朝になって、目やにが大量に出ていて目が開かないくらいひどく、さらに充血もしている上に、目がゴロゴロする・・・
こんな経験はありませんか?
そんな症状が出ている場合の考えられる原因と対策などを紹介したいと思います。
目やにが大量に出て充血もしていて目がゴロゴロする時は・・・
通常の目やになら、目の縁に少しついていたりするものですが、目が開かないくらいに大量の目やにが出て、充血もある場合は結膜炎である可能性が高いといえます。
これは経験ありますが、ほんとに目が開かないくらいにベトッとした目やにが大量に出るんですよね。
しかも充血もする・・・
目のゴロゴロ感はあまりありませんでしたが・・・
【目やにとは】
目やには目の代謝活動で作られる生理的な分泌物ですが、細菌やウイルスによるものは免疫反応として目やにが出ます。
この場合は通常の目やにと違う場合が多いですね。
結膜炎は眼科の患者さんで一番多いものですが、とくにウイルス性による結膜炎=「流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)」というくらい多いといわれています。
流行性角結膜炎にかかった人の特徴として、朝起きたら目やにで上下のまぶたがくっついて目が開けられなかったということが大半です。
【流行性角結膜炎の症状】
◆目の充血
◆大量の目やに
◆目のゴロゴロ感
◆耳の前のリンパ節が腫れて痛む場合もある
◆風邪のように咳や熱が出る場合もある
流行性角結膜炎はまず、片方の目に症状があらわれ、もう片方にも感染する場合が多いといわれていますが、片方だけですむ場合もあります。
流行性角結膜炎は通常は軽症のまま終わりますが、なかには悪化するケースもあります。
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流行性角結膜炎(はやり目)の原因
【流行性角結膜炎(はやり目)の原因と潜伏期間】
流行性角結膜炎(EKC:epidemic keratoconjunctivitis)はアデノウイルスというウイルスの感染が原因となる病気です。
主として手を介した接触により感染しますが、タオルなどを共有した場合なども感染することがあります。
ただ、感染経路が不明というケースがかなり多いといえますね。
このアデノウイルスは感染力が強く、季節としては8月を中心とした夏に多く、1歳~5歳くらいの小児が多いのですが、成人も含んだ幅広い層で発症します。
このアデノウイルス全般には有効な薬剤がないんですね。
ですから通常は対症療法的に点眼を行います。
また、角膜に炎症や混濁が見られる時は、医師によってステロイド剤を点眼することもありますが、ステロイド剤には緑内障や白内障などを誘発する副作用があるので、経過観察をしながら使うことになると思います。
流行性角結膜炎の潜伏期間は8日~14日くらいです。
徐々にではなく、急に発症することが多いですね。
目やにが大量に出たり、充血が見られる時は眼科医に診てもらいましょう。
流行性角結膜炎の感染対策
【流行性角結膜炎の予防】
◆外出時はなるべく手で目をこすらない
◆外出後の手洗いとうがいは徹底する
【家族の中でかかった人がいる場合】
◆流行性角結膜炎にかかった場合は家族とタオル等を共有しない
◆目を手やタオルで拭かないようにし、ティッシュペーパーや綿棒などを使う
※直接、目やになど拭いたティッシュに手で触れたりしない
◆タオルの代わりにペーパータオルを使う
◆かかった人がお風呂は最後に入る
※浴槽の湯は捨てる
◆流行性角結膜炎にかかった人の洗濯は別にする
◆プールや温泉に入らない
※眼科医が許可するまで禁止
◆眼科医が許可するまで学校は休む
◆ウイルスがついていそうなところをアルコールで拭く
◆目薬をさすときに目薬の先端が触れて、ウイルスが目薬に入る時があるので目薬のさし方に注意する
まとめ
急に大量の目やにがでた時は、感染経路がはっきりしないことが多いので驚きますよね。
私はだいたい2週間位で良くなりましたが・・・
夏ではなくて、どういうわけか3月に2度ほど・・・
3月は風邪をひきやすいんですよね、私は・・・
体調を崩している時も要注意だそうですから、日頃から体調管理はしっかりやっておかないとダメっていうことですね。