TGGヨーグルト(豆乳グルグルヨーグルト)が話題になって、自分で作ってみたけど上手く出来ない・・・という人って多いと思います。
私も最初の頃は失敗が多くてキレイに固まらないし、美味しくないし・・・・
いろいろ豆乳も変えて、自分なりの失敗しないで美味しく出来るTGGヨーグルトが出来るようになりました。
TGGヨーグルトの失敗は過発酵で分離する事が多い
さとうみつろうさんのサイトに書いてある方法や栗生隆子さんの種菌の作り方などで作ってみても、最初はコツが掴めずに失敗してしまった人も多いのではないかと思います。
あの3段階で作る種菌の作り方も暑い夏とかだといっきに過発酵になって分離したりすることがありますよね。
夏場は本当に早く固まります。
固まって、横に傾けても動かないくらいになったら同じ高さになる量の豆乳を加え、最後は多めに入れて作る方法です。
さとうみつろうさんのホームページに書いてある方法で作ったら、何回やっても分離して失敗しました・・・
ヨーグルティアを使い、玄米もおすすめのものを使ったんですけどね・・・・
まず、よく出来た美味しいTGGヨーグルトというものを食べたことがなかったので、どんなふうに出来るのが美味しいのかすらわからない感じで困りました。
まだ栗生隆子さんの種菌を作ってからの方法のほうが、何度か作ってコツを掴むとわりと上手にできるようになります。
でも気温とかに左右されるので、これも日によって変わるので過発酵に気をつけないといけませんね。
失敗の多くは過発酵による分離だと思いますが、なかには雑菌が混入してしまったりして臭いものが出来てしまうことも・・・・
何度も失敗してしまうと、ちょっと作る気が失せてしまいますけどね・・・
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TGGヨーグルトを作ったけれど美味しくない
TGGヨーグルトが上手く固まって出来るようになったけれど、味がマズい・・・美味しくないっていう人も多いですね。
とくに選んだ豆乳によっては最悪のような味も・・・・
豆腐ができる!みたいにうたっている無調整豆乳を選ぶとメチャクチャまずくて・・・ということが多いです。
固まりやすくても、美味しくないものって毎日食べられないですよね。
通常はどの人のTGGヨーグルトの作り方でも、無調整豆乳を選んでくださいとなっています。
無調整豆乳でも大豆固形分がちょっと幅があるんですよね。
無調整豆乳の大豆固形分は平均が9~10%です。
それに対して調整豆乳は平均7%くらいですね。
無調整豆乳の中には大豆固形分が12%くらいのものもありますが、これでTGGヨーグルトを作るとたいていひどくマズいです。
無調整豆乳の大豆固形分は同じでも、メーカーによって豆乳の味はけっこう違います。
大豆固形分が多いほど、出来上がったTGGヨーグルトは豆腐みたいで美味しいって感じじゃなくなるんですよね。
美味しいTGGヨーグルトの作り方
上手にできたTGGヨーグルトは微炭酸のようなシュワシュワした感じが口に広がります。
香りもいいです。
ここで紹介するTGGヨーグルトの味は嫌いって人もいるかもしれませんが、私や家族、知り合いに食べてもらって美味しいといわれている作り方ですのでご了承くださいね。
【種菌を作る】
栗生隆子さんの方法で種菌を作りますが、分量などはちょっと違います。
◆用意するもの
◎ フタ付きの500mlの容器
※煮沸消毒済のもの
◎ 玄米:大さじ1/2
※使用した玄米:『奇跡のりんご』で知られる木村秋則さん指導の自然栽培米の玄米
◎ 豆乳:300ml
※この種菌を作る時は「スゴイダイズ」を使います。
◆作り方
◎ さっと洗った玄米を容器に入れる
◎ 40℃くらいに温めた豆乳(60~80ml)を容器に入れる
※夏場は豆乳を温める必要はないと思います。
※常温の豆乳も温めなくて大丈夫です。(冷蔵庫から出してすぐ使う場合のみ温めます)
※温めるのを忘れた場合は容器にフタをしてから、ボウルに80℃くらいのお湯を4cmくらい入れて湯煎します。(火にはかけません)
夏場ならそのまま常温で固まるまで、冬場などは電気ポットの脇などにおきます。
