たまねぎはたまねぎ氷やにんたまジャム、じんたまジャム、たまねぎジュースなど、いろいろ人気になっていますよね。
とくに最近は酢たまねぎに注目が集まっています。
酢たまねぎは作り方も簡単なので、毎日食べることができて、体にも良い効果があるといわれていますので、ぜひ作ってみてください。
高血圧や糖尿病に酢たまねぎがいい!その効能とは?
ねぎと同じユリ科の仲間であるたまねぎの日本の生産量は、米国に次ぐ世界第2の生産国になっているんですよね。
多くの料理に利用できますし、美味しいだけでなく、その効能にも注目が集まっています。
あの独特のニオイは硫化アリルなどのイオウ化合物のにおいです。
たまねぎは切ると目にしみて涙が出てきますよね。
あれも硫化アリルの成分のためなのですが、この硫化アリルは揮発性が高いからなんです。
この硫化アリルは加熱すると変化し、たまねぎは甘くなります。
【たまねぎの効能】
◎ 動脈硬化の原因となる血栓やコレストロールの代謝を促進する作用がある
※血液サラサラ効果
◎ ビタミンB1の吸収を促進するはたらきがある
◎ 胃のはたらきを改善する作用がある
◎ たまねぎに含まれる硫化アリルには強い殺菌力がる
◎ たまねぎに含まれるケルセチンというポリフェノール成分は、体内に摂取した脂肪の吸収を抑制するはたらきがある
※ダイエットにも有効と考えられる
◎ 発汗作用や解熱作用がある
◎ 硫化アリルは神経を安定させるのに役立つ
◎ 利尿、便秘、虫下しに効果があるといわれている
◎ 新陳代謝を高める
◎ 腸内環境を良くする
◎ 血圧を正常化する作用がある
◎ 精力増進にも有効と考えられる
この効能も毎日、続けてたまねぎを摂取することによって効果が期待できるものです。
薬ではないので即効性を期待するのではなく、たまねぎを摂取すること習慣的になるようにするのが望ましいですね。
たまねぎを酢漬けにした「酢たまねぎ」は簡単に作ることができますし、食材としてたまねぎは高価というわけでもないので続けることも簡単ですね。
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酢たまねぎの作り方
酢たまねぎに使うお酢は醸造酢であればなんでもかまいません。
穀物酢や米酢、バルサミコ酢、黒酢、リンゴ酢などで作ります。
まろやかな味にしたいなら「リンゴ酢」がおススメです。
【基本の酢たまねぎの作り方】
◆用意するもの
◎ たまねぎ(中位のもの) 2個
◎ 塩 少々
◎ ハチミツ 大さじ2~3
◎ お酢 適量
◎ 密閉容器
◆作り方
◎ たまねぎをスライスする
◎ 切ったたまねぎを広げて20~30分おく
※薬効成分は水溶性のため、一定時間を置くことによって、その成分が失われにくくなる
◎ 密閉容器に切ったたまねぎを入れる
◎ たまねぎが浸るくらいに酢を注ぐ
◎ 塩とハチミツを入れてよく混ぜる
◎ フタをして冷蔵庫で保存する
2~3日で食べられ、冷蔵庫に入れて2週間程度、保存できますが早めに使い切ったほうがいいでしょう。
食べる量の目安はたまねぎの4分の1くらいで50~60gくらいです。
【簡単な酢たまねぎの作り方】
使うお酢を「カンタン酢」にして作ります。
すでに味がついていて、このカンタン酢は甘酢なので、塩とかハチミツとか入れる必要はありません。
最近はカンタン酢レモンというのもあるようですから、それを使ってもいいかもしれませんね。
◆カンタン酢のアレンジ編
◎ ディジョンマスタードを小さじ1くらいをカンタン酢に溶いて入れる
※ディジョンマスタードはあまり辛くはないのいいですよ。辛いのが好きなら普通の辛子とか使っても・・・
◎ 一味や七味の唐辛子を少々加える
※ちょっとパンチが効いて美味しくなります。
◎ 塩レモンを小さじ1くらい加える
※レモンの香りがしてさっぱりした感じの味になります。
※上の写真は塩レモン入りの酢たまねぎです。
◎ カレー粉を溶いて入れる
他にもお好みのハープのなどを加えてもいいですね。
一度漬けた酢でもう一度、たまねぎを漬けるのはおすすめしません。
つけ汁がもったいないのはわかりますが、つけ汁にはたまねぎから出て水分なども含まれていますから、ドレッシング等に利用しましょう。
オリーブオイルとつけ汁、塩・コショウで作ったり、マヨネーズにつけ汁を混ぜて作っても美味しいですよ。
もし、バルサミコ酢で漬けたのなら、残ったお酢を厚手のホーロー鍋に入れて、弱火で焦げないように半分から3分の1くらいまで煮詰めてソースにすることもできます。
アルミ鍋しかない場合などはアルミ鍋にお湯を沸かし、ステンレスのボウルなどにお酢を入れて湯煎しながら煮詰める方法もあります。
この場合はちょっと時間がかかりますけどね・・・
酢たまねぎを使う密閉容器に、空気を抜くことが出来る容器を使っています。
ポンプで空気を抜くタイプのものですね。
写真の物やアサヒ軽金属の容器などを使っていますが、通常よりはやく出来上がるので便利です。
酢たまねぎのアレンジレシピ
酢たまねぎはそのまま食べるだけでは飽きるっていう人もいますよね。
そのためにもいろいろアレンジしたレシピで食べると続けることが簡単になります。
◆酢の物
◎ 千切り大根と酢たまねぎ、キュウリの薄切りを混ぜたもの
◎ 薄い拍子切りにした大根を少量の塩でもんでやわらかくし、それと酢たまねぎを混ぜる
◎ ワカメと酢たまねぎを混ぜ、ポン酢をかける
酢の物ではないんですが、酢たまねぎを器に盛って「おかか」をかけ、少量のしょう油をたらして食べるのも美味しいですよ。
◆サラダ
◎ トマトを薄切りした上に酢たまねぎをのせ、エキストラヴァージンオリーブオイルを少量上からたらす
◎ ポテトサラダに混ぜる(酢たまねぎはそのままでも刻んでもOK)
◎ かぼちゃサラダに混ぜる
◎ 酢たまねぎとブロッコリースプラウトを生ハムで巻く
サラダではないですが、冷やし中華にのせて食べても美味しいですよ。
定番のキュウリ・ハム・卵に加えて・・・
◆ドレッシング等
◎ 酢たまねぎを刻んでシーチキンと合わせて混ぜ、マヨネーズ、塩・コショウで味を整える
◎ めんつゆにつけ汁、刻んだ酢たまねぎを混ぜる
※ポン酢と刻んだ酢たまねぎだけという方法も
◆ソテーした肉や魚のつけ合わせにする
◎ 揚げて南蛮漬けにしたアジとかにのせて食べても
まとめ
以前、たまねぎ氷を作ったんですが、面倒なのでたまねぎスープを利用しています。
味噌汁とかシチューにも入れますし、昆布茶とたまねぎスープ(粉末)でキュウリとかもむと、味わいのある即席漬けとかできます。
酢たまねぎは酢が苦手な人も多いかもしれませんが、リンゴ酢とかカンタン酢などを使うとそんなにツンとくる感じではないので食べやすいと思いますが、ドレッシングとかに入れたり、ポテトサラダに入れたりすれば、もっと食べやすくなりますね。
たまに食べるのではなく、続けて食べることによって酢たまねぎは効果があるようなので、積極的に食事に取り入れたほうがいいですね。