冬になるとお風呂に入って温まると、とたんに足のスネあたりがかゆくなって、かきむしってしまうことってありませんか?
かきはじめたら止まらずに気がつくとスネは傷だらけに・・・・
足がかゆくなる原因を知り、かゆみ対策をして傷だらけの足にサヨナラしましょう!
冬にお風呂に入るとスネなどがかゆい原因は?
寒い冬にお風呂に入ると体が温まってきますよね。
体が温まると皮膚の細い血管は拡張するとじんましんなども出やすくなり、かゆくなることが多くなります。
乾いた空気や暖房により、角層の水分量が減少すると、皮膚は乾燥してドライスキンになってしまうことが多いんですね。
かゆみを伝達する知覚神経の末端が、ドライスキンの場合は角質層近くにまで伸びているため、ちょっとした刺激にも反応してしまい、かゆみを生じやすくなります。
ハリのあるモチモチ肌はしっかり水分を保持しているんですが・・・
肌の水分量が減少して、すでに肌が粉をふいている状態は完全に乾燥肌になっているので、入浴時にかゆくなる可能性が高くなります。
お風呂に入って血管が拡張すると血液の流れはよくなっていいのですが、同時にかゆみが起こりやすくなってしまうんですね。
かゆくなるとつい、おもいっきりかいてしまうことが多いと思いますが、なるべく我慢して冷たくぬらしたタオルなどを当てるとかゆみがとまりやすくなります。
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冬のお風呂 入浴時に注意するポイント
【入浴時に注意するポイント】
◆お風呂のお湯の温度
お風呂のお湯を42℃以上の高温にしていませんか?
冷え性の人などは早く温まりたいので、ついついお湯の温度を上げてしまいがちです。
ですが、高温のお湯は皮膚の保湿成分を溶かしてしまうんですね。
ですからお肌が乾燥しやすくなってしまうということです。
適温で入浴しましょう。
冬で40度前後 夏で38度前後
痒みが出る人は長湯も避けたほうがいいですね。
◆ボディソープ
体に必要な皮脂まで取り除いてしまうような、合成界面活性剤入のものを使っていませんか?
合成界面活性剤入りのソープは汚れがよく落ちますが、体に必要な皮脂まで落としてしまいます。
中性か弱酸性の石鹸などを使って洗いましょう。
洗った後は石鹸が残らないよう、しっかり洗い流します。
◆体を洗う道具
体を洗う時にゴシゴシとジャガイモを洗うみたいに洗っていませんか?
さらにナイロンタオルやボディブラシなどを使ってませんか?
このようなものを使って体を洗うと皮膚の組織を痛めてしまい、乾燥肌になりやすくなるんですね。
体を洗う時にオススメなのは使い込んで柔らかくなったタオルや手を使って洗います。
よく泡立てて、優しく洗います。
すでにかゆくてかいてしまい、傷になっている部分は石鹸を使わずに汚れが気になる部分だけ石鹸を使って洗います。
お湯で流すだけでも汚れは落ちていくので、傷になっている部分は手でなでながらお湯を流すくらいでも十分ですよ。
かゆみ対策
◆体にもボディミルクなどで乾燥対策をする
女性の場合はお風呂あがりにすぐ、顔に化粧水とかオールインワンジェルのようなものを使ってお手入れしている人は多いですよね。
そうしないとお肌からどんどん水分が蒸発して乾燥します。
お肌の乾燥はシワやたるみの原因にもなりますからね。
アンチエイジングのためにも必要なお手入れです。
乾燥するのは顔だけじゃなくて、体全体ですからこの時に体の手入れもしましょう。
ボディミルクとかなどを使って顔と同じように手入れします。
ボディミルクも自分の肌にあったものを使ってください。
香りとかも好き嫌いがあるものがありますので、部分的に試してみてから使ったほうがいい場合もありますね。
◆暖房器具を使う時は湿度管理に気をつける
暖房を使っていると空気が乾燥して、喉がヒカヒカしてくることがありますよね。
喉だけじゃなくて、そういう時はお肌も乾燥しています。
加湿器なども使って、空気が乾燥し過ぎないように気をつけたほうがいいですね。
コタツやホットカーペットなども肌が乾燥しやすくなりますので注意が必要です。
◆アルコールは避ける
お酒を飲むと血管が拡張するのでかゆみの原因となります。
かゆみがひどい場合はしばらくお酒も避けたほうがいいですね。
◆下着や服に注意する
足のスネだけではなく、首とか背中とかもかゆくなる場合は着る服や下着の素材などにも注意しましょう。
綿素材のものは肌に刺激が少ない素材です。
まとめ
いろいろかゆみ対策を試してみても症状が治まらない時や悪化した場合はすぐに皮膚科を受診した方がいいですね。
冬はお風呂だけではなく、寝ていて体があたたまるとかゆくなることも多いので、寝ている間に無意識にかいてしまって、起きたら傷だらけだった・・・なんていうこともありますよね。
とくに爪が伸びていると危険なくらいの傷になることが多いので、注意が必要かもしれません。
保湿効果のある入浴剤を使うという方法もありますが、入浴剤によっては給湯器や風呂釜を痛めてしまうこともありますので注意が必要です。
⇒■関連記事 入浴剤の使い方を間違えると風呂釜や給湯器を痛める原因になるってホント?