十分に寝たはずなのに重要な会議中にどうにも眠くなって居眠りをしてしまう・・・たびたび居眠りするので「怠け者」のレッテルも貼られて・・・
もしかしたらそれって過眠症「ナルコレプシー」などの病気かもしれませんよ。
思い当たる症状があるなら、専門医に診てもらうことをオススメします。
会議中に居眠りして怠け者のレッテルを貼られたけど病気かも・・・
昨夜は十分睡眠をとったはずなのに、大事な試験や会議中や商談中に居眠りをしてしまうことが多い・・・
ひどい時は食事中や立っていたり歩いている時でも、眠くてどうにもならないことがある・・・
まわりからは「怠け者」といわれ、つらい立場に立たされている・・・
もしそんな経験があるなら、それは睡眠障害かもしれません。
夜は十分な睡眠時間、7~8時間くらい寝ていて、よく眠れているはずなのに急に昼間、強い眠気に襲われる場合、過眠症の疑いがあります。
過眠症といってもさまざまな種類があり、ナルコレプシーや特発性過眠症、典型的なタイプとはいえない慢性過眠症などkザ多くあります。
こういった過眠症は周囲からも病気とは理解されず、「怠け者」扱いされることがおおいですね。
一般的にも不眠症は広く知られていますが、過眠症については知らない人のほうが多いかもしれません。
本人はもとより、周囲も病気とは思っていないケースが多いので、原因も対処法もわからず、病院を受診することも少ないので長い間、苦しむ人も多いようです。
「眠気」の強さはどれくらいかというと、健康な人が48時間くらい、つまり2日間、眠らなかった時に感じるくらいの眠気だそうです。
普通の人が2日間寝なかったら、どうしようもないくらい眠くなりますよね。
こういった居眠りが会社などで続くと、退職に追い込まれたり、運転中であれば、重大な事故に繋がる場合もあるので、専門医の診断を受けることが必要ですね。
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過眠症の病気 ナルコレプシー
【ナルコレプシーとは?】
10代に発症することがほとんどといわれ、中年期以降に発症することはまれです。
世界では1,000人~3,000人に一人の割合で発症するというデータがありますが、日本人はもっと多く、600人に一人の割合で発症しています。
昼間、何度も短い睡眠を繰り返す過眠症の一種ですね。
昼間の一回の睡眠時間は短めで10分から30分程度なのが特徴で、目覚めたあとはスッキリしても、またしばらく経つと強い眠気が襲ってきます。
【その他の症状】
◆情動性脱力発作(カタプレキシー)
喜怒哀楽により、感情が強く出た時に脱力するという発作が起きる症状。
過眠症と併発するのはナルコレプシーだけです。
※個人差があり、少し脱力する程度から倒れこむ場合も・・・
◆睡眠麻痺(金縛り)
寝入りばなである入眠時に全身脱力が起こり、金縛りとして認識されます。
【ナルコレプシーの原因】
ナルコレプシーになってしまう原因はまだ、全て判明しているわけではないのですが、「オレキシン」という覚醒や食欲に関連している細胞が少ないか、働きが悪くなっている病気だということです。
ただ、どうして少なくなってしまったり、働かなくなるのかはわかっていません。
【治療法は?】
ナルコレプシーの治療に関しては薬物療法が中心で、生活習慣の改善も必要になってきます。
眠気をうまくコントロールするために効果的な昼寝(仮眠)も取り入れたほうが良い場合がありますね。
睡眠障害 その他
【特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう】
ナルコレプシーかなと思って、専門医を受診したら「特発性過眠症」だった・・・ということもあります。
夜は十分、熟睡しているのに朝はどうしても目覚めが悪く、昼間も眠くなります。
昼間、仮眠しても「だるさ」とか「ぼーっとした感じ」が長く続く場合は「特発性過眠症」の疑いがあります。
他にも睡眠時無呼吸症候群など、睡眠障害の種類は数多くあるので、おかしいなと思ったら自己判断せずに専門医を受診しましょう。
【何科を受診すればいいの?】
◆睡眠専門外来
◆精神・神経科
こういった科を受診しましょう。
都内であるなら晴和病院が評判がよく有名です。
まとめ
日本人が世界の平均よりもナルコレプシーの患者が多いにもかかわらず、ナルコレプシーという言葉を知っている、その病気が何科知っているという人が少ないのが現状です。
あまりにも強い眠気が何度も遅い、仕事に支障をきたすようなものであるなら、専門医を受診したほうがいいですね。
精神・神経科の受診というのはうつ病の多い今でも抵抗があるかもしれませんが、睡眠障害外来があれば受診するのも少しは気楽になりますよね。
いずれにしてもきちんと受診したほうが、対処法がはっきりすると思いますので、苦しんでいるよりいいですよ。
まわりの理解は必要になると思いますが、少なくとも「怠け者」ではないと言えるようになりますね。