標高160mの丘にある国史跡の滝山城跡では毎年、桜祭りが開催されています。
郷土芸能のつどい、演芸や野点、甘酒のサービスもあります。
滝山街道から登って行かなくてはいけないので、ちょっと疲れるかもしれませんが・・・
都立滝山自然公園は民有地に隣接しているため、散策路以外は立ち入りできません。
滝山城跡の桜は5000本
小田原北条氏の四代氏政の弟の北条氏照は、由井領を支配していた大石定久、「別名 大石綱周(おおいしつなちか)」の養子になり、「浄福寺城」(下恩方町)に居住していました。
のちの永禄6年から10年(1563ー67)までに「滝山城」に移りました。
さらにのち、「八王子城」 に本拠地を移したと考えられています。
国の指定史跡である滝山城は、大永元(1521)に武蔵国守護代の大石定重(おおいしさだしげ)が、この城の北西約1.5kmの高月城から移り築城したものと伝えられています。
空堀・土塁・井戸等遺構の残存状態は極めて良好であり、八王子市内でも有数の桜の名所です。
昭和46(1971)年度に、加住地域の住民と行政等が共に協力して5,000本の桜(ソメイヨシノ、ヤマザクラなど)を植樹し、長い年月を経て都内有数の桜の名所地となったようですね。
多摩川に接した北側は数十メートルの断崖が切り立っていて、断崖や尾根からは秋川・多摩川を一望できます。
お花見などでお弁当などを持参する人も多いですが、ゴミは各自で持ち帰るのが決まりです。
トイレは中の丸広場にあります。
案内板も充実していますよ。
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滝山城跡桜まつり2015
【第50回 滝山桜祭り2015 日程】
◆開催日
平成27年(2015年)4月4日
※雨天の場合、5日(日曜日)へ延期となる予定
◆会場
滝山城跡 中の丸広場(高月町・丹木町)
※郷土芸能のつどい、演芸や野点、甘酒のサービスなど
◆問い合わせ
滝山城跡文化協会事務局加住市民センター内 TEL 042-691-5215
滝山城跡へのアクセス
4月上旬からの桜の見頃に臨時駐車場が設置されることもありますが、台数に限りがあるため、公共の交通手段を利用した方がいいでしょう。
【車でのアクセス】
中央道八王子インターから国道16号を拝島方面へ、左入交差点を左折し国道411号(滝山街道)へ
【電車&バスでのアクセス】
◆京王八王子駅・JR八王子駅北口から、西東京バスで戸吹(とぶき)行き・杏林大学行きバス利用
◆「滝山城址下」下車、徒歩約15分
《八王子北口 11番乗り場》
○ひ01 戸吹(ひよどり山トンネル経由)
○左03 杏林大学(左入経由)
◆所要時間
八王子⇒滝山城址下 25分~30分
◆運賃
○現金 310円
○IC 309円
※杏林大学行きと戸吹行きをあわせて、昼間は1時間に5本くらいです。
「滝山2丁目」バス停で下車して、
少林寺⇒滝山公園散策道⇒滝山城池跡・桜の群生林⇒二の丸跡⇒
中の丸跡・本丸跡⇒千畳敷跡⇒三の丸跡⇒「滝山城址下」バス停
というコースもオススメです。
約1時間半~2時間くらいでまわれると思います。
まとめ
国史跡に指定されているのに滝山城跡は大きな駐車場が整備されていないのが残念ですね。
桜の季節のみ、臨時駐車場を設置していましたが・・
ハイキングとしても滝山公園は楽しめますが、歩きやすい靴でいったほうがいいですよ。