相模の大凧まつりは相模原で約200年続く伝統行事です。
豊作を祈願や子どもの誕生などを祝って、天保年間(1830年頃)から伝わる伝統行事です。
凧揚げは天候に左右されますが、日本一の8間の大凧が揚がる時は見事ですよ。
相模の大凧まつり 2016
大凧に書かれている2文字の題字は相模原市民から募集して決められています。
今年の文字は「福風(ふくかぜ)」です。
「人や友達、家族の幸福が空高く舞い上がり、風に乗せて日本中、世界中へと運びたい」との思いが込められているそうです。
大凧揚げの会場は新磯地区「新戸(しんど)」「上磯部(かみいそべ)」「下磯部(しもいそべ)」「勝坂(かっさか)」の4ヶ所です。
【相模の大凧まつり 2016】
◆開催日時
◎ 2016年(平成28年)5月4日(水・祝)・5日(木・祝)
◆開催時間
◎ 10:00~16:00
※大凧揚げは風邪の状況によります。
◆開催場所
◎ 相模川新磯地区河川敷会場
★新戸会場(新戸スポーツ広場)
★勝坂会場(新戸スポーツ広場)
★下磯部会場(磯部頭首工下流)
★上磯部会場(三段の滝下広場)
◆問い合わせ
◎ 相模原市コールセンター
TEL:042-770-7777
※~5月5日まで
スポンサードリンク
相模の大凧まつりで揚げられる凧の概要
日本全国には数多くの大凧がありますが、一度だけ大きな凧を作って揚げるところもあります。
毎年揚げていて、正方形で紙が着脱できるタイプの大凧は「新戸の8間四方の大凧」が日本一の大きさを誇っているんですよ。
ちなみに新戸の8間凧の長時間滞空記録は、平成14年(2002年)「祝風」の6時間7分55秒です。
ずいぶん「風」に恵まれた年でもあったんですね。
同じ時期に座間市主催の「座間の大凧まつり」も開催されます。
【大凧の材料】
◆竹と和紙
◎ 竹を組み合わせて、正方形の凧の骨組みを作って反りを入れます。
◎ そこに和紙を張り合わせて作った16枚の紙を貼ります。
※紙は着脱可能
※伝統的に2文字の漢字を赤と緑で書き表す。(いわゆる「字凧」で今年は「副風」)
※大凧と紙は、毎年作り替えます。
【凧の大きさ】
◆新戸会場
◎ 8間四方
※一番大きい凧
14.5m四方
◎ 重さ
約950kg
◎ 綱の長さ
約200m
◎ 綱の太さ
直径 約3~4cm
◎ 凧揚げに必要な人数
80~100人
◎ 凧揚げに必要な風速
10~15m
◆下磯部会場
◎ 6間四方
10.9m四方
◆上磯部会場
◎ 6間四方
11.2m四方
◆勝坂会場
◎ 5.5間四方
10m四方
相模の大凧まつりへのアクセスと駐車場
各会場の移動は徒歩でもできますが、「無料巡回バス」が用意されています。
最寄り駅の「JR相武台下駅」から乗ることが出来ますよ。
【無料巡回バス】
◆ルート
◎ 「JR相武台下駅」→「大凧センター」→「上磯部会場」→
「下磯部会場」→「勝坂・新戸会場」→「JR相武台下駅」
◆時間
◎ 20~30分間隔で運行
【新戸・勝坂会場】
◆小田急線 相武台前駅下車
◎ 神奈中バス利用 約10分
●磯部行(台06系統) 相武台下駅下車 徒歩約15分
◎ もしくは無料巡回バス利用
【下磯部会場】
◆小田急線 相武台前駅下車
◎ 神奈中バス利用
●磯部行(台06系統) 新磯まちづくりセンター前下車 徒歩約10分
●原当麻行 勝坂入口下車 徒歩約15分
◎ もしくは無料巡回バス利用
【上磯部会場】
◆小田急線 相武台前駅下車
◎ 神奈中バス利用
●原当麻行(台14系統) 下溝下車 徒歩約15分
◎ もしくは無料巡回バス利用
◆ JR相模線 下溝駅下車
徒歩約5分
駐車場は河川敷や新磯小など数カ所用意されますが、駐車できる台数も少ないため、できるだ公共の交通機関を使用したほうがいいですね。
同じ日に田名地区の高田橋(たかたばし)付近で「泳げ鯉のぼり相模川」が行われているので、高田橋方面に向かう道などはいつも渋滞します。
まとめ
大凧は風がないと揚がらないんですよね。
せっかく準備しても風が吹かなくて揚がらない日もあって・・・
大凧まつりの日は凧を揚げられる程度の風が吹いてくれることを祈ります。
各会場には飲食店の屋台がたくさん出ます。
また「ざる菊の苗」が販売されることもあります。
「ざる菊の苗」は通常、勝坂地区会場の土手上、遊歩道付近で販売されることが多いです。