土屋鞄や池田屋などは有名ですね。
デザインはシンプルなものです。
ランドセルを購入する時期で多いのは・・・
ランドセルの購入は年々早くなってきています。
◆購入時期 7月~10月が多数 80%
お盆などで帰省した時に祖父母に購入してもらう人も多いようですね。
メゾピアノなどのブランドランドセルの場合、人気のデザインや色は早くに完売になります。
ブランド物のランドセルが購入希望なら、早めにチェックした方がいいですよ。
また、土屋鞄などはカタログ請求をして、今年の場合は2015年6月26日より注文の受付を開始します。
池田屋のオリジナルランドセルは楽天でも購入できます。
祖父母ではなく親が購入する場合は、子供が年長の時の12月~2月に購入することも多いようです。
この場合はあまりランドセルにこだわりがないなら安く購入できる可能性が高いですね。
2月くらいですとおまけとかつくこともあります。
ただ、色とかデザインとか、好みのものは売り切れている可能性も高いですが・・・
とにかく安く、お得に購入したい人は年が明けてから購入するのがいいようですね。
まとめ
刺繍などをほどこしたランドセルは、強度の点や水が入ってくることにちょっと問題もあるようです。
日本では小学生のアイテムという認識ですが、海外では大人が丈夫なカバンとして愛用している人が増えているそうです。
ハリウッド女優で歌手の、ズーイ・デシャネルさんが赤いランドセルを背負っていたことが、海外でのランドセルブームに火をつけたとも言われてますね。
それだけではなく、日本のアニメを見て、ランドセルの魅力に気がついたとも・・・
海外で日本のアニメが人気ですからね。
海外では大人がランドセルを背負っている画像がたくさんありますが、さすがに日本でランドセル背負ってたらアブナイ人のレッテルを貼られる可能性が・・・