更年期とは女性の場合、閉経をはさんで前後10年間をいいます。この更年期も何事も無く終わる人もいれば、体の不調に悩まされる人も多く、個人差の大きいものだといえますね。
その更年期障害が通常なら40代半ば過ぎくらいからではなく、30代や早い人は20代後半からなってしまう場合も・・・
おかしいなって思ったら、医療機関を受診することも大切ですよ。
プレ更年期といわれる「若年性更年期障害」が30代女性に急増中!
【更年期っていつからいつまで?】
女性の場合、更年期というのは閉経をはさんで前後10年間のことです。
45歳位から55歳位までに閉経をむかえることが多く、日本女性の閉経の平均年齢は52歳だそうですから、47歳くらいから57歳くらいまでが更年期の人が多いということですね。
【プレ更年期=若年性更年期障害が30代女性に増えている】
本来なら、40代後半から始まる更年期の症状が、すでに30代で出るのですが、この症状は「早発閉経」の場合だけでなく、「自律神経失調症」や「月経前症候群(PMS)」と似た症状ですので、素人判断はせずに婦人科や更年期外来を受診して検査を受けたほうがいいですね。
【若年性更年期障害と間違えやすいもの】
30代で1年以上無月経状態が続き、閉経を迎えてしまった場合は「早発閉経」で、その場合は30代でも更年期のような症状がみられますが、殆どの場合は若年性更年期障害と判断されることは少ないようです。
40歳よりも前に閉経する「早発閉経」の人は全女性のうち1%ほどの割合でいます。
更年期のような症状は、「月経前症候群(PMS)」や「自律神経失調症」にもみられます。
この場合は20代や30代に限らず、他の年代にも起こります。
更年期障害の有無は血液検査で調べることができますので、早めに婦人科を受診した方がいいですね。
実際に30代で若年性更年期障害が増えているのは仕事のストレスや生活習慣が影響しています。
症状がひどくならないうちに、生活習慣の見直しなどもした方がいいですね。
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若年性更年期障害かなって思ったら、こんな症状があるかチェック!
これって「若年性更年期障害?」と心配になっているあなたには、どんな症状がありますか?
こういう症状がたくさんあったなら、婦人科を受診した方がいいかもしれません。
【若年性更年期障害の症状】
◆イライラすることが多い
◆ほてりやのぼせ(ホットフラッシュ」がある
◆頭痛やめまいがある
◆肩こりがひどい
◆耳鳴りがする
◆動悸や息切れすることがある
◆疲れやすい
◆よく眠れない 眠りが浅い 不眠気味である
◆肌が乾燥しやすくハリがなくなった
◆性交痛がある
◆頻尿である
◆尿失禁することがある
◆食欲不振である
◆便秘、もしくは下痢することが多い
◆手足の冷えがひどくなった
◆やる気がでない
◆うつ気味である
◆月経不順
若年性更年期障害になりやすい原因と対策
【若年性更年期障害って?】
若年性更年期障害は老化によって更年期の時期にみられるさまざまな体調不良などの症状が、20代や30代という若い女性にも出ることです。
ホルモンのアンバランスによって引き起こされます。
女性ホルモンの分泌が乱れている人が急増して、若年性更年期障害の原因となっています。
【若年性更年期障害の原因となるもの】
◆過度なダイエット
◆激しい運動
◆喫煙者
◆過度なストレス
◆太っている
◆痩せすぎている
◆慢性的な睡眠不足
◆体が冷えるような肌を露出した服が多い
◆生活習慣の乱れ
◆バランスの悪い食生活
若年性更年期障害の原因となるものは不妊症の原因にもなりやすいので、早めに改善していったほうがいいですね。
早発閉経で若年性更年期障害の症状が出ているのか、ホルモンバランスの乱れによって起きているのか、きちんと見極めることが大事ですね。
【若年性更年期障害の対策】
◆質の良い十分な睡眠をとるように心がける
◆気がついた時に深い呼吸をする
※更年期障害に限らず、体調不良の時は呼吸が浅くなっていることが多い
◆バランスの良い食事を取る
◆体を冷やさない
◆適度な運動をする
◆規則的な生活を心がける(仕事によっては難しい人もいますが・・・)
◆シャワーで済ませないで湯船に浸かる(血行を良くする)
◆ストレスを発散させることを心がける
◆更年期障害に効果のあるツボを押す
◎ 風池(フウチ) のぼせやほてりに効く
◎ 太けい(タイケイ)
◎ 照海(ショウカイ)
◎ 水泉(スイセン)
◎ 少海(しょうかい)
◎ 太衝(たいしょう)
まとめ
更年期障害は閉経をむかえる前後の女性だけと思われていますが、近年の女性は男性と同じように仕事をバリバリこなしている人も多く、その仕事のストレスなども若年性更年期障害につながっている可能性があります。
早期に閉経してしまうと骨粗しょう症の心配、うつになりやすいなどの心配もありますね。
病院での治療としてはホルモン補充療法(HRT)が主流のようです。
生活習慣や食事の改善は健康維持にとっても大切ですから、これを機会に見直したほうがいいですね。