固まったら同じ高さの分量の豆乳を継ぎ足します。
※栗生隆子さんは「かき混ぜないこと」といってますがかき混ぜても大丈夫でした。
かき混ぜない時もありますが・・・
2回めの時も私はボウルのお湯で豆乳を常温になるくらいまで温めてから、電気ポットの脇においています。
しっかり固まったら残りの豆乳を入れて、またお湯で温めてから固まるまで置きます。
2回目、3回目の時に過発酵にならないように時々種菌の様子を見たほうがいいですね。
室温などによっては思ったより早く固まりますし、季節でもかなり違います。
この種菌に使う「スゴイダイズ」は大豆固形分が10%です。
よく固まりますが、このままこの豆乳でヨーグルトを作るとマズいものが出来上がります。
私はこの「スゴイダイズ」は種菌専用で使っています。
【TGGヨーグルトを作る】
夏場は常温で(常温と行っても気温が高いですから)作ります。
しかし冬場には「ヨーグルティア」を使って作ります。
◆用意するもの
◎ ヨーグルティア
◎ 豆乳950ml(ミルクのようにやさしいダイズ)
◎ 茶こし(熱湯消毒したもの)
◎ 種菌 1/3
使う豆乳は「ミルクのようにやさしいダイズ」です。
この豆乳は調整豆乳で大豆固形分が7%以上になっています。
調整豆乳なので固まりにくいんですね。
ですから種菌の方は「スゴイダイズ」を使います。
栗生隆子さんの作り方のような、種菌を使ってもそれに豆乳を足して・・・ということはしません。
作った種菌は3回分です。
この豆乳で作るとシュワシュワした微炭酸で美味しいヨーグルトが出来るんですが、固まりが悪いので種菌は無調整豆乳を使います。
ヨーグルティアを使うので豆乳を温めたりはしないで、そのまま冷蔵庫から出して使います。
ヨーグルティアは付属の使い方に書いてあるとおりに電子レンジを使った消毒をします。
そのヨーグルティアに茶こしをセットして種菌をこしながら入れます。
その中に「ミルクのようにやさしいダイズ」を少しずつかき混ぜながら全部入れます。
きちんとフタをして、ヨーグルティアの本体にセットします。
温度:38℃ (冬場)
時間:4~5時間
最近のように冬でも気温が高めの時は4時間でセットして様子を見ます。
4時間で固まっていたらセットから外して冷蔵庫に入れますが、まだ少しやわらかめの時は電源を入れずにそのまま本体に入れておいて1時間から2時間位様子を見ます。
※分離(過発酵)しないようにだけ気をつけます。
出来上がりの固まりはかなりやわらかめです。
上のほうが固まりが強いですが・・・
絹ごし豆腐よりもやわらかい感じですね。
ちょっと食べてみてシュワシュワした食感があれば上手く出来ています。
出来てから一晩冷蔵庫に入れておいてから、うちでは小分け(1回分ずつ)にしていきます。
しっかりとフタのできる容器に入れて、オリゴ糖と自家製のジャムなどを入れていきます。
これはリンゴと干しぶどうを甘く煮たジャムとオリゴ糖、CCレモンで煮たリンゴ(上に乗っているリンゴ)のTGGヨーグルトです。
上手く出来ると微炭酸の味は3日過ぎても美味しく食べられますよ。
「スゴイダイズ」で種菌を作り、「ミルクのようにやさしいダイズ」で仕上げると本当に美味しいヨーグルトが出来ました。
まとめ
TGGヨーグルトは玄米にこだわらず、マヌカハニーとかミカンの皮、イチゴ、梅干しの種、ミントなどからもTGGヨーグルトはできます。
玄米をそのままでなく、発芽玄米発酵クリーム(玄米を水につけて発芽させたものをフープロなどにかけてクリーム状にしたもの)のほうが失敗なく出来るという情報も多いので、今度はそれで作ってみたいと思います。
その発芽玄米発酵クリームと使って種菌を作ったものと発芽玄米発酵クリームだけで「ミルクのようにやさしいダイズ」が同じくらいの固さに固まるかどうか、やってみたいとおもいます。
あまり美味しくないリンゴとか、ちょっとしなびてきたリンゴは「C.C.レモン 」で煮るとちょっと酸味のある美味しい煮リンゴになるというのでやってみたら、けっこう美味しく出来ました。
大きめのリンゴ1個(12等分くらいに切る)とCCレモン1本を鍋に入れて20分くらい煮て、ふたをして15分くらい置いておきました。