突然の訃報が届いて、親しくしていた人だった場合や親戚などの場合は自宅にかけつけることも多いと思います。
亡くなった方のご家族がはじめての葬儀となった場合に、しきたりなどを知らない場合やそこまで頭がまわらないこともけっこうありますよね。
枕花と供花の違いについてもよくわからないこともあると思いますので、紹介したいと思います。
枕花と供花の違い
【枕花(まくらばな)】
枕花は故人の枕元に飾るお花です。
枕花は故人の身内の人や、生前親しくしていた人などが贈ることが多いですね。
通常は自宅に持っていくことがほとんどですが、病院などで亡くなってから、そのまま葬祭場にご遺体を運ばれるケースも増えていますので、その場合は葬祭場へ届けます。
亡くなってからお通夜まで枕元に飾ります。
お花の状態や地域によっても異なりますが、式場へも持っていくことが多いですね。
枕花は葬儀が終わった後も忌明けまでの間、自宅の「後飾り」の脇にお花を飾ります。
【供花(きょうか くげ)】
供花は告別式などの祭壇に飾る花です。
贈り主の名前が目立つように記され、故人に対して親族・一般・会社関係の方などが供えする花です。
一般的に通夜・告別式に花を贈る場合は供花のほうが多いです。
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枕花として使われる花の種類や色について
【枕花を頼む時の注意点】
枕花は葬祭場や葬儀社なども扱っている場合が多いです。
ご自分で花屋に行って注文し、持参する人も多いですが・・・
◆価格
だいたい5,000円~20,000円くらいです。
ご自宅に届けてもらう時に多いのが10,000円くらいの枕花ですね。
盛花(もりはな)、籠花(かごばな) のようなアレンジのお花が多いです。。
札を立ててもらう人もいますが、自分で持っていく人は名札等はつけないことが多いですね。
一対が基本ですが、一基贈る場合もあります。
◆色
色は一応、白を基準にしますが、白以外の色を入れることもあります。
その場合でもやわらかい色合いのものを選ぶといいでしょう。
◆花の種類
とくに決まりはありません。
百合・グラジオラス・ラン・カーネーション・カラー・白菊などが使われることが多いですが、キリスト教の場合はおおぶりの白菊はあまり使われないようです。
故人が好きだったお花を選ぶ場合は、そのご家族とも親しい時にはいいかもしれません。
◆枕花であることを注文時に告げる
お花屋さんに頼む時は「枕花」であることを告げると一緒に金額に見合う花を選びながらアレンジしてもらえます。
通常の枕花のマナーなどでは盛花や籠花となっていますが、私の親戚などでは花束のようにして持って行き、そこの家の花瓶にいけることが多いんですよね。
近所の人なども亡くなってすぐ、お線香をあげに来るときなどにあまり大げさでない枕花の花束も持参してくる場合がけっこうあります。
親戚が亡くなってかけつけたら、まだお花が何もなくて花瓶はあるからということで近くの花屋さんに枕花を買いに行ったこともあります。
白だけだと寂しいので、薄いピンクや薄い紫の色の花を混ぜてもらいましたね。
供花を頼む場合の注意点など
【供花を頼む場合】
訃報が届いてから、お通夜や告別式などの連絡の時に葬儀社や葬祭場の名前なども伺うことがあると思います。
葬儀社の斎場などで葬儀を行う場合、決まった業者のみの扱いで、供花の持ち込みは断られる場合があります。
ですから供花を頼む場合は、事前に確認した方がいいでしょう。
また、親族での密葬とか、故人の遺志などによって供花を辞退することもありますから、やはり事前に確認したほうがいいですね。
事前の確認は必要ですが、供花を頼む時は亡くなられたかたのご家族に頼むより、葬儀社や葬祭場などに頼んだほうがいいと思います。
ご家族はただでさえ、いろいろと忙しいですから・・・
◆供花の金額の相場
供花の金額の相場は一般的には一基 10,000円~15,000円です。
葬祭場のランクによっては20,000円~25,000円くらいのところもあります。
また地方によってはもう少し安い場合もありますね。
供花は最近は供花スタンドで申し込むことがほとんどですが、なかには二段供花スタンドで申し込む人もいます。
二段供花スタンドの供花の価格は30,000円が相場と言われています。
◆名入れ
供花の芳名名札の名入れは通常4名まで連名できます。
もっと多くの人数で贈る場合は「〇〇一同」とかで贈るといいでしょう。
まとめ
供花はけっこう贈った人もいると思いますが、枕花は親しい人がなくなった時の場合が多いので、あまり馴染みがない人もいますよね。
うちのほうの親戚とかは大きな花瓶を用意してある家が多いので問題にはなりませんが、大きな花瓶がない場合もあるので、通常は籠花のほうがそのまま飾れるので便利です。
多くの場合、豪華な感じになるので百合を入れますが、なかには匂いが苦手という人もいるんですよね。