毎年節分の日には西新井大師で日本でも第最急のだるま供養が行われます。
数万のだるまのお焚きあげは見事なものです。
西新井大師だるま供養 2017
毎年、2月3日の節分の日に西新井大師ではだるま供養が行われます。
集まった数万のだるまのお焚きあげはとても迫力があります。
山伏のほら貝がひびいて、読経とともに火がつけられ、つとめを終えた大小のだるまが燃えていきます。
供養は古だるまだけでなく、古札も一緒に供養されます。
午前中にだるま供養が行われ、午後からは一年の無病息災を願って豆まきが行われます。
西新井大師のだるま供養は昭和29年(1954年)から行われています。
【西新井大師だるま供養 2017】
◆開催日程
◎ 2017年(平成29年)2月3日(金)
◆開催時間
◎ 11:00~
◆会場
◎ 西新井大師
★弘法大師空海ゆかりの西新井大師
昔、足立に入られた弘法大師(空海)が木の根元でひと休みしていると、夢の中に十一面観音があらわれ、大師の危難と村人の病災があることをお告げになったそうです。
目が覚めた大師は体を清めてから十一面観音像と自分の像を刻み、お堂を建てて十一面観音をまつりました。
昼夜の別なく、数日間お祈りをした後にすべての禍い(わざわい)を自分の像に背負わせ井戸に沈めたそうです。
その結果、大師の災難や村人たちの悪い病も消えてしまったんだとか・・・
村人たちは喜び、沈めらていた大師像を井戸からすくい上げ、現在の御影堂に安置したそうです。
その井戸からは清水が湧き出て、今も加持水として使われているようです。
一説には井戸ではなく、土中に埋められて、そこから掘り起こした跡から清水が湧き出て新しい井戸になったともいわれています。
この西新井大師は3度、火災にあったのに、3度とも御本尊の弘法大師像は難を逃れて無事であったことから「火伏せの大師」といわれていますね。
西新井大師で売られているだるまは「福だるま」と呼ばれていて、はじめから目を書き入れていないだるまです。
願い事をしてかなったら、目を書き入れるようになっていて、最初は小さいだるまから、願いがかなうごとに大きいものに買い替えていくと良いといわれています。
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だるま供養の料金
だるま供養のためにだるまを納める時に料金が必要です。
供養料ですね。
ただ、供養料が決まっているわけではなく、専用饗銭箱に自分の気持ちの供養料金を入れます。
だるまを納める受付は1年中できますよ。
◆受付時間:9:00~16:30
お正月の場合は特設の納め所が本堂前に設けられますよ。
古札は直接受付係の人へ気持ちを添えて(供養料)渡します。
だるまや古札を入れてきたポリ・ビニール袋や紙袋などは自分で持ち帰ります。
◆納められるもの
お守り お札 だるま 熊手 破魔矢 しめ飾り
◆納められないもの
人形 ぬいぐるみ 衣類 仏壇 位牌 神棚 食品
西新井大師へのアクセス
【西新井大師】
〒123-0841 東京都足立区西新井1丁目15-1
TEL:03-3890-2345
受付・電話対応時間 9:00~16:30
西新井大師には一般用の駐車場はありませんから、できるだけ公共の交通機関を利用してください。
◆電車利用
◎ 最寄り駅 東武大師線「大師前駅」下車 徒歩約 5~6分
◎ 日暮里舎人ライナー「西新井大師西駅」下車 徒歩約 20~25分
◆バス利用
◎ 池袋駅東口発 都営バス 西新井駅行き乗車
「西新井大師」下車 (所要時間 通常40分)
◎ 王子駅発 都営バス 西新井駅行き乗車
「西新井大師」下車 (所要時間 通常20分)
◎ 赤羽駅東口発 国際興業バス 環七経由西新井駅行き乗車
「西新井大師」下車(所要時間 通常30分)
※環七経由でなく荒川大橋経由に乗ると50分もかかるので注意してください。
◆車利用
◎ 首都高、「鹿浜橋」「扇大橋」「加平」各出口から所要時間は15分程度
近隣の有料駐車場を利用してください。
まとめ
だるまの目入れはたんに目玉を書き入れるということではなく、「心の目の開眼を表現」しているそうです。
つまりだるまに魂を入れる行為なんだとか・・・
目入れの順序にきまりはありませんが、多くは向かって右の左目から入れるほうがよいとされています。