着物リメイクでドレスや小物にしたい|ほどき方や洗い方の注意点

最近は着物を着る人も少なくなりましたよね。

結婚式でも親でなければ留め袖も着ないでドレスにする人も多くなっています。

祖母や母親が亡くなって、形見の着物がいっぱいあるということもありますよね。

自分は着ないし、かといって処分するにはもったいない・・・

その着物をリメイクする時のほどき方や洗い方などの注意点を紹介したいと思います。

スポンサーリンク



着物リメイクでドレスや小物を作る

着物リメイク04 - コピー

【着物リメイクでドレスなどの洋服を作る】

状態のいい着物がある時にドレスなどの洋服を作りたいと思う人も多いと思います。

自分で作る時はある程度、どんなものに仕上がっても愛着もわきますし納得もできますが、オーダーした場合、なかなか自分で思っていたような仕上がりにならずにトラブルになることがあります。

着物のリメイクは一般の人が考えているほど簡単ではありません。

着物をほどいて、布地の状態をチェックして、シミや汚れを避けるとただでさえ狭い布幅がよけい制限され、思うように型紙も置けないことがあります。

もともと反物としての幅が決まっているので、洋服にリメイクする場合は切り替え線をかなり入れるデザインになることが多いですね。

その上で汚れなどを避けると、使える部分が本当に少なくなってしまうことも・・・

もともと布地から裁断し縫製するよりも、着物をほどく手間やほどいた布地を洗う手間も入ります。

使える部分が多い場合でも、無地や小紋のような柄ならいいのですが、着物には大胆な柄が多く、その柄をどうやって生かすのかというのにも神経を使います。

着物はもともとひんぱんに洗濯するものではないので、ちょっとの汗とかでも気になる神経質な人には洋服へのリメイクはオススメできません。

リメイクする前に洗い、ちぢみ具合を確認して裁断しますが、素材によってはちぢむ量が多く、思ったように布地が取れない場合もあります。

また、別の生地などと合わせて作る場合でも、素材が違うと洗濯によるちぢみ具合やアイロンの温度などにも気をつける必要があります。

着物リメイク専門店でオーダーする場合なども、よく考えてから相談してからお願いしたほうがいいですね。

着物が縮緬(ちりめん)だったり絞りの場合は洋服へのリメイクはやめたほうがいいですよ。

【着物リメイクで小物を作る】

着物リメイクで人気なのが小物です。

日傘

ポーチ

バッグ

メガネケース

巾着

クッションカバー

アクセサリー

小銭いれ

ストール

ポシェット

日傘やバッグなどは専門店でオーダーできます。

着物リメイクの本もたくさん出ていますから、そういった本を参考に小物を自分で作ってもいいですね。

着物だけでなく、帯からも作れますよ。

帯はしっかりしているので、バッグなどにしても・・・

スポンサードリンク




着物リメイク 着物のほどき方

着物リメイク02 - コピー

【和服のほどき方】

着物はコートだけはミシン縫いになっているものが多いです。

ですが、それ以外はほとんど手縫いですからほどくのは楽な方だと思います。

《道具》

●リッパー

●にぎり鋏や小鋏

袷(あわせ)の着物  裏地付きの着物

◎ 襟からはずす

◎ 掛け衿をはずす

※衿芯や衿先布もはずす

◎ 袖をはずす

◎ おくみをほどく

◎ 裾をほどく

◎ 表地と裏地をはなす

◎ 前身ごろと後ろ身ごろをほどく

しっかりととめてあるところは箇所は無理をすると布地が敗れる可能性がある

襟付け止まり

身八つ口

袖口止まり

袖付止まり

 

少しずつ慎重にほどきましょう。

着物リメイク 洗い方

着物リメイク03 - コピー

【洗うのはNGなもの】

縮緬(ちりめん)

刺繍もの

箔押し

ウール

絞り

など

【洗い方】

◎ 洗う前に布地の弱っている部分や汚れをチェックする

◎ まず、掛け衿や袖口の口布などを水につけて試し洗いをする

※ここでちぢみ具合、色落ち、色移りをチェックして大丈夫のようならほどいた着物地を洗う

※試し洗いの時は少し手荒なくらいに洗う

◎ たらいや洗面台などを利用するか、ない場合は大きめのバケツを用意する

◎ 水を張っておしゃれ着用洗剤などを入れる

※お湯は厳禁 必ず水で

◎ 布地を畳んだ状態で入れ、押し洗いする

◎ 何度か水をかえ、押し洗いしてすすぐ

※すすぎは3回以上、しっかりとすすぐ

◎ 最後に押して水分を絞る

◎ バスタオルに巻いて水分をとる

◎ もう一枚のバスタオルを使って水分をとるか、風通しの良いところに干す

※布地は重ねないように干す(重ねると色移りすることがある)

※2本の竿や数個のハンガーを利用する

◎生乾きの状態の時、ドライアイロンをかける

※完全に乾く前の生乾きの状態の時にアイロンをかける

※スチームではなく、「ドライ」で

※必ずさらしのようなもので当て布をしてかける

※布地の裏側から布目を整えるようにかける

※最後に湿気を取り除くために、ハンガーなどにかけて水分を飛ばす

※完全に乾いたら、型紙をおいて裁断する

※すぐに作らない場合はラップの芯などに巻いておく

※畳むと畳じわがついたところにまたアイロンをかけなければならないので・・・

まとめ

着物リメイクの好きないとこがいて、ポシェットとか手提げバッグとか、よくもらいます。

うちにもリメイク用の着物がかなりあるんですが、なかなかやっている暇がなくて・・・

そのうち少しずつでもやりたいとは思っていますが・・・

作るものが小物で、ポーチとかバッグとかだったら、基本的に洗わないで使っても大丈夫ですよ。

もともとバッグとかって、ほとんど洗わないですから・・・

気になる人は洗ってもいいですが・・・

バッグなどを作る場合は接着芯を貼るとより丈夫になります。

スポンサーリンク