夏は暑くて発汗も多く、手足もあたたかいのにお腹を触ると異常に冷たい時ってありませんか?
なんとなく胃腸の不調が続いているなと思って、お腹を触ったら氷のように冷たくてびっくりすることが・・・
それは内臓型冷え性の可能性があります。
きちんと対策をとらないと悪化する場合もあります。
夏冷えでお腹が冷えている場合は内臓型冷え性の可能性が高い
冷え性と聞くと、手足などの末端が冷たくなっているイメージがありますが、手足があたたかいのにお腹を触るとすごく冷たい場合は「内臓型冷え性」の可能性が高いといえます。
「内臓型冷え性」の場合は女性だけでなく、男性もなる場合が少なくないようです。
夏場は汗をかいて全身が暑く感じられるのに、お腹を触ったら驚くほど冷たい・・・・
そういうことがある人は胃腸の不調や風邪をひきやすくなっているなどの症状も出ていることがあるかもしれません。
内臓の温度は37.2℃~38℃くらいといわれています。
その場合の体温は36.5℃くらい必要だそうなので、平熱が低い35℃台の人は内臓も冷えている可能性が高いですね。
体温が1℃下がるだけで免疫力は15%くらい下がるともいわれています。
体温が下がると免疫力が落ちるだけでなく、血流も悪くなるので基礎代謝も大幅に低下します。
その結果、便秘やガス腹など、老廃物などもきちんと排出されない状態になることがあります。
ちょっとクーラーにあたり過ぎたかな?なんて、軽く見ないほうがいいかもしれません。
お腹を温めればいいというだけでなく、きちんとした対処をしないと秋になって冷えが悪化する可能性も高くなりますよ。
体が暑く感じる夏は、なかなかお腹が冷えていることに気づかないこともあります。
内蔵型の冷え性を改善する場合は、日常の生活習慣も見なおす必要があるといえますね。
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内蔵型冷え性の症状と原因
【内蔵型冷え性の原因と考えられるもの】
◆体の筋肉量の不足・運動不足
運動不足、加齢などで筋肉量が低下してくると1日のエネルギー消費量も低下します。
筋肉量が増えると基礎代謝がアップし、脂肪が燃える量も増え、太りにくい体になります。
筋肉量が不足してくると基礎代謝も落ちて、免疫力も低下してきます。
◆自律神経の乱れ
最近は体温の調節として汗をかくことも少なく、冷房のきいた部屋で冷たい飲み物など飲んだりすることが多いですよね。
建物の中は冷房がきいていることが多く、外気温との差も激しいために体温の調節がうまくいかなくなるケースが増えています。
それにより、自律神経が乱れ、冷え性のさまざまな症状があらわれるようになります。
◆冷たい飲み物や食べ物などを摂り過ぎる
暑いからといって、冷たい飲み物やアイスやかき氷など、体を冷やすものを摂り過ぎると胃腸の働きが悪くなり、内臓の冷えにつながります。
◆睡眠の質が悪い
日本の夏は高温多湿なので、夏の夜は良い睡眠をとるのは難しい時期です。
条件によってはクーラーを朝まで使わないと眠れない場合もありますが、そうなると朝起きた時にだるく、疲れも取れなくなる状態になるケースが多くなります。
◆無理なダイエット
ひとつのものだけ食べ続けるダイエットや食べないダイエットなどでエネルギー不足になり、基礎代謝が落ちることによって冷えを誘発します。
◆つねに薄着でいる
冷房が効いた部屋で薄着でいると体の深部まで冷えてしまうので血液循環が悪くなります。
【内臓型冷え性の症状】
・下腹部が手足やワキよりも冷たい
・平熱が35℃台くらい低い
・便秘や下痢など、お腹の調子がよくない
・風邪をひきやすい
・花粉症やアレルギー症状が出るようになった
・肌荒れなどがひどくなった
・だるかったり疲れやすかったりするようになった
・肩や首がこりやすい
・よく眠れない
・手足がむくみやすい
・顔色が悪い
・ガス腹になることが多い
・お腹を温めると楽になる事が多い
内臓型冷え性の対策
内臓型冷え性の原因ともなっている筋肉量の低下などは、やはり運動して筋肉量を増やす必要があります。
無理にハードな運動をする必要はありませんが、適度に、続けることが苦にならないような運動は必要ですね。
【内臓型冷え性の対策】
・ヨガ・ストレッチ・ウォーキングなど、適度な運動を定期的にする
・冷房の温度が低すぎないように注意する
・冷房の効いた部屋にいる時は、肌を露出する服装を避け、ショールのような羽織ものなどを使って調節する
※オフィスなどで自分で空調の温度を変えられない場合
・冷たい飲み物や食べ物をとり過ぎない
※生野菜や果物、とくに夏が旬のものは体を冷やす効果があるものが多いため
・腹式呼吸を心がけ、深い呼吸を行う
・シャワーだけで済まさずに、温めの湯でゆっくり湯船に浸かる
・食事はタンパク質を中心にバランスの良い食事を心がける
・カロリー不足になるようなダイエットはしない
・血流を良くするためにふくらはぎを揉んだり、足裏のツボなどを刺激する
・おへそを中心にして、お腹のまわりをのの字になるようにマッサージする
・自律神経を整えるために、質の良い睡眠をとるようにする
※クーラーを使い過ぎない
※サーキュレーターなどを併用して、クーラーの風が直接体に当たらないようにする
・寝る時はお腹を冷やさないように気をつける
まとめ
腸のためにはヨーグルトがいいという先生と、体を冷やすので良くないという先生がいますよね。
それでも自分に合っていればいいと思いますが、ヨーグルトは朝よりは夜食べたほうがいいそうです。
ヨーグルトに梅干しを入れる方法もあるんですが、最初聞いた時はちょっと・・・と思いましたが、意外と食べても違和感ないですね。
夜、梅干し入りヨーグルトを食べたほうが、お通じにもいい感じです。
白湯もとてもいいですよ。