昔は保存目的もあって、野菜や果物を天日に干して乾燥させたものを保存していましたね。
今でも野菜を乾燥させて作るものもいろいろありますが、住んでいる地域や条件によって「天日干し」ができないこともありますよね。
そういう時はフードドライヤーなどを利用すると便利です。
使い方は簡単で、色もキレイに仕上がるのでいいですよ。
野菜や果物を乾燥させることが出来るフードドライヤー
【フードドライヤーのメリット】
フードドライヤーとか、ドライフルーツメーカーなどを呼ばれているものが人気になっていますよね。
野菜や果物は干すことによって甘みや旨味が増えるので、半生に干して使うこともできます。
平らなざるや干し野菜用のネットとかを利用して作るのが一般的です。
マンション住まいや排気ガスがひどいところでは、残念ながら外干しは難しいかもしれません。
でも室内に干した場合、風通しが悪く、乾燥させるのに時間がかかりすぎてカビさせてしまうことも・・・
そういう時に便利なのがフードドライヤーとかドライフルーツメーカーなんですね。
このドライフルーツメーカーやフードドライヤーは、安いものだと5,000円以下で購入できます。
私が使っているのも5,000円以下のものですが、機能は十分ですよ。
天候を気にしないで、しかも早く乾燥させることができます。
外には干せないけど天日に当てたいという場合は、野菜や果物をのせてセットしたトレイをガラスごしに少しの時間置いてから乾燥させても・・・
【タイマーの購入をオススメ】
ただ、タイマーがついていないので自分でタイマーを買ったほうがいいと思います。
タイマー付きのフードドライヤーもありますから、それを購入してもいいかもしれませんが、コンセントに差し込むタイマーは1,000円もしないのでタイマー付きにしなくてもいいのではないかと思います。
本格的に作りたい人は価格が高くてもいいものを購入したほうがいいかもしれませんが、自宅で時々使う目的なら安価なタイプでも十分だと思います。
【ビーフジャーキー作りは要注意!】
「ビーフジャーキー」を作りたい場合は注意が必要です。
肉などの場合は0157の繁殖を防ぐために63℃で8時間以上の乾燥が必要となっていますが、それで万全とは言えないのではじめて使うのにビーフジャーキー作りはオススメではありません。
野菜や果物、ハーブなどを乾燥させることから使ってみるといいと思います。
時間がかかると電気代が心配という人もいるかもしれませんが、24時間つけっぱなしでも100円~150円くらいという目安がありますから、そんなに気にしないで使えますよ。
【フードドライヤーのデメリット】
使い方は簡単で、温度設定してコンセントに差し込んでスイッチを入れてすぐ使えますが、問題になるのは大きさだと思います。
かなり大きいんですよね。
重くはないので持ち運びは別に大丈夫ですが、収納場所や使う時の場所を考える必要がある場合も・・・
うちではキッチンではなく、別の部屋において使ってますが・・
大きさ以外はそんなに気にならないと思います。
使いはじめるとかなり便利ですよ。
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ハーブを乾燥させてスパイスとして使う
フードドライヤーは私が購入したタイプはトレイが5段になっています。
乾燥させたいものが多ければ全部使うこともありますし、少ない時は1段でも使えます。
ただ、何段か重ねて使う時は下の段から早く乾燥するので、様子を見てトレイを入れ替えたほうがいいですよ。
ハーブのような「葉」のタイプはけっこう短時間で乾燥します。
ミント・シソ・バジルなどやどくだみなども乾燥させてお茶にして飲むこともできますね。
ローズマリーなども乾燥させて、いろいろ料理に使っています。
スパイスとして使うハーブなどは、半乾きですとカビたりする可能性もあるので、しっかりパリパリに乾燥させます。
たくさん作った時は小分けにして「真空パック器」で保存します。
通常は乾燥剤を入れた瓶などに入れて使っています。
温度の目安は付属の説明書にも載っていますが、やはり使いながら変えていったほうがいい場合が多いですね。
ハーブや葉物類は比較的低い温度で乾燥できます。
【温度調節の目安】
◆ハーブ類
◎ 35℃~40℃
◆葉物類
◎ 40℃
◆パン(ラスク作りなど)
◎ 40℃~45℃
◆野菜類
◎ 50℃~70℃
◆果物類
◎ 50℃~70℃
時間に関しては室温・湿度・食材の厚さ・食材の水分・食材の大きさなどに左右されます。
私が使っているフードドライヤーは長時間使う場合、8時間程度でいったん止めて、食材が冷めてからまた使うように注意事項があります。
忘れて12時間位使ってしまったこともありますが・・・
ローズマリーやホーリーバジルなどのハーブは短い時間で乾燥しましたが、ドライトマトはちょっと時間がかかりました。
12時間使って冷まし、次の日にまた8時間、次の日に4時間位だったでしょうか?
でもしっかり乾燥したので、乾燥剤と一緒に瓶に入れ、使う時は酢入りのお湯で戻してから使います。
ドライトマトはとても良い香りがするんですよね。
夏場など、ミニトマトをたくさん作っている人はドライトマトにしておくといいですよ。
冬なら切り干し大根やハスもいいですし、ゴボウもいいですよ。
ゴボウもしっかり乾燥させてゴボウ茶として飲んでもいいですし、粉末にして料理にも使えます。
カラカラに乾燥させたら粉末にすると使い勝手も便利
ミントなどのハーブやどくだみのようなお茶にしたいものはカラカラに乾燥させるとミルサーで粉末にするといいですよ。
乾燥させた状態のものよりも粉にするとほんとに少量になるので、保存するときに場所にも困りませんし、お湯を注ぐだけで飲めますしね。
きのこ類や葉物野菜などをカラカラに乾燥させたものを、粉末にしてゴマなどと合わせてふりかけもできます、
桜えびとかカリカリのジャコとかも粉砕して混ぜても美味しいですよね。
ミルサーもいろいろありますが、イワタニのミルサーなどは有名ですね。
コーヒーを挽いたりすることもあります。
ホントはコーヒー豆は手動がいいというので、手動の手軽なものも持っていますが、けっこう力を使うのでミルサーでやってしまうことも・・・
粉末にすると何だかわからなくなるので、ネームランドでラベルを作って瓶や袋に貼っています。
まとめ
タイマーは時間が来たらスイッチがオフになることにも使えますし、逆にスイッチがオンになるようにも使えるので便利ですよ。
別にフードドライヤーじゃなくても、他のものにでも使えます。
以前はネットに入れて野菜とか干してましたが、フードドライヤーは色がキレイに仕上がりますね。
フードドライヤーは「アイシングクッキー」を作る人にもオススメです。
ストレスなく乾き、にじみとかのトラブルも起きにくいんですよ。
アイシングクッキーで使う場合は35℃~40℃で、5段重ねのまま、上の段や多ければ上から2番めの段くらいを使用するといいですよ。
下のほうが高温になるので・・・・