更年期になると体の不調や精神的にやる気がでない、人と会うのが億劫、何もしたくない・・・などいろいろな問題が出てくることがあります。
疲れやすい、だるい、よく眠れないということも・・・
さらにけっこう多いのが薄毛の問題ですね。
20代の頃まではフサフサだった髪が、抜け毛が多くなり、全体的に分け目が目立ってきたり、髪の量が減ってきて・・・
女性の薄毛の原因と改善方法を紹介したいと思います。
女性に多いびまん性脱毛症の原因
【びまん性脱毛症とは?】
びまん性脱毛症は男性型脱毛症(AGA)の女性版でもあり、「女性男性型脱毛症(FAGA)」ともいわれています。
男性は頭頂部と髪の生え際などが薄くなりますが、女性は毛髪全体が薄くなるのが特徴で、どこかがとくに激しく薄毛になるわけではないうえ、徐々に進行してから気づくことが多いので、症状が悪化してからあわてて対処する人が多いのです。
【びまん性脱毛症が起こる原因】
◆加齢
年齢とともに減少していく女性ホルモンですが、閉経の前後はとくに急激にホルモンバランスが乱れてきます。
その結果、AGAの原因となる男性ホルモンが優位にたってくるので脱毛が起こりやすくなる
さらにコラーゲンや皮脂の減少も考えられる
◆出産・経口避妊薬(ピル)の服用
出産後の場合、「分娩後脱毛症」といって一時的なものが多く、自然に治ることがほとんど
ピルを服用している場合、服用をやめると一時的に脱毛が増える
◆ストレス
ストレスにより、ホルモンや自律神経のバランスが乱れ、血行不良などを引き起こし、髪や頭皮にとっての十分な栄養が行き渡らなくなる場合がある
◆ダイエット
過渡のダイエットした場合に体全体が栄養不足になって頭皮や髪に影響が出る
◆睡眠不足
よく眠れない、または睡眠時間があまりとれない場合
◆喫煙
◆過渡のヘアケアや間違ったヘアケア
●洗浄力の強いシャンプーを使ったり、1日に何度もシャンプーしたりすると頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の皮膚トラブルにつながる
●すすぎを十分に行っていない
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薄毛は更年期の女性の悩みのひとつ
薄毛はとくに更年期以降の女性の悩みのひとつになっています。
更年期は閉経(50才前後)をはさんで10年位、つまり45才くらいから55才くらいまでといわれていますが、早い人は35才以降くらいに更年期に入る場合もあります。
更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少して髪にハリがなくなったり抜け毛が増えてきたりします。
エストロゲンが不足すると生理不順にもなります。
ただ、女性ホルモンは減少するものの一定の量は分泌されるので、男性のようにいっきに減り続けることは少ないのです。
エストロゲンの減少による場合は徐々に薄毛になりますが、