いざ入院する時、今までまわりにいる人が入院の経験がない場合、どうしていいかわからないことがありますよね。
入院するのに最低限必要なものなどは、病院からの説明やパンフレットである程度わかりますが、相部屋の場合、他の入院患者の人たちとどう接したらいいかわからないことも・・・
自分の病気のことでも頭がいっぱいになるのに、他のことで悩むのは病状にも影響します。
基本的なことをおさえておけば、あとはあまり気を使い過ぎないことも重要なポイントです。
入院する時に相部屋の場合の挨拶について
【相部屋の入院患者さんへの挨拶】
入院時に同室の人には挨拶はしたほうがいいですね。
名前を言って、よろしくお願い致します・・・という程度でいいと思います。
その際、カーテンを閉めきっているような人は具合が悪い場合もあるので、あとにします。
また、具合が悪いわけではなくても、同室の人との接触を避ける人もいます。
そういう場合は無理に挨拶をしないほうがいいでしょう。
挨拶の時に何かを渡す必要はありません。
とくに食べ物などは入院した病気によって、食べられないことがありますので気をつけましょう。
どうしても渡したい場合なら、ボックスティッシュ1箱くらいでもいいかもしれません。
入院時にはボックスティッシュはあったほうがいいからですが、無理に物を渡す必要はないと思います。
家族の入院が何度かあったのですが、その時もすべて挨拶だけでしたし、それで十分だったと思います。
同じ病室とはいえ、ずっと同じ人と退院までいるわけではなく、入れ替わりがけっこうあります。
病院にもよると思いますが、ドア近くのベッドより窓際のほうが明るくていいんですよね。
入院時に空いていなくて、退院などで空いた場合にはベッドの位置を変えてもらうこともできました。
また、同室の患者さんの家族が来ていたら、その家族には軽く挨拶するほうがいいと思います。
急病で運ばれた場合などは、挨拶どころではありませんよね。
こういう場合は病状が落ち着いて起きられるようになってから同室の人に挨拶しましょう。
産婦人科などへお産のために入院する場合などは、病院にもよりますが、退院時にお菓子などを配ったりすることもあるようです。
ひとりひとり箱で配るのではなく、おすそ分けのような感じですね。
【その他の注意点】
◆病気について
同室の人とお話をする時でも、相手の方が病状などについて話さない限り、こちらから聞くのはやめましょう。
同じ病室でも病気が軽い人もいれば重い人もいます。
とくにナースセンターに近い部屋は、病気の急変に備えて重い病状の人がいることが多いです。
◆音
カーテンを閉めれば個室のような感じになりますが、音はよく聞こえます。
昼間でもあまり大きな音を立てないようにしたほうがいいですね。
自分(入院患者)が歩けるようであれば、お見舞いに来てくれた人とは談話室でお話したほうがいいでしょう。
談話室がない場合は極力、大きな声は避けてお話したほうがいいと思います。
◆歯磨き
相部屋だとその中に歯を磨いたり、手を洗う場所が設置されていることがありますよね。
洗面所に行くならいいのですが、なかにはまだみんなが寝ている5時とかに起きて歯を磨く人もいたりします。
早起きが習慣で、歯を磨く場合は同室の人に迷惑がかからないように洗面所に行ったほうがいいですね。
また、みんなが食事をしている最中の歯磨きもできるだけ避けたほうがいいでしょう。
家族が入院していた時に、朝方で一番良く眠れる時間に大きな音でうがいして歯を磨く同室の人がいたため、みんな目が覚めてしまったそうです。
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入院時に持っていくものであると便利なもの
【病院のリストに載っているもの以外で便利なもの】
◆カーディガンなどの羽織るもの
※ちょっと売店に行く時などで肌寒い時などに
◆ソックス
※足が冷えやすい人に
◆フタ付きマグカップ
※ストローの差込口がついているものがよい
※必ずフタ付きで・・・シーツの交換を始め、ベッドサイドはホコリが立ちやすいため
※手術をする場合は「楽のみ」を用意してくださいといわれることが多い(売店で購入できることが多い)
