岩屋ダムの下流に位置する「金山巨石群」は「岩屋岩陰遺跡」を含む3ヶ所の巨石群の総称で、太陽カレンダーの機能を持っています。
この神秘的な巨石群をガイド付きで光の体験ができるツアーが開催されています。
岩屋岩陰遺跡内に射し込むスポット光の観測でうるう年の観測もできるんですよ。
夏至から冬至までの太陽軌跡を4等分化した節目の時期を知ることができます。
飛騨金山巨石群 光の体験ツアーと秋分の光 無料観測会
飛騨金山の「金山巨石群」で「光の体験ツアー」が開催されています。
ストーンヘンジ(英)やピラミッド(エジプト)に代表される世界の巨石建造物が有名ですが、岐阜の南飛騨にも古代の巨石建造物が存在していたのですね。
金山巨石群はおもに太陽周期を刻む巨石配列・構造となっていて、縄文時代より「太陽カレンダー」として機能していたようです。
そんな時代にいったい誰が作ったんでしょうね??気になりますが・・・
「金山巨石群」の神秘的な太陽のスポット光を体験できる「光の体験ツアー」で、縄文時代にいるような感じを体験できるかもしれません。
各自現地集合ですので、車利用の人はいいのですが、JR利用の場合は「金山町観光協会 TEL:080-3637-2201」に相談して下さい。
【飛騨金山巨石群 光の体験ツアー】
◆コース
◎ 金山巨石群で神秘の光 体験!
※ガイド付き 90分
11:30~13:00
※現地集合
◎ ドライブイン飛山(ひざん)で昼食
※飛騨牛朴葉味噌定食 60分
13:30~14:30
※昼食場所までは各自移動(約 20km)
◎ 飛騨街道 金山宿で筋骨めぐり
※ガイド付き 90分
14:30~16:00頃
昼食場所からスタート 迷路探検
その後、スタート地点に戻り解散
※細い路地が迷路のようにからみ合っている公道を飛騨地方では「筋骨(きんこつ)」と呼んでいます。
ガイドさんが路地裏ミステリーゾーンを案内
◆時間
◎ 4時間30分
11:30~16:00頃
◆参加費
◎ 3,000円/1名
※参加者合計が9名以下の場合
◎ 2,500円/1名
※参加者合計が10名以上の場合
◆募集期間
◎ 2017年
9月22日 (金)~24日 (日)
10月25日 (水)~27日 (金)
11月22日 (水)~24日 (金)
12月22日 (金)~24日 (日)
◎ 2018年
1月20日 (土)~22日 (月)
2月15日 (木)~17日 (土)
3月20日 (火)~22日 (木)
※募集期間以外の日程でも2名以上で参加できます。
11:30から光体験ツアーが開始となっているのは、年間を通して正午前後に射し込むスポット光が体験できる時間帯だからです。
【秋分の光 無料観測会】
◆日時
◎ 9月22日(金)~24日(日)
9:00~17:00
◆場所
◎ 金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)
※ガイド付きの体験ツアーは有料です。
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狒々(ヒヒ)伝説
「狒々(ヒヒ)伝説」は岩屋岩蔭遺跡と祖師野八幡宮(そしのはちまんぐう)に伝わる伝説です。
時は鎌倉時代。
毎年、祖師野八幡宮の祭に美しい娘が次々と消えていき、源義朝の長男である善平(悪源太義平)がやってきて怪物退治に乗り出し、名刀藤捲の太刀(祖師野丸)で怪物に斬りつけたそうです。
怪物は血を流しながら山の方へ逃げていったのですが、その血痕を追って馬瀬川を渡り、岩屋の洞窟(岩屋岩蔭遺跡)に逃げ込んだものとみて踏み込み、怪物を討ち取ったところ、その正体は数百年を経た真っ白い狒々(ヒヒ)だったそうです。
悪源太はヒヒ退治をした名刀を村人に寄進し、祖師野八幡宮の神宝として納められました。
岩屋には「妙見神社」が祀られていますが、この「妙見」は「名剣」に通ずる意味でもあるといわれているそうです。
狒々(ヒヒ)とは日本に伝わる妖怪で、大型のサルのような感じで、年老いたサルが狒々になるともいわれています。
けっこう日本にはあちこちに「狒々(退治)伝説」がありますね。
金山巨石群へのアクセス
【金山巨石群】
岐阜県下呂市金山町岩瀬 (岩屋ダム下流約300m)
金山巨石群へは車を利用したほうが便利ですね。
公共の交通機関を利用する場合、最寄り駅からバスを使って一番近くの停留所からでも約 30分位歩くようになります。
金山巨石群までのバス路線がないためです。
◆電車利用
◎ 「飛騨金山駅」下車
「飛騨金山駅」からバス利用 乙原(おっぱら)行きに乗車
終点のひとつ手前の停留所「八坂(はっさか」で下車
馬瀬川第二ダム湖畔を上流へ2~3kmの山道を徒歩で約 30~40分
◎「飛騨金山駅」よりタクシー利用の場合
金山巨石群まで約 17km(20~25分)で片道6,500円前後
※台数が少ないため、予約したほうが確実です。
・飛騨タクシー TEL:0576-32-2001
◆車利用
◎ 東海北陸自動車道「郡上八幡I.C」より
国道256号→県道86号コースで約 40分
※冬期は凍結(峠越え)注意!
◎ 東海環状自動車道「富加関I.C」より
県道58号→国道41→国道256号→県道86号コース
約 60分
◎ 東海環状自動車道「美濃加茂I.C」より
国道41→国道256号→県道86号コースで約 60分
◆駐車場
◎ 巨石群の近くの道路脇に縦列駐車で約 10台
※自家用車・マイクロバス・バイクのみ
※大型・中型バスは150m先の突き当りにあるテニスコートに駐車(10台)
まとめ
太陽光の観察ですから、晴れていないと困りますね。
金山巨石群は最近はパワースポットとしても人気で多くの人が訪れています。
ただ、トイレはテニスコート(駐車場)のところに和式の水洗トイレがひとつあるだけだそうなので、なるべく「金山巨石群」へ行く前に用を足したほうが安心です。