2019年台風19号の影響で緊急放流を行った城山ダムについて紹介します。
城山ダム
城山ダムでは台風19号によるダムに流入する水量が増え続けたため、当初17:00に緊急放流が行われると発表され、その後22:00に変更になり、さらに実際には21:30から緊急放流が開始されました。
城山ダムは1965年(昭和40年)に完成したダムですが、緊急放流が行われたのは初めてです。
ちなみにダム湖の名前は「津久井湖」です。
相模川の洪水調節や横浜市・相模原市・川崎市、湘南地域への上水道・工業用水の供給が行われています。
揚水発電用のダムとして利用されていて、「城山発電所」が本沢ダム湖(城山湖)を上池、城山ダム湖(津久井湖)を下池としておもに昼間の電力消費用に発電が行われています。
電力会社ではなく、地方自治体による揚水発電所となっています。
城山ダムの天端は国道413号が走っていて、これは「城山大橋」と呼ばれています。
国道413号は橋本駅方面から相模湖方面に向かう時に利用する幹線道路ですね。
「城山ダム」は「県立城山高校」を過ぎるとすぐで、圏央道相模原インターからも近い場所にあります。
津久井湖は釣りをする人も多く人気の湖です。(バス釣りやドーム船でのワカサギ釣りなど)
この津久井湖、今年の4月から5月、ゴールデンウィークの頃は渇水で、貯水量が47%くらいの時がありましたが・・・
また、津久井湖の中央の橋は「三井大橋」といい、神奈川の橋100選にも選ばれています。
10月12日の21:30から行われた緊急放流は13日の01:15分頃に終了したそうです。
緊急放流による相模川周辺の(とくに下流での)氾濫が心配されましたが、なんとか無事だったようでよかったです。
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まとめ
今回の台風19号は日本各地に大きな被害を与えました。
昨日の18:22頃にはさらに地震もあって、けっこう揺れました。
多くの被災した方達には心よりお見舞い申し上げます。
関東のみならず、千曲川決壊の長野や福島のほうまで多くの被害が出たこの台風・・・
本当に気の毒なくらい、多くの家が浸水したり土砂崩れにあったりで悲惨な状況となっています。
千葉県は前回の台風15号の被害がまだ残っている状況での被災ですから、ほんとうに大変だと思います。
毎週やってくる10月になってからの台風・・・今まで経験したことのないようなことが多くて戸惑いますね。