湯西川温泉の「かまくら祭」は平成20年に「日本夜景遺産」に認定されたイベントです。
かまくらの中でバーベキューを楽しんだり、スノーシューなどのアウトドアのスポーツを楽しんだりできますよ。
「河川敷のミニかまくら」はとても幻想的なので、行くならぜひ泊まりがけで行って昼夜楽しんだほうがいいですね。
湯西川温泉のかまくら祭 2016 日本夜景遺産のイベント
2016年の湯西川温泉の「かまくら祭」はメイン会場が「平家の里」に変更になりました。
この「かまくら祭」は日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定のイベントです。
昼間はかまくらの中(大人4人ほどが入れる大きさ)でバーベキュー(要予約)を楽しんだり、ソリ遊びなども楽しめます。
そして夜は幻想的な美しい光景を楽しめる、河川敷に並ぶミニかまくらにローソクの火が灯されます。
全部で7会場でいろいろなイベントが行われます。
◆メイン会場 平家の里
◎ 入場料
大人:510円 子ども:250円(小中学生)
◎ 時間
9:00~21;00
◎ かまくらバーベキュー
※予約制 予約受付時間 10:00~15:00
※予約電話番号:090-7836-3831(1/5~1/22まで)、0288-98-7005(1/23~開催期間中)
※11:00~16:00 ラストオーダー 15:00
※1人前1,500円(2人前より受付)+バーベキューかまくら使用料1棟 1,500円
◆湯西川水の郷スノーパーク
◎ 開催期間
1月30日(土)~2月29日(月)
◎ 開催時間
10:00~15:00
◎ 入場料
大人 800円 子ども 500円
※そり遊び代付・水の郷観光センター入浴料含む
◆沢口会場(アウトドア会場)
◎ 「スノーシュー体験」「スノーラフティング体験」「ちびっこそり滑り体験」等
◆沢口河川敷ミニかまくら会場
◎ 時間
17:30~21:00
※毎週木曜日はお休み
◆七色の光輝く山ホタル会場
◎ 開催期間
1月30日(土)~3月5日(土)の水・木・金・土と1月31日(日)のみ開場
◎ 開催時間
17:30~21:00
◆平家慈光寺会場
◎ 開催期間
1月30日(土)~3月6日(日)の木・金・土・日のみ開場
◎ 開催時間
17:00~20:00
◆雪のぼんぼりと雪だるま街道
◎ 開催期間
1月30日(土)~2月29日(月)
週末には「こたつ入りかまくら」の中で甘酒の無料サービスなども予定
かまくら祭に出かける時は2月はじめの寒い時期がオススメだそうです。
でも服装には注意が必要です。
靴は革靴とかヒールは避けて、スノーブーツとか靴底の面が凸凹した荒いもののほうが滑らなくて安心ですよ。
天候によって違うとは思いますが、カイロの使用や手袋、マフラー、マスクなどもあったほうがいいですね。
とくに顔に冷たい風が当たるとつらいのでマスクをしたほうが安心かもしれません。
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湯西川温泉の宿とバスについて
湯西川温泉は平家落人が隠れ住んだとの伝説が残る落人の里ですね。
落人伝説は今もあり、平家落人の菩提寺と伝わる「慈光院」、今回のメイン会場となっている「平家の里」などもあり、この地域は鯉のぼり今現在でも鯉のぼりをあげることはありません。
その理由は源氏の時代に息を潜めて暮らしていたのに、「鶏頂山」で男の子が生まれたお祝いに布切れで鯉のぼりをあげたら源氏方に気がつかれて攻撃され、さらに山奥に逃げて生き延び、現在の湯西川を定住の地にしたそうです。
そういった経験から
◆鯉のぼりをあげない
◆犬や鶏を飼わない
◆焚き火をしない
◆米のとぎ汁を川に流さない
などの決まりを守っているそうですよ。
湯西川にはけっこう旅館がありますが、「かまくら祭」のころは予約でいっぱいになることもあるので、土日などに出かける場合は早めに予約したほうがいいかもしれませんね。
「かまくら祭」の開催中は「湯西川温泉循環シャトルバス(有料)」が運行されます。
会場と会場を行き来するのに便利ですよ。
湯西川温泉循環シャトルバス(有料)
日程 1月23日~3月6日の土・日・祝日
時間 10:00~21:00
料金 200円
【湯西川温泉の主な旅館】
◆平家の庄(旧かめや平家の庄)
テレビでも紹介されている旅館ですね。
ここの旅館の温泉は川沿いに多数の家族湯が立ち並び、いずれも源泉掛け流しです。
この旅館には首都圏から往復バス「湯けむり号」で行けるプランが用意されています。
2名以上で出発保証されていて、一人往復3,000円で、片道利用(1,500円)もOKです。
湯西川温泉は交通の便がいいとはいえませんし、冬の積雪のある道路の運転は避けたい、かといって電車を使うとけっこう電車賃がかかる・・・と思っている人には便利なプランですよね。
バスの乗れば宿まで行ってくれるので楽ですね。
◆平家直孫の宿 本家伴久
800年以上湧出でる湯西川温泉発祥の源泉かけ流しの湯です。
民芸調の全室清流沿いのお部屋で、夕食は平家由来の「かずら橋」を渡ってとります。
ここの百歳のポストは昔の形のポストで福を呼ぶ縁結びのポストとしても有名です。
◆花と華
pH9.3の自家源泉はリピーターも多く「美肌の湯」として親しまれていますよ。
夕食は囲炉裏料理、平家懐石、鉄板焼会席から選べます。
前日までに事前予約をすると湯西川温泉駅から無料送迎バスを利用できます。
湯西川温泉へのアクセス
湯西川温泉に「かまくら祭」を見に行く場合に、車だと当然、スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備をしたうえで出かける必要があります。
雪道や路面が凍結している道に慣れている場合はいいですが、そういった冬の道に慣れていない場合は電車や専用バスなどの利用を考えたほうがいいと思います。
ただ、湯西川温泉駅からバスを利用する場合、最終が17:45分ですのでそれに間に合うように行かないとタクシーを利用するようになります。
◆電車利用
◎ 新宿からJR&東武相互乗入特急で約2時間で東武鬼怒川温泉駅着
◎ 浅草から東武日光線で約1時間30分で東武鬼怒川温泉駅着
東武鬼怒川温泉駅からは東武ダイヤルバスを利用し、約30分で湯西川温泉駅着
または東武鬼怒川線・会津鬼怒川線などを利用してもOK
湯西川温泉駅から東武ダイヤルバスを利用
《湯西川温泉駅発 湯西川温泉行き》
◎ 平日・土日・祝日
8:40
9:20
10:10 10:35
11:10
12:10 12:45
13:50
15:05 15:40
16:15
17:45
※時刻表は変更の可能性もあります。
◆車利用
※ カーナビを利用すると、土呂部経由の山間の道を案内されると思いますが冬季は通行止めになります。
その場合は湯西川温泉・道の駅』経由と指定して、駅方面よりむかいます。
◎ 東北自動車道の宇都宮ICから、日光宇都宮有料道路を経由し今市ICで降りて国道121号線を鬼怒川・会津方面にむかい、五十里湖の分岐を湯西川方面へ
まとめ
平家落人の里というと映画とかテレビの世界のような気もしますが、いまだに「鯉のぼりをあげない」などの風習が守られているんですね。
ミニかまくらの幻想的な風景を楽しんだ後は、ゆっくり温泉に浸かって冷えた体を暖めるといいですね。