池上本門寺の桜まつりが今年も開催されます。池上本門寺の境内には関東で現存する最大で、かつ最古である「五重塔」が建っています。
見事な枝振りの桜は100本(ソメイヨシノ他)ほどあります。総門をすぐの石段の両脇にもあって、桜を楽しみながら上ることができますよ。
年に一度の五重塔の特別開帳も行われます。
池上本門寺桜まつり 2016
池上本門寺は日蓮上人が弘安5年(1282年)の10月13日の辰の刻(8:00頃)に、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。
五重塔前の参道の両脇を中心に桜が美しく彩ります。
石段を登ってから仁王門前までは屋台が並ぶ通りになっています。
五重塔は普段は非公開ですが、この桜まつりの時には開帳されますし、五重塔守りの頒布も行われます。
【池上本門寺 桜まつり 2016】
◆開催日
◎ 2016年(平成28年)4月2日(土) 五重塔まつり
◎ 2016年(平成28年)4月3日(日) 花まつり
※花まつりはお釈迦様の誕生をお祝いするおまつり
◆場所
◎ 池上本門寺 境内
◆料金
◎ 無料
◆問い合わせ
◎ 池上本門寺
TEL:03-3752-2331
【主なイベント】
◆花まつり法要
◆花まつりパレード
◆コンサート
◆マーケット
※花まつりの時、大堂前では無料甘茶接待
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池上本門寺へのアクセス
【日蓮宗大本山 長栄山 池上本門寺(ちょうえいざん いけがみほんもんじ)】
◆住所
◎ 〒146-8576 東京都大田区池上1-1-1
TEL:03-3752-2331(代)
◆電車利用
◎ 東急池上線「池上駅」下車徒歩10分
◎ 都営浅草線「西馬込駅」南口下車徒歩12分
◎ JR京浜東北線「大森駅」より池上駅行きバス(20分)
「本門寺前」下車徒歩5分
◆車利用
◎ 首都高速目黒線戸越出口より横浜方面へ(約15分)
◎ 首都高速羽田線羽田出口より環状八号線を北上
国道1号(第二京浜国道)を右折(約20分)
◎ 東名高速東京ICより環状八号線右折
国道1号線(第二京浜国道)を左折(約25分)
イベント期間中は周辺の駐車場も含め、たいへん混雑しますから公共の交通機関を使ったほうが無難です。
花まつりに甘茶が使われる理由
今から約2500年前の4月8日にインドのルンビニー園でお釈迦様が生まれましたが、その時天より甘露の雨が降り注いだといわれています。
花まつりはお釈迦様のお誕生をお祝いする仏教行事で、本来は灌仏会(かんぶつえ)とか仏生会(ぶっしょうえ)といいます。
花まつりというようになったのは明治以降のことのようですが、お花で飾られたお堂のなかに甘茶お入れたお盆「浴盆」を置いて、そこに誕生仏(右手で上、左手で下を指し示しているお釈迦様のお誕生の姿をあらわした像)を安置して、甘茶を杓を使って頭上から注ぎます。
この時に使われる甘茶はアジサイ属、ユキノシタ科のヤマアジサイの変種です。
「小甘茶(こあまちゃ)」とも呼ばれていますね。
甘茶の葉は、通常はやや苦い味がします。
それが発酵させることで甘くなり、なんと砂糖の数百~千倍近い甘さになり、砂糖が普及するまでは甘味料として使われていました。
ただ、伊豆地方の天城山に自生しているアマギアマチャは生の葉でも甘味があるそうですが・・・。
この甘茶が栽培されている所は長野県、岩手県、富山県が有名です。
とくに長野県では1月の道祖神の御祭りの時、子供達に甘茶を振舞う祭りが行われているそうです。
ちなみにアマチャヅルはウリ科の植物でアマチャとは異なる植物ですよ。
まとめ
総門を入って石段がありますが、膝など足が痛い人にとってはちょっとつらいですよね。
その場合は総門の右手の方にある「大田区立池上会館」を利用しましょう。
池上会館の屋上には展望台と庭園があり、池上本門寺の墓地とつながっています。
昼間はこの池上会館のエレベーターを利用すると楽ですよ。
墓地を抜けると五重塔があります。
五重塔の近くには力道山のお墓もあります。力道山のブロンズ像が右手にあり、奥の右側の墓石に戒名が掘られています。
戒名は大光院力道日源居士です。