清川村煤ヶ谷は神奈川県愛甲郡にあり、宮ケ瀬湖の近くにあります。
その煤ヶ谷にある龍伝説で、雨乞いの龍の行事は昭和4年を最後に一時期途絶えていましたが、昭和61年に復元し、清川村の伝統行事「青龍祭」として受け継がれています。
この祭りの最大の見どころは龍の昇天の儀式「昇龍の儀」です。
清川村 第30回 青龍祭
【清川村 第30回 青龍祭 2016】
◆開催日程
◎ 2016年(平成28年)8月11日(木・祝)
◆開催時間
◎ 13:40~20:30
◆開催場所
◎ 入魂式 13:40~
・清川村立緑小学校
◎ 青龍パレード 14:30~
・清川村立緑小学校~清川村運動公園
◎ 青龍祭 本祭 17:30~20:30
・開幕セレモニー
・アトラクション(幼稚園遊戯、フラダンス、空手演武など)
・降龍の儀(青龍太鼓演奏)
・青龍の渡御
・昇龍の儀(青龍太鼓演奏、青龍への点火)
・花火
◎ 閉幕宣言 21:30
◆問い合わせ
◎ TEL 046-288-1215
雌龍と雄龍の体のもととなるのは「竹」で、毎年1月下旬頃に竹を切ります。
カヤも肥料をあげながら青龍祭のために育てていきます。
青龍祭のための龍作りには、多くの村の人の協力で作られているんですね。
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煤ヶ谷の龍伝説 祈願札に願いを書こう
【煤ヶ谷の龍伝説】清川村ホームページより
その昔、煤ヶ谷を流れる小鮎川の淵に隊長が20mもある大きな雌と雄の龍が住んでいたそうです。
龍はとても仲がよく、会うために雨を降らせて川の水をいっぱいにしていたそうです。
やがて龍は結婚し、天に昇っていってしまったそうです。
そののち、江戸時代の天保の頃に、日本中、日照りが続いて煤ヶ谷でも稲は枯れてしまうし、穀物は実らずで本当に困り果てていたそうです。
そんな時にひとりの若者が龍の伝説を思い出し、「雌雄の龍を作って龍がいた淵に沈めたらどうか?」という提案をしたそうです。
なすすべもなく困っていた村人たちも賛成し、すぐに蛇籠(じゃかご)で雌雄の龍を作って、それぞれの龍がいた淵に沈めたんだとか・・・
すると龍に願いが届いたのか、三日三晩雨が降り続いたそうです。
それ以来、日照りが続く年には竹で編んだ夫婦龍を作って、「雨乞いの行事」をするようになったみたいですね。
【祈願札】
青龍祭のクライマックスともいえる「昇龍儀式」は打ち上げ花火と青龍太鼓の連打の中、多くの「祈願札」を体中につけた龍に点火され昇龍します。
龍につけられる「祈願札」は当日販売されます。
「祈願札」にはご種類あります。
◆家内安全
◆交通安全
◆学業成就
◆商売繁盛
◆自由札(自由に書き込める札)
「祈願札」は1枚 100円です。
願いを込めて書き、龍の体に結びつけます。
昇龍の儀式は夜ですから、夜の闇の中、巨大な夫婦の龍が炎に包まれ、炎とともに天に昇っていく光景はとても幻想的です。
そしてあなたの願いも、龍が天に届けてくれるように見守ってください。
龍伝説は世界中にありますが、日本各地にも伝説がたくさん残っています。
とくに日本において、龍は雨を降らす力がある水神として伝えられているものが多いですね。
青龍祭会場へのアクセス
【入魂式とパレード】
◆最寄り駅 小田急小田原線本厚木駅
◎ 神奈中バス利用 厚20 厚21 系統 5番乗り場
「小学校前」停留所下車
【本祭】
◎ 「別所温泉入り口」停留所下車
「別所温泉入り口」のほうが本厚木駅寄りです。
「小学校前」の次は「清川村役場前」で本厚木駅から約40分程度かかります。
すぐ近くには「道の駅 清川」があります。
終点の宮ヶ瀬には本厚木駅から約70分程度かかります。
◆車利用
本祭会場付近は駐車場がありません。
ですから車で行く場合は徒歩約20分の「清川村役場周辺」の駐車場を利用することになります。
◎ 道の駅清川 第1駐車場(原下駐車場)普通車 70台
◎ 道の駅清川 第2駐車場 普通車 6台
◎ 清川村役場 普通車 30台
駐車場に限りがあるので、遅く行くと駐車できない場合があります。
まとめ
道の駅清川の1階には清川村の特産品の「清川恵水ポーク」や「きよかわ自然薯」「清川茶」「清川ゆずスパークリングワイン」をはじめ、地元の新鮮野菜や手作りパンなどが販売されています。
おみやげコーナーもありますよ。
2階には工芸品コーナーがあります。
宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬湖)にも近いので、午前中は宮ケ瀬で遊び、午後から青龍祭を見るというスケジュールにしてもいいでね。
本祭会場近くは「別所温泉」「飯山温泉」「七沢温泉」があり、泊まりがけでいくのもいいかもしれません。