親などが亡くなった後に遺品整理をしなければならない人もけっこういると思います。
一緒に住んでいたなら、さほど問題は起きないかもしれませんが、亡くなった親が一人暮らしだった場合には、処分するものも多くて大変だと思います。
さらに親が住んでいたのが遠方で簡単に片付けに行けない時もありますよね。
遺品の中でも供養が必要な物もありますから、処分するにしても迷うものもありますよね。
そういう場合も含めて、遺品についていろいろ紹介したいと思います。
遺品の整理の時、供養した方がいいものは?
親が亡くなると、お葬式の準備やらで忙しく、ホッとする間もなく相続の手続きやら遺品の整理やらと、やることがたくさん過ぎて頭が回らなくなることもありますね。
一緒に住んでいたり、近所に住んでいる場合ならまだいいのですが、遠方に住んでいる場合は大変です。
しかも亡くなった親が住んでいたのが賃貸の場合は、すみやかに遺品を整理しないと家賃もかかりますし、次に入る人が決まっている場合などは期日が決められているので困ることもありますよね。
とくに高齢の親が亡くなった場合は、昔は「もったいない」ということで物を捨てる事が少なく、この部屋にこれだけのものが入っていたのかと驚くような量の遺品が残されている場合が多いです。
思い入れのある品物だけでなく、いつか使えるかもしれないと思って、とってあるものも多いんですよね。
遺品の中でもとっておきたいものはアルバムとか日記などがありますが、人によっては処分したい場合もあるかもしれません。
でもゴミとして捨てるには心苦しいですよね。
また、人形やぬいぐるみも供養が必要かどうか、迷うかもしれません。
供養した方がいいものとしては「位牌」「遺影」「仏具」「仏壇」などがあります。
「ご位牌」「遺影」は菩提寺や法要をお願いしている僧侶にお願いして「魂抜き」をしてもらったほうがいいですね。
もしそれが難しいようなら、仏壇店などに相談するといいと思います。
とくに大きな仏壇とかは仏壇・仏具店などに頼むか、菩提寺などに頼むことになると思います。
仏具店などに依頼する場合は供養を含めた費用がどれくらいかかるのか、きちんと確認した方がいいですね。
依頼する店によって価格がかなり異なりますし、思ったより高額になる場合もあります。
また菩提寺に頼む場合は「お布施」という形になることが多いと思いますが、これもお寺によってさまざまですから、事前に伺ったほうがいいでしょう。
人形やぬいぐるみなどは白い紙に塩をふって清めて包み、他のゴミとは別にしてゴミとして処分しても大丈夫です。
それでも気になる場合は人形やぬいぐるみなどを郵送すると供養して処分してくれるお寺などがありますので、そういったところに頼むといいですよ。
⇒■関連記事 引っ越しや片付けでぬいぐるみや人形をを処分したけどどうしたらいい?
供養をしてもらったけど、やっぱり処分しないで持っていたい・・・
でも家の中に置くスペースがない・・・
そんな場合は都心部には「トランクルーム」があるので、そういったところを利用してもいいですね。
コインロッカー式の価格も安いものから、ある程度大きな荷物を入れられるスペース、女性専用など、いろいろありますから近くにあれば納戸代わりに使うこともできます。
念のため遺品整理業者に任せる時などは、事前に料金についてや評判なども確かめたうえで申し込んだほうがいいですね。
なかには悪質な業者もいますので・・・
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遺体を寝かせていたお布団はどうする?
亡くなった時に葬儀までの間、遺体を寝かせていたお布団をどうしようか、迷うことがあるかもしれません。
これは地域性もあるので一概にこれが正しいですとはいえません。
亡くなられたご遺体を寝かせたお布団一式はすべて処分するという人(地域)もいます。
また、お布団が新しい場合はシーツなどは洗い、お布団は干してから使うという人もいます。
また打ち直しをしてから家族が使う場合もあります。
とくにご夫婦のうちのどちらかが亡くなられた場合などは、とくに続けて使うことも多いようです。
処分する場合は専門業者や葬儀業者などに依頼して処分するという人もいれば、市区町村の粗大ゴミとして処分する人もいます。
たしかに亡くなった人が寝ていた布団だと気味が悪いという人もいると思いますが、病院などのベッドなどは多くの方が亡くなっても、その都度マットや布団を処分したりしてはいませんよね。
ましてや亡くなったとはいえ、大切な家族だったのですから、使いたいと思う場合は使う、処分したいなら処分するでいいのではないでしょうか?
使いたい人に処分を強要する必要もありませんし、逆に処分したい人に使い続けることを強要するのもどうかということですね。
遺品の中の粗大ごみや不用品の処分方法は?
亡くなった親が一人暮らしをしていた場合などは、大きな家具や家電なども処分しなければならないこともありますよね。
まだ新しい物はご自分で使ったり、形見分けということで親戚などに引き取ってもらったりする方法もあります。
亡くなられた後に相続するのが子供一人とかの場合はさほど問題になることもないと思いますが、相続人が複数人いる場合は遺品も相続が終わるまで処分できないことがありますから注意も必要です。
遺品整理で形見分けをしたあとでも、処分しなければならないものがたくさんある場合もありますよね。
なかにはトラック一杯分くらいの荷物を整理しなければならないこともあります。
家電の中にはリサイクル料金がかかるものもありますよね。
エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫です。
こういったものも含めて、パックで処分してくれる業者もあります。
東京・神奈川・埼玉・千葉などにお住まいの場合はダストマンなどは定額パックなどのプランが用意されています。
かご車パックや軽トラパック、1t平トラックパックなどが用意されていますから、処分品が多い場合はそういったものを利用すると便利です。
遺品の中でも自分では必要なくても価値が有るものがあるかもしれません。
そういう時はゴミとして処分すればお金がかかることもありますが、着物とかブランドのバッグとか時計やコレクション品など、意外に価値がある物があったりしますから、処分前に買取業者に査定してもらう方法もありますよ。
自分では不用品にしか見えないものも、けっこう高値で買い取ってもらえることがあるようです。
まとめ
亡くなられた人が親でもパートナーでも、遺品を整理するのって大変ですね。
とくに見覚えのあるものや思い出のある品物などを見つけると、手が止まってなかなか片付けが進まないことも・・・
処分しなければならないものでも、記憶にとどめておきたい場合はデジカメなどを使って写真をとっておくという方法もあります。
データをDVDなどに保存しておけば、場所も取らないし便利です。
また故人が使っていたお箸とか茶碗とか、日頃よく使っていたものを処分する場合などで気になる場合は、人形やぬいぐるみを処分するときと同じように白い紙に包んで塩をふって清め、他のゴミと一緒にしないで(自治体の決まりに従って)ゴミとして処分します。