一軒家で近所との距離もけっこう離れている場合は問題ないと思いますが、アパートなどの場合、起きられないからと大音量の目覚まし時計や非常ベルのような目覚まし時計を使っていると、まわりの部屋の住人から苦情がきてトラブルになることも珍しくありません。
本人は起きられないから遅刻しないようにと思っているかもしれませんが、毎日続く生活音でもトラブルになる事が多いのに、爆音の目覚まし時計をスヌーズ機能も使っていたら、それこそ大きなトラブルになるかもしれません。
また、大きな音の目覚まし時計は体にとっても悪い影響が出るので注意したいですね。
目覚まし時計の音が大きいと苦情になる
とくに木造のアパートや壁の薄い部屋などで注意が必要なのが、「音漏れ」です。
非常ベルかと思うような爆音の目覚まし時計を使っている人っていますよね。
隣の部屋でもあまりにも大きな音で目が覚めるのに、本人は起きる気配がない・・・ってことも・・・
さらに「スヌーズ機能(繰り返し機能)」も使っていると、まわりの部屋の住人の怒りに追い打ちをかけるようになります。
大きな音の目覚まし時計を使っている人は、4月から社会人や大学生として部屋を借りて新生活を始める時には気をつけたほうがいいでしょう。
同じアパートに住んでいても、起きる時間も違いますし、夜勤の人もいますよね。
それなのに寝ついた途端に大音量の目覚まし時計が聞こえてきたら怒鳴りたくなりますよね。
人によっては目覚まし時計をいくつも少しずつ時間差でセットして、なおかつスヌーズ機能も使っているのになかなか起きない・・・という人もいますが集合住宅ではトラブルの原因になることが多いので注意が必要です。
自宅で生活していた頃は母親などに起こしてもらって起きていた人もいると思いますが、これから一人で暮らす時に目覚まし時計を使う場合は大きな音の目覚まし時計ではなく、別の方法で起きられるようにしたほうが安心です。
通常は大きなトラブルになることを避けて(直接苦情を言ってこないで)管理会社を通して苦情が来ることが多いと思います。
でも、カッとなりやすい人などはドアを叩いて怒鳴り込んでくるかもしれません。
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目覚まし時計の音が大きいと脳卒中などの危険も・・・
大きな音や非常ベルのような音の目覚まし時計は体にも危険と言われています。
今まで静かだったのが急に大きな音が鳴ると心臓がドキッとしますよね。
私達の体は入眠時は血圧が低下し、眠っている間は低い状態で安定しています。
(人によって、また病気などで変動がある人もいます)
目覚める数時間前から徐々に血圧は上昇し始めますが、それがいきなり大きな音で目覚めると血圧が一気に上昇することがあります。
急激な血圧上昇は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性もあるので危険なんですね。
高齢者などはとくに、夏場より冬場は早朝に注意した方がいいといわれています。
寝ている間は思ったよりも汗をかいていて、そのため血液がドロドロの状態になります。
夜中に水分補給とかしていない人のほうがほとんどですからね。
そのドロドロの血液の状態で、血圧が一気に上昇するば、血管が詰まったりする可能性もあるわけです。
ですから、体にショックを与えるような音で起きるのはおすすめできません。
音がしない目覚まし時計と部屋探しのポイント
目覚まし時計の音でもアラーム音や自然の鳥の鳴き声など、比較的やわらかい音のものもあります。
そういう音で起きられる人は非常ベルのような目覚まし時計から変えたほうがいいですね。
枕に振動を伝えて起こすグッズとかもありますが、これもけっこう体にショックを与えることもあるようです。
とくに大きな地震を経験した人などは、揺れるものや振動するものには敏感だったりします。
昔のように日の出とともに起きる・・というのは理想ですが、窓がない部屋で寝ていることもあるでしょうし、窓を開けていても起きる時間に日が昇っていない・・・ということもありますよね。
たしかに遮光カーテンなどではなく、普通のカーテンを使っていて雨戸もない場合、日が差し込んでくると目覚めやすいというのはあると思います。
うちでは朝は6時に起きるのですが、夏場は雨戸を閉めないため、4時ころから明るくなって早めに目覚めます。
でも冬は寒いので雨戸を閉めてますし、それに6時ではまだ真っ暗(2月上旬くらいまで)なんですよね。
ですから静かな鳥の鳴き声の目覚まし時計を使っています。
朝日のかわりに人工的な光で起きられるようにしている目覚まし時計なども販売されています。
「光目覚まし時計」といって、起きる時間に合わせて徐々に部屋を明るくしていく目覚まし時計です。
すべての人に効果があるかどうかわかりませんが、同じ部屋で寝ている人がいなければ(起きる時間が一緒なら問題ありませんが)使ってみる価値があるかもしれません。
以前は高額なものしかありませんでしたが、最近は普通の目覚まし時計と変わらない価格のものが出ています。
2階以上に住んでいて、スマホなどのバイブ機能を使う場合は振動が下の階の部屋に伝わらないように、直接床などに置くのは避けたほうが安心です。
クッションや折りたたんだタオルなどを枕元において、その上に置くといいですよ。
大きな音の目覚まし時計を使っていて、もしこれから部屋を探す場合、部屋の音漏れをチェックして部屋を決めたほうがいいですね。
集合住宅では真上の部屋に小さな子どもがいる家族が住んでいると、家の中で駆けまわる音がかなり下の部屋に響きます。
目覚まし時計の音も、隣だけでなく、下の階の部屋にも響くことが多いんですね。
できれば角部屋とか、部屋の位置もチェックしたほうがいいと思います。
角部屋だと隣と接触している部屋が減りますからね。
本当は小さな音でも起きられるようになるのが理想ですが、どうしても大きい音の目覚まし時計じゃないと起きられない・・・
そういう場合は近くに音大とかある地域の賃貸マンションなどは音大生用に防音対策がしてあるものがあったりしますから、そういう物件を探すといいかもしれません。
「防音物件 地域名」などで探すといいですよ。
まとめ
マンションなどではミシンや編み機のようなものも禁止されている場合もあります。
音と振動が他の部屋に伝わって響くからだそうですが・・・
音の苦情で、聞こえてくるのが下の部屋とか、上の部屋とか自分で思っていても、実際は違う部屋の音だったりします。
固体音(別名:躯体伝播音)は柱や床、壁を振動によって伝わるので実際の音源は聞こえてくる(と思っている)部屋からじゃないことがあるので、苦情をいう時は管理会社を通したほうがいいですね。