遠野といえば「かっぱ」や「座敷わらし」で有名ですね。
その遠野にある早池峰神社では毎年春に「座敷わらし祈願祭」が行われています。
観覧だけは誰でも可能です。
遠野 早池峰神社の座敷わらし祈願祭
早池峰神社(はやちねじんじゃ)はひとつではありません。
奥社は早池峰山山頂にありますが、里宮は4つの登山口にあります。
西の登山口・岩手県花巻市大迫町の「岳」、南の登山口・遠野市附馬牛町の「大出」、東の登山口・川井村の「江繋」、北の登山口・川井村の「門馬」の4社があります。
このうち有名なのが「岳」と「大出」で、「座敷わらし祈願祭」が行われるのは遠野市附馬牛町の「大出」です。
御祭神は最近話題になっていて人気の高い「瀬織津姫(せおりつひめ)」です。
大祓の詞(おおはらいのことば)にも出てくる「罪や穢を川に流してくれる」神ですね。
早池峰神社の「座敷わらし祈願祭」は大昔から行われていたという行事ではないんです。
昭和58年に新潟で事業をしている人が参拝した折、座敷わらしが一緒に車に乗って帰ったんだとか・・・
その後、その方の事業は繁盛して早池峰神社に多額の寄付をしたことが契機となったようです。
毎年、新たな「座敷わらし人形」を10体ずつお分けするそうで、すでに何年も待っている人もいるようですね。
でも運が良ければ、「座敷わらし人形」をお分けいただけるかもしれませんが・・・
欲しい方は宮司さんに連絡してみるといいですね。
参拝して普通に観覧することは自由です。
参拝して座敷わらしのパワーをいただいてくるのもいいですよ。
早池峰神社は東北でも有名なパワースポットで、ここで写真を撮るとオーブが写真に写り込む可能性が高いと評判です。
オーブとは玉響現象(たまゆらげんしょう)ともいう、発光球のことですが、かなりの確率で写真に写るようです。
ただ、肉眼では見えないんですけどね・・・
色も白は限らず、紫や赤、水色など、色のついているものも写ります。
霊視ができる人は御神木の上で遊ぶ座敷わらしが見えるそうですが・・・
◆早池峰神社 座敷わらし祈願祭
◎ 毎年4月29日
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早池峰神社へのアクセス
【早池峰神社(大出)】
〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町(つきもうしまち)上附馬牛19-82
TEL:0198-64-2455
◆最寄り駅よりバス利用
◎ JR釜石線「遠野駅」下車
「遠野駅」より早池峰バス 「附馬牛線大出行」乗車
「大出」下車 徒歩すぐ
★「遠野駅」より観光タクシーなどを利用しても便利です。バスは本数が少ないので。
早池峰バス TEL:0198-62-6305
◆車利用
◎ 東北道「花巻I.C」より約 50分
◆駐車場
◎ あり 無料
座敷わらしが見られる宿
山口敏太郎さんが紹介している宿がありますのでこちらにのせておきます。
座敷わらしが出ると評判だった「緑風荘」は火事で消失してしまいましたが、2016年に営業は再開しています。
◆座敷わらしの宿 緑風荘
〒028-5711 岩手県二戸市金田一字長川 41
◆民宿「仙養舘」
◆岩手県盛岡市天神町「菅原別館」
◆民宿「わらべ」
◆民宿「御伽屋」
民宿「わらべ」は早池峰神社のすぐ近くにあります。
まとめ
大祓の詞にでてくる「祓戸の大神四神」は「セオリツヒメ(川・滝の神)」「ハヤアキツヒメ(海の神)」「イブキドヌシ(風(息吹)の神)」「ハヤサスラヒメ(地底(霊界)の神)」で「イブキドヌシ」を除く三神が女神です。
瀬織津姫は水に関係する女神なので、水関連の事業に携わっている人はよくお詣りに訪れるそうです。
座敷わらし人形を分けていただけなくても、強いパワースポットなので金運や仕事運がアップするかもしれません。
「座敷わらし祈願祭」に参加したり観覧するには、現地に宿泊したほうが便利ですね。