プールの塩素の濃度って?アレルギーやアトピーに塩素による危険性は?

夏はプールの季節ですよね。

学校でも水泳の授業があると思いますが、アレルギーやアトピーのある子どもたちにとっては心配かもしれません。

プールの塩素による影響も個人差がありますが、アレルギーやアトピーのある人にとっては通常の人に比べて注意やケアが必要な場合があります。

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プールの塩素の濃度は水道水に比べてどのくらい?

プールの塩素02 - コピー

プールの水って独特のニオイがしていますが、それは消毒用の塩素が量がかなり多いためだと思っている人が多いですよね。

塩素によって大腸菌などの病原菌を除去するために入れられています。

それもただ、適当に入れているわけではなく、厚生省や文部科学省などによって濃度が決められています。

 

◆プールの遊離残留塩素濃度※

◎ 0.4~1.0(mg/L)の範囲

では水道水はどうかというと

◆水道水の遊離残留塩素濃度

◎ 0.1~1.0(mg/L)の範囲

 

ほとんど変わりませんよね。

※遊離残留塩素とは、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素剤(殺菌剤)がプールに使用されますが、水中の塩素剤の中で、未反応の状態で存在している殺菌効果の高い成分のことです。

水道水とほとんど同じくらいの濃度なのに、なぜあんな独特のニオイがするのかというと、プールに入る「人」の汗とか体に残っている汚れなどが水中に溶けて生じたアンモニアや有機物質と遊離塩素が結合してできる物質「結合塩素(クロラミン)」が原因です。

この「結合塩素」は不快なニオイの原因であると同時に、皮ふや目、喉などに刺激や痛みを与えることがあります。

基準の範囲内の塩素濃度といっても、1996年に起きた「大腸菌O157による食中毒」以来、消毒による過剰な除菌・無菌思想が広まって、プールの除菌にも塩素濃度を高くした学校が多く、1.0に近い濃度になっているところが増えたようです。

あの、「かいわれ大根」が犯人?じゃないかと話題になった食中毒ですね。

「結合塩素」を減らすためにはプールに入る前に体の汚れを落として清潔にすることが重要です。

ただ、けっこうシャワーも浴びずにプールに入る人や、低学年のこどもなどはプールの中でオシッコなどをしてしまう子もいるようです。

そういったことが多いと結合塩素も多く発生しますよね。

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プールの塩素でアレルギー性鼻炎やアトピーは悪化する?

プールの塩素03 - コピー

プールでアレルギー性鼻炎を起こすのはプールの中の塩素のために鼻粘膜が刺激されて鼻炎になったり、プール中の微細なゴミがハウスダストアレルギーを起こすなどといわれていますが、もともとアレルギー性鼻炎の体質がある人のほうが多いようです。

結合塩素によって鼻の粘膜が刺激されることはたしかにあります。

アレルギー性鼻炎の症状として、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」があります。

そのアレルギー性鼻炎が原因で鼻がつまり、後鼻漏(喉に鼻水が落ちる)が起こることがあります。

そうするとそこから喉感染をするという場合もあるんですね。

水泳の後に鼻がつまり、喉も痛くなる場合に考えられる原因のひとつになります。

もともとアレルギー性鼻炎をもっている人は、水泳の前に耳鼻咽喉科で診察を受け、検査と治療をしておいたほうが安心です。

アトピーにとって汗は悪化因子のひとつですが、水泳は汗が流れますし、皮ふが乾燥しにくいのですが、プールの水の塩素の刺激はよくありません。

かゆみがひどくなったり、湿疹も悪化したりする原因になります。

とくに掻きこわし傷等があり炎症がある場合には、プールに入るのは避けたほうが無難です。

アトピーでもプールに入って多少、かゆみとかあっても大丈夫な人もいれば、ひどく悪化してかゆみや湿疹がひどくなる人もいて個人差があります。

大人になってからならプールに入らなくても別に困ることもないと思いますが、学生などでは学校の授業として水泳が行われるのでアトピーというだけで水泳が免除されるということもないので大変です。

アトピーでも人によって水泳後の症状の出方なども違いますからね。

あまりに水泳後の症状がひどい場合は親と相談して、一緒に学校の先生に申し出るという方法もあります。

もちろん、親同伴で相談するなら必ず水泳免除の許可が下りるというわけではありませんが・・・

アトピーで塩素が強く症状に影響する場合は「塩素」が原因の場合もありますが、アトピーの原因は人によって違うので塩素を除去しても効果を感じない人もいます。

別に大きな原因となるアレルゲンがある場合もありますからね。

それでもアトピーの人にとってプールの塩素が肌に刺激を与えることのほうが多いといえます。

プールの塩素に影響を軽くする対策は?

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アトピーなどは塩素によって皮ふが刺激され、湿疹がひどくなったり強いかゆみを感じたりすることがあります。

またアレルギー性鼻炎なども塩素濃度が1.0(mg/L)に近くなると、鼻の粘膜や目の角膜が炎症を起こしたりするので、プールから出たらすぐに対策をとりましょう。

【プールの塩素対策】

◆シャワーで体についた塩素をきれいに洗い流す

キャップも脱いで、全体にシャワーを浴びて流します。

◆うがいをしっかりする

※いきなり首を上げてガラガラうがいするのではなく、口の中をすすいでからうがいしましょう。

◆ゴーグルを使う

※ゴーグルを使わない場合は流水で洗眼せずに、涙の成分に近い涙目薬を点眼する

※最近では水道水による洗眼は目に障害を与える危険性があるといわれているからです。

◆帰宅後は入浴する時にしっかり塩素を落とし、保湿を心がける

※水泳用のキャップをかぶっていても、プールに入った日は洗髪もして塩素を流したほうがいいですね。

耳の保護のために耳栓、鼻の粘膜保護のために鼻栓を使用したりするという方法があります。

鼻栓や耳栓は体に合わないと外れやすいものもありますが、安価でもけっこう使えるものがあります。

鼻栓のかわりにシンクロ用のノーズクリップを使うという方法もありますが・・・

学校の授業でプールに入るのでなく、スポーツクラブなどのプールを利用する場合はできるだけ人が少ない時間帯のほうがいいかもしれません。

混雑時はどうしても結合塩素が多く発生するようですから。

自宅のシャワーなども塩素が肌などに影響するのが不安なら、残留塩素を除去できるシャワーヘッドなどを使うという方法もあります。

アロマセンス

飲む水は浄水器を利用したり、湯船のお湯も塩素除去のために汲み置きしたり、炭やセラミックボールを入れたりしてもシャワーはそのまま使っている人も多いですからね。

まとめ

アトピーのようなかゆいのを我慢するって、経験したことない人はよくわかりませんよね、その大変さは・・・

私も今まで経験したことがなかったので、想像ではわかっても本当の大変さはよくわかってませんでした。

実際に経験するとその大変さがよくわかりました。

アトピーではないんですが、体調不良で腸の状態が良くなかった時に免疫力が落ちてちょっと顔とかが荒れて・・・

かゆみをがまんするのってつらいですね、ホントに。

今はすっかり良くなりましたが、2ヶ月ほどの間、良くなったり、また悪くなったりしてメイクはもちろん、化粧水とかクリームも使えませんでした。

肌に内臓の状態が出てきたって感じで、腸が良くなってきたら肌も徐々に改善されていきました。

肌の調子がひどいと外出もしたくなくなりますね。

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