北関東随一の日本庭園といわれている「徳明園」は紅葉の名所としても知られています。
紅葉の見頃の時期はライトアップイベントも予定されています。
隣接する「洞窟観音」には石彫の30体をこえる観音像があります。
漫画記念館の「山徳記念館」も含め、入館料には3ヶ所分含まれています。
高崎の徳明園の紅葉の見頃 2017
「徳明園」は「洞窟観音」に併設されています。
北関東一の名園としても名高い庭園です。
一部に枯山水を配した回廊式庭園で、紅葉の時期は多くの人が訪れる名所です。
その紅葉も見頃が比較的長く、11月の中旬~12月上旬がとくに見頃となっています。
天候によって前後することがありますけどね。
今年は少し早めの紅葉だそうですよ。
入館料には「洞窟観音」と「山徳記念館(漫画記念館)」「徳明園」が含まれています。
【徳明園】
◆入館料
◎ 洞窟観音・山徳記念館・徳明園共通
・12/1-3/31 大人600円(小中学生300円)
・4/1-11/30 大人800円(小中学生400円)
◆ 開園時間
・12/1-3/31 10:00~16:00
・4/1-11/30 平日10:00~16:00 土日祝日 10:00~17:00
◆休園日
・12月26日~30日
◆ライトアップ イベント予定日
◎ 11月
11日 12日 18日 19日 23日 25日 26日
◆問い合わせ
◎ 洞窟観音山徳記念館・徳明園
TEL:027-323-3766
「洞窟観音」の坑内はペット同伴不可です。
「徳明園」はキャリーバッグのみ可となっています。
※抱きかかえ・リード不可
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400mの坑道 洞窟観音
「洞窟観音」はこの地域の呉服商「山田徳蔵氏」によって大正8年に着工されました。
この時はまだ30代の若さでしたが、私財を投じて多くの人が楽しめる霊場を建設しようと決意してのことでした。
昭和39年、徳蔵氏が88歳の生涯を閉じるまでの50年間もかけて完成されたものです。
それも、つるはしやスコップなどの人力で山を抜いたり谷を埋めたり・・・
さらには池を掘り、石を運んでと、大変な仕事だったようです。
完成した洞窟の坑道は長さが400メートルをこえています。
石彫の名工である「新潟出身の名工 高橋楽山」が生涯をかけて彫刻した御影石の観音像が石彫群とともに安置されています。
洞窟内だけでなく、庭園にも石仏・石像・石塔が多数ありますよ。
つるはしを使って1日かけても数センチしか掘れないくらいの硬い地盤だったそうです。
冬場は雪が多い時などは人が集まらずに、奥さんと二人で掘り続けたこともあったとか・・・
すごい情熱で作られたんですね、自らも掘っていたとは・・・
この洞窟は緊急時には「防空壕(ぼうくうごう)」として使用することも想定されていたそうです。
洞窟観音の装飾に使われたのは群馬県内から集められた銘石ばかりだそうですよ。
洞窟内の平均温度は17度なので、冬は暖かく感じますね。
洞窟内に観音石仏が三十三体、外に十体安置してあるそうですが、観音様というと三十三という数字を多く見かけますよね。
観音霊場も三十三ヶ所など・・・
これは「妙法蓮華経の観世音菩薩普門品 第二十五」に、観音が三十三種に変化して姿を現すとされているのが原点のようです。
高崎といえばもう一つの有名な「高崎白衣大観音(たかさきびゃくえだいかんのん)」がありますよね。
「高崎観音」と呼ばれることが多いですが・・・
山田徳蔵氏はその建立者である井上保三郎氏とも交流を深めたそうです。
徳明園のすぐ近くに「高崎観音山温泉 錦山荘(きんざんそう)」があるので、温泉でゆっくりするのもいいですね。
日帰り温泉としても利用できますよ。
洞窟観音山徳記念館・徳明園へのアクセス
【洞窟観音山徳記念館・徳明園】
〒370-0864群馬県高崎市石原町2857
TEL:027-323-3766
◆電車利用
◎ JR「高崎駅」下車
「高崎駅」より「ぐるりんバス(観音山線片岡先回り)」利用
「洞窟観音入口」下車 徒歩約 3分
◎ 「高崎駅」よりタクシー利用で約 10分
◆車利用
◎ 関越自動車道「高崎I.C」または「前橋I.C」より約 20~25分
◎ 上信越自動車道「藤岡I.C」より約 20~25分
◆駐車場
◎ あり 無料
・普通乗用車:25台
・大型バス : 5台
紅葉の時期は駐車場はすぐ満車になります。
午前中の早い時間で満車になるので、できるだけ公共の交通機関を利用した方がいいですね。
まとめ
洞窟観音の出口近くから「高崎白衣大観音」まで歩いていくこともできますよ。
徒歩で約 20分前後くらいで行けるとおもいます。