桃の節句であるひな祭りには雛人形は欠かせませんが、今は昔のように大きな段飾りのお雛様を飾れる家は少ないかもしれません。
御内裏様とお雛様のみの親王飾りを買う人も多いのではないでしょうか?
その雛人形はいつから飾っていつ頃しまえばいいのか、どこに雛人形を置いて飾ればいいのか、紹介したいと思います。
雛人形を飾る時期としまう時期
雛人形はいったいいつから飾ればいいのでしょうか?
だいたい早めは立春から、ゆっくりなら雨水の日に出したほうがいいでしょう。
◆立春(節分の翌日で2月4日頃)から2月中旬頃
◆24節気のひとつである「雨水の日」(2月19日頃)
【雛人形をしまう時期】
◆24節気のひとつである「啓蟄の日(けいちつのひ)」がベスト(3月6日頃)
◆遅くても3月中旬まで
【雛人形をしまう時の注意点】
◆天気が良くて湿気の少ない日を選ぶ(人形にとって負担が少ない)
◆ホコリをよく払い、お人形専用の防虫剤を入れてしまう
スポンサードリンク
雛人形を飾る方角
雛人形の向かって右にはピンクの桜が、左には黄色い橘の実のついた木がありますよね。
京都御所の南の庭には向かって右に左近の桜、左には右近の橘の木があります。
これは風水的には東南にピンクで良縁を、西に黄色で金運アップをいう考えもできるそうです。
ですから京都御所の配置と同じように、雛人形は北側に飾ると風水的に良いようです。
ただ、家の事情で置く場所が限られている場合は、飾りやすい場所に飾ればいいそうです。
初節句の雛人形は誰が買う?
初節句でも、お節句の前3週間以内に生まれた赤ちゃんの御祝いは、翌年に行うことになっています。
ですが、これが正しいルールというわけではないので、早めにお祝いしたい場合はかまわないようです。
その初節句の雛人形ですが、通常は母方の実家が贈ってくれます。
ただ、経済的な事情もありますから、やはり事前に相談した方がいいですね。
そうでないと、いろいろいざこざが起きて、親戚付き合いに支障をきたすことにもなりかねません。
また、置く場所によって大きさが限られているのに、大きな段飾りの雛人形をもらっても困りますよね。
自分たちで用意する場合は、好みで予算内で買えばいいのですが・・・
後々気まずい思いをしないように桃の節句を楽しいものにするためにも、両家の実家との相談は欠かせないと思います。
雛人形を贈る場合は1月~2月中旬までに贈ります。
まとめ
昔は雛人形は早めに出して、ひな祭りが終わったら早めにしまわないと嫁に行き遅れるとよくいわれたものです。
これは遅くしまうと本当にそうなるというよりも、しつけの意味を込めた言い伝えのようです。
雛人形を飾るのもしまうのも、情操教育のひとつだからです。
雛人形は一人ひとりが持つのが理想だそうですが、姉妹の場合(妹)は市松人形などを買って、一緒に飾るといいようです。
雛人形を嫁入り道具として持って行ったり、実家にそのまま大切に保管するのはいいそうですが、母親の雛人形をおさがりとして持つのは良くないそうです。
それはお人形が女の子の身代わりで守ってくれているからだそうで、できれば理想はその女の子用の人形がいいようですね。
古くなったり壊れたりしたお人形の処分はこちらの記事でどうぞ。