医王山薬王院油山寺(いおうざんやくおういんゆさんじ)は静岡県袋井市にあります。
紅葉の景色を楽しむこともできますし、油山寺は目に問題を抱えている人の眼病平癒のご利益があるといわれています。
医王山油山寺の紅葉の見頃は?
山門をくぐったあたりはとても美しい、モミジの紅葉が楽しめる医王山油山寺。
紅葉の名所としても知られています。
油山寺の紅葉は11月の上旬~中旬にかけて色づきはじめ、見頃となるのは11月下旬~12月上旬ころです。
油山寺はとても広く、紅葉だけでなく見どころもたくさんあります。
この油山寺には天然記念物の「御霊杉(みたますぎ)」があります。
この御霊杉は幹がマツで、枝葉がスギという珍しい木です。
引用:医王山油山寺ホームページより
弘法大師所縁の霊木であり、天然記念物に指定されております。
伝説には、お大師様が油山寺にご掛錫のみぎり貧しき村民の幼子が病で命を落とさんとしているのを、法力を持って助け、その両親がお礼に夫が松、妻が杉でいちぜんの箸を作り、お大師様の食膳にささげられたそうです。
その松と杉でできた箸を、お大師様は旅立ちに際し人の真心の尊さを説くものとしてこの地に挿したところ、不思議と箸より芽が出て幹が松、枝葉が杉の霊木となったということです。
---引用ここまで
油山寺には他にも源頼朝公が眼病全快のお礼に建立された「三重塔」もあります。
昭和42年に全解体修理がされ、44年に復元竣工されたこの「三重塔」は静岡県最古の塔とされています。
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医王山油山寺は眼病平癒にご利益あり
目の霊山として信仰を集めている医王山薬王院油山寺。
約1300年前に行基大士が開山された真言宗の古刹です。
昔は「あぶらやま」とこの山は呼ばれていたそうです。
それはこの山から油が出ていたからだとか・・・
天平勝宝元年に孝謙天皇(孝謙天皇)が油山寺に眼病平癒の祈願が下されたそうです。
油山寺の薬師如来に祈願して、るりの滝水を加持したところ、天皇はこの霊水で眼を洗浄され、眼病が全快したといわれています。
そのため油山寺は勅願寺に定められました。
諸病にもご利益がありますが、とくに目の守護や眼病平癒の祈願のために、多くの人がこの油山寺を訪れます。
また、心の病を癒やして心眼を開く仏様としても信仰されています。
この伝説に出てくる「るりの滝」は薬師如来の別名である「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」にちなんで名付けられてようですね。
薬師本堂には目の祈願が書かれた絵馬がたくさんあります。
目の病気を患っている人は、油山寺で祈願してみるといいかもしれません。
医王山油山寺へのアクセス
【医王山油山寺】
〒437-0011 静岡県袋井市村松1
TEL:0538-42-3633
◆電車利用
◎ JR東海道新幹線「掛川駅」下車
東海道本線に乗り換え「袋井駅」下車
タクシーで約 15分
◆車利用
◎ 東名高速道路「袋井I.C」より約 15分
◆駐車場
◎ あり 無料
・普通車:100台
・大型車: 20台
まとめ
油山寺は山門をくぐって三重塔や本堂まで、山を歩くという感じなので階段も多く、歩きやすい靴で行くことをオススメします。
この油山寺はじつは「軍善坊大権現」が守護神であり、足腰の病に霊験あらたかだそうです。
ですから油山寺は「目の仏様」・「足の神様」として信仰されています。