ビジネススーツにたくさんのシワや汚れがあったりすると、営業の人などはとくに相手の方に良くない印象を与えてしまいますよね。
だらしなくて仕事ができないように思われることも・・・
いつもスーツをパリっとさせておく方法を紹介したいと思います。
1着のスーツを着っぱなしにしない
まずスーツを長持ちさせて、いつも型崩れのないように着るには1着のスーツを着っぱなしにしないということです。
新入社員などでまだ、給料の余裕がないという人でも、最低3着を着まわしたほうがかえってスーツの痛みも少なく、長持ちするのです。
今日着たスーツは帰宅後ハンガーにかけて休ませ、2着目のスーツを次の日に、3着目を更に次に日にと、ローテーションで着回すのがベストです。
また型崩れの原因となるのはポケットの中に重いモノ・・・
とくにかばんを持ち歩かずにスーツの内ポケットなどにいろいろ入れている人はどうしても重くなって、ポケットに負担がかかり、結果、型崩れの原因になります。
あまり重いものは入れないようにして、帰宅してスーツを脱いだ時はポケットからすべて取り出したほうがいいでしょう。
脱いだらすぐにハンガーに掛ける
帰宅して疲れているからと脱いだスーツをそのままソファーに置いたり、ダイニングの椅子にかけたりしていませんか?
たしかに面倒ではあるのですが、スーツを長持ちさせたいならすぐにハンガーにかけましょう。
ただしハンガーならなんでもいいというのではありません。
クリーニング店から一緒に戻った針金のハンガーのようなものはNGです。
きちんとした厚みのあるハンガーにかけ、ズボンは専用のクリップの付いたものを使用しましょう。
ウエスト部分を上にしてクリップではさみ、吊るしておきます。
シワや折り目消え、消臭などの手入れ方法
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タバコを吸う人などはスーツにタバコのニオイもつきますし、それ以外に食べ物のニオイや汗のニオイなど、さまざまなニオイがついてしまいます。
スーツをハンガーにかけてから、ファブリーズのようなスプレータイプの消臭剤をかけておくと、消臭出来るだけでなく、シワもある程度とれるので便利ですよ。
汗やにおいを本格的に落とすために、月1回程度クリーニングに出すことも大切です。
毎日ではなく、ローテーションで着回ししても、スーツは1日着るとシワが出来たり、ズボンの折り目が消えてしまったりしますよね。
とくにズボンの折り目が消えてしまっていると目立って気になります。
スーツが1着10万以上でオーダーなどで作った場合、スチームアイロンでの手入れをすすめられることが多いかもしれません。
オーダーで作った場合は、体に合うように、なるべく立体的に作られていて、ズボンなどもズボンプレッサーを使わないように言われるかもしれません。
【スチームアイロンをかける】
スチームアイロンを使用する場合、スチーム量が多いもののほうが良く、直接生地に当てることは避け、サラシのようなものか、綿100%のハンカチのようなものを当ててアイロンをかけます。
押し当てるというより浮かした感じでかけないと、アイロンでコテびかりがでてしまい、テカリが目立ってしまいます。
とくにギャバジンのような生地の場合はコテびかりがでやすいので、慎重にアイロンをかける必要があります。
ハンガーにかけたままスチームを当てても、ある程度シワは取れますので時間がない時はこの方法でも。
アイロンの温度にも気をつけます。
【綿・麻の生地】
180℃~200℃
【ナイロン・アクリルの生地】
110℃~130℃
【ウールの生地】
140℃~160℃
アイロンがけは時間がとれなくて、疲れて帰ってきてからかけるのは大変です。
アイロンがけの場合はアイロン台も用意しないとなりませんし、ある程度大きいアイロン台のほうがアイロンがかけやすいです。
【ズボンプレッサーを利用する】
あまり高級ではない普通のスーツならズボンプレッサーのほうが便利です。
紳士服店などではズボンをダメにすると言われることもありますが、普通のスーツのズボンなら、手間もかからず便利です。
雨の日などではすぐにズボンの折り目が消えてしまいますが、ズボンプレッサーにかけておくだけで折り目が戻ります。
横型と縦型がありますが、最近は縦型が主流です。
ズボンプレッサーに挟む時にちょっとコツがありますが、慣れてくれば2重線のような失敗はなくなります。
横型はズボンを揃えてセットするのが難しく、オススメしません。
以前、横型を使ってましたが縦型のほうがよほど簡単にセットできるので便利です。
横型ほどではありませんが、縦型でもズボンプレッサーはかなり大きいので場所を取りますから、ワンルームの狭い部屋では置き場所が確保できるかが問題になるでしょう。
【おまけ・・同じ色のスーツばかり持っている場合】
うちではほとんど紺のスーツで、しかも暗めの同じような色・・・
2着一緒にクリーニング店に出した時などは、戻ってきてから生地を見比べて間違わないようにするのが大変だったので、スーツを買ってきた段階で目印をスーツの上着とズボンの両方につけています。
刺繍糸を使い、小さなポッチ程度の目印ですが、色を変えてあるので間違わずにすむようになりました。
ズボンのベルト部分の内側と上着は内ポケットのふたの裏側とかにつけておくと目立ちませんし便利ですよ。
まとめ
やはり見た目の印象というのは大事ですよね。
ヨレヨレのスーツでは大事な商談もダメにしてしまう可能性も・・・
いつもスーツはパリっとさせて、仕事にプラスになるようにしたいものですね。