江戸の日本橋から京都への東海道53の宿場の最初の宿場町が「品川宿」ですよね。
まるで江戸時代にタイムスリップしたようなお祭りが「しながわ宿場祭り」です。
パレードには「おいらん道中」や「江戸風俗行列」なども楽しめます。
聖跡公園では日本各地の美味しいものが味わえます。
第26回 しながわ宿場祭り 2016
「しながわ宿場祭り」は毎年9月の最終土・日に、旧東海道北品川の八ツ山から南品川の青物横丁まで約2kmにわたって開催されています。
「おいらん道中」や「江戸風俗行列」など、パレードも人気です。
開催される催しの中には「昔のおもちゃ作り」「野菜のつかみ取り」「品川寺の火渡り荒行」などいろいろありますよ。
【第26回 しながわ宿場祭り 2016】
◆開催日程
◎ 2016年(平成28年)9月24日(土)・25日(日)
◆開催時間
◎ 11:00~20:00
◆会場
品川八ツ山~青物横丁付近
◎ メイン会場 「うまいもの市」聖蹟公園
◆問い合わせ
◎ しながわ宿場まつり実行委員会
TEL:03-5463-1297
【おもなイベント】
◆おいらん道中
◎ 9月24日(土) 17:00~
◆江戸風俗行列
◎ 9月25日(日)11:30~
◆野菜のつかみ取り
◎ 9月25日(日)13:00~
◆品川寺 火渡り荒行
◎ 9月25日(日)13:00~
◆人力車試乗会
◎ 9月25日(日)13:30~
◆紙芝居
◎ 9月25日(日)
その他、「昔のおもちゃ作り」「辻落語」「辻芝居」「和太鼓の演奏」なども予定されています。
【アクセス】
◆電車利用
◎ 京浜急行線「北品川駅」「新馬場駅」「青物横丁駅」下車
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しながわ宿場祭り おいらん道中と江戸風俗行列
◆おいらん道中
おいらん道中は初日である24日(土)に行われます。
おいらんの下駄の重さは片方が2.5キロもあるそうですよ。
かなり重いですよね・・・足が鍛えられるかもしれませんが・・・
都内の9月下旬は天気によりますが、まだまだ残暑でおいらんの着物を着て長い道のりを歩くのはけっこう大変ですね。
それでも外八文字で練り歩く姿は多くの観客を魅了します。
おいらんに傘をさす役をのぞむ男性が多いそうですが、けっこう腕が疲れるそうです。
◆江戸風俗行列
「江戸風俗行列」は2日目の25日(日)に行われます。
毎年、パレードは交通安全のマーチングバンドを先頭にしてその後ろの方に「江戸風俗行列」がつづきます。
品川の旧東海道はかなり狭いので、逆に沿道の観客からは間近で見ることが出来、一体感を味わえますよ。
パレードは八ツ山口~品川寺あたりで終了になります。
この江戸風俗行列は参加者を募集して行われます。
参加費用は15,000円~30,000円で、いろいろな役柄が決まっているんですね。
たとえば男性の役なら「松平長七郎」「銭形平次」「ねずみ小僧」「一心太助」のようなものから「悪代官」「岡っ引き」「商家の旦那」「飛脚」「浪人」「火消し」などいろいろあります。
女性の役なら「黒芸者・色芸者」「遊女」「商家の娘」「武家娘」「町娘」「八百屋お七」「武士の奥方」「お姫様」「腰元」など、自分でやってみたい役を選んで応募します。
募集締切りは2016年8月10日(水)です。
しながわ宿場祭り 聖跡公園で「日本各地の恵み」
「うまいもの市」「日本各地の恵み」として美味しいものが食べられる食と酒と物産の会場となっているのが「聖蹟公園」です。
「聖蹟公園」は品川宿本陣跡にある公園ですが、ここで東海道を行き来する参勤交代の諸大名、公家、門跡などの宿泊・休憩所としてにぎわったところです。
明治になって明治天皇が行幸された際の行在所(あんざいしょ)になったことにちなんで「聖蹟公園」と命名されました。
聖蹟公園の最寄り駅は「京浜急行線 新馬場駅」です。
【日本各地の恵み(一部)】
・北海道沼田のトマトジュース
・ホタテ焼き
・そば乾麺
・タコ燻製
・秋田 きりたんぽ鍋
・横手やきそば
・ババヘラアイス(金属製ヘラを用いコーンに盛り付け)
・ずんだもち
・みやぎ石巻 牛タンつくね串
・仙台牛タン焼き
・献上福島の桃
・能登牛・豚串焼き
・新潟 笹だんご
・八王子高尾 三福だんご
・神奈川大和 焼小龍包
いろいろな全国各地の食物だけでなく、日本酒や焼酎なども味わえます。
◆ホテル村
もうひとつ、食を楽しめるのが「ホテル村」の会場です。
ここの食べ物もホテルが出しているのでとても人気です。
ですが、早い時間で売り切れてしまうものが多いので、オープンの11時に行ったほうがいろいろ選べると思います。
「ホテル村」は「聖蹟公園」より南下した「北浜公園」のほうにあります。
こちらも最寄り駅は京浜急行線の「新馬場駅」です。
ホテルレストランの味が手頃な値段で楽しめるのでいいですよ。
13時ころにはほとんど売り切れてしまうことが多いようです。
まとめ
江戸風俗行列に参加すれば、ちょっと時代劇の役者になったような気分が味わえそうですね。
それよりも食い気のほうが・・・という人は「ホテル村」や「うまいもの市(日本各地の恵み)」で、美味しい食べ物やお酒を楽しむといいですよ。