膝が痛い急に歩けなくなった時、内側が痛む場合は鵞足炎の可能性が

運動後や山登りの後とかに膝が痛くなったというのならなんとなく納得できるのですが、普通の日常の動作をしていた時に急に膝が痛くなって歩けなくなることがあります。

とくに思い当たるフシがない時は、かえって不安になることもありますよね、悪い病気じゃないか?とか・・・

膝が急に痛くなった時に膝の内側が痛む場合には鵞足炎(がそくえん)の可能性もありますよ。

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膝が急に痛くなって歩けない 膝の内側が痛む時は鵞足炎の可能性が・・・

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階段を降り始めた途端、急に膝が痛くなって歩けなくなる経験をしたことがある人もいると思います。

膝って上る時より、降りる時のほうが負担がかかりますよね。

よく膝が痛む原因として病院で受診しても「使いすぎ」と言われることもあると思いますが、スポーツもしていない人などは「使いすぎ」では納得出来ないこともありますよね。

膝が痛むときに膝の内側に痛みがある時は「鵞足炎(がそくえん)」の可能性があります。

縫工筋(ほうこうきん)・薄筋(はっきん)・半腱様筋(はんけんようきん)という3つの筋肉がくっついている部分が「鵞鳥の足」のようなかたちをしているんですね。

そこから「鵞足」と呼ばれるようになったようです。

この「鵞足」の部分に起きる炎症のことを「鵞足炎」といいます。

普段、スポーツをしていなくても日常生活で立ったり座ったりの動作で、股関節とか膝を動かすのに使われています。

膝の痛みが出てくるのは、通常は50代以降の中高年の人に多いといわれています。

ただ、「鵞足炎」の場合はスポーツも影響しますので、中高年の人だけでなく若い人でもなります。

鵞足炎の場合は痛みが出るのが膝の内側というのが多いんですね。

その痛みが出るのが階段の上がり下りや正座した時、床に落ちたものを拾うときなど、ちょっとした動作が引き金になって痛みが出て、歩けなくなることがあります。

軽症のうちは安静にしていればよくなることもありますが、日常の体の使い方に問題がある場合は重症化しやすくなるので注意が必要です。

また、膝の内側が痛むだけではなく、膝関節全体が腫れている場合は他の疾患も考えられますので、きちんと病院で受診してもらうことが大切ですね。

膝の内側が痛む場合でも「タナ障害」の場合もあります。

膝のお皿と太ももの骨との間にある膜が炎症をおこすもので、比較的お皿の内側に圧痛が出る場合が多いですね。

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鵞足炎の原因 40代以上に多いのは

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運動も特にしていない場合、40代以上で鵞足炎の可能性が高い場合は普段の体の使い方に問題がある場合もあります。

とくに姿勢に問題があることが多いですね。

 

イスなどに座っている時にいつも足を組んで座っていませんか?

足を組む時、いつも同じ足を上にしたりしていませんか?

立っている時でも、片方が足に重心をかけたような姿勢が多くありませんか?

荷物を持つ時なども、いつも同じほうの手を使っていませんか?

運動をしないために太ももの筋力が落ちていませんか?

いつも猫背で仕事をしていませんか?

床に座る時に横座りをしていませんか?

 

体の使い方が偏っていると、体が歪み、あちこちに支障が出てきます。

消化不良や体力低下、免疫力低下も・・・・

年配の人が膝が痛くて正座できなくなったのを見ても、自分はまだまだ若いから・・・とかあまり身近な問題として感じていなくても、長年の間違った体の使い方で、突然、痛みが発症することもあるので注意が必要ですよ。

マラソンや登山、ウォーキングなどをやっている場合は、安静にしてあまり膝を使い過ぎないように注意すればいい時もありますが、日常生活の体の使い方が問題の場合は、普段の姿勢などから改善していかないと鵞足炎が良くなるどころか、悪化することもあるので膝の痛みは体からの警告としてきちんと改善していかないといけませんね。

じつは40代以上、とくに50代から60代以上の場合は病院を受診しても「変形性膝関節症」と診断されることも多いのですが、じつは「鵞足炎」だったということもあるようです。

膝が痛い時に病院に行くなら何科にかかる?

膝が痛い時に内側が痛むから「鵞足炎」かも・・・と思っても、医者ではないのでわかりませんよね。

一般的には整形外科にかかったほうがいいでしょう。

レントゲンなどをとってもらえるので、骨の異常なども診断できますから。

膝の痛みといっても、怪我や事故だけでなく、痛風やリウマチによって膝が痛む原因になっていることもありますが、最初に整形外科にかかれば内科の紹介もしてもらえるはずです。

鵞足炎は軽症の場合は安静にしていれば良くなることが多いですが、姿勢や体の使い方に問題がある場合は、そこを改善しないと再発することが多いんですね。

また、自己診断をして間違った改善法を続けていると、かえって悪化することもあります。

鵞足炎都心出されて軽症の場合、自分できるストレッチなどもありますので、参考にしてくださいね。

【鵞足炎のストレッチ】

まとめ

ちょっと前に階段を降りている途中で膝の内側が痛くなって、歩くのが大変になったことがあります。

ひどくはなかったので安静にして、普段から姿勢に気をつけるようになりました。

とくにすぐ足を組んでしまうクセがあるので、足を組もうとする前に気がついてやめるようになってから、今のところ膝の痛みは起きていません。

足を組んでばかりいると骨盤が歪むこともあるので、いいことないんですね。

運動不足で太腿の筋力も落ちているので、椅子に座ったままでテレビを見ながらでも出来る簡単なストレッチなども始めました。

足の筋力が弱ってくると、片足立ちも長く続けられないし、バランスも崩しやすいので転びやすくなりますね。

今からでも遅くないのではじめておかないと高齢になった時に困りますよね。

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