◆ストロー
※起き上がるのが大変な時に便利
◆紙コップ
※まだ動けない時はマグカップなどが洗えないので・・・
◆ふりかけなど
※胃腸系の病気の場合は怒られるかもしれませんが、好みのおかずがない時などは便利
◆爪切り
◆マスク
※病室はかなり乾燥するのと感染予防に
◆リップクリーム&ハンドクリーム
※乾燥予防に
◆ボックスティッシュ
※最低1箱で2箱あったほうが便利
◆ウェットティッシュ
※動けない時に便利
◆ジップロックやポリ袋
※ゴミ袋にしたり、冷蔵庫での食品の保存や小物整理に
◆S字フック
※ベッドなどに物をぶら下げて使う時に便利
※パイプが太すぎて引っ掛けられない場合は物干し竿用の大きいピンチでも
◆クリアファイル
※入院中、いろいろな書類を渡されることが多いため
◆筆記用具
※メモするのに
◆延長コード
※病院はコンセントが少ないので3口のを
※病院によっては電気代を請求されるところもある
◆携帯やスマホの充電器
◆小さな手鏡
◆小さい時計
※スマホとかあるからいいという人もいますが、あったほうが便利な場合も
◆リンスインシャンプーやボディソープ
※片手で開け閉めできるタイプが便利
※フタを無くす心配もないし、片手しか使えない場合も便利
◆衣類圧縮袋
※衣類の圧縮に・・・冬物パジャマなどはかさばるので
◆イヤホン
◆ラジオやMP3プレーヤー
※テレビは有料なのでお金がかかるので
◆爪楊枝
◆大きめのバスタオル
※2~3枚
※枕に巻いたり、寒い時に一枚上にかけると暖かい
※シーツ交換などは1周間に一度なので
※氷枕をする時もバスタオルがあれば、それを使う
◆小さいバック
※携帯やスマホ、デジカメ、小銭いれなどを入れて持ち歩く時に便利
※巾着タイプより出し入れが楽
◆綿棒
※耳かきでも・・・
◆大きめのレジ袋
※洗濯物を入れたりお風呂に行く時に
◆浴衣やネグリジェ(前開きのもの)
※病院指定の入院着でない場合で、手術後などは必要
※術後は管がついているので・・・
◆テレホンカード
※余っていれば病院では活躍する
◆デジカメ
※病院食、傷口などデータをとっておきたい場合に
◆化粧水
※病室は乾燥していることが多いので
◆耳せん
※同室の中にはイビキや歯ぎしり、寝言を言う人がいる場合もあるので便利
◆アイマスク
※真っ暗じゃないと眠れない人に
◆滑り止めつきスリッパ
※薄っぺらいスリッパはすべることがあるのでしっかりした滑り止めつきのものがオススメ
これらすべてが必要というものではありませんので、自分にとって必要な物を選んで持って行くといいと思います。
入院中の暇つぶしができるもの
【入院中の暇つぶしに】
病状などが安定してくると、けっこう暇になるので「暇つぶし」が必要になることがありますね。
短期の入院なら売店で雑誌や新聞を買って読むのもいいですが・・・
◆本
※好きなジャンルの本・・・ただしけっこう読めてしまうので何冊か必要
※本は重いので家族がひんぱんに来る時は(とくに車で)いいのですが、そうでない場合は大変かも
◆クロスワードパズルの雑誌
※人によって好き嫌いはあるかも
◆タブレット
※予め読みたい電子書籍をダウンロードしておく
◆スマホ
※ゲームアプリがたくさんある
※huliなどで動画も見れる(2週間無料で試せる)
※スマホ専用のアプリを「hulu」の、2週間お試し登録をした後にダウンロードすればOK
※アカウントを登録するとタブレットやパソコンでも楽しむことが出来る
◆パソコン
※ゲームや動画を楽しめる
タブレット・スマホ・パソコンは禁止されている病院もありますし、指定区域のみOKという病院もあります。
まとめ
お産は別として病気での入院はできるだけ避けたいものですが、そうはいかない場合がありますよね。
検査で引っかかって、入院、手術となるとそれだけでも動揺してしまうこともあります。
暗い気持ちになるとよけい病状に影響しますから、できるだけ明るい気持ちを持ったほうがいいですね。
痛い時や苦しい時は本当にそんな余裕ってないんですが・・・
少しでも前向きな気持になるような入院期間を過ごせるといいですね。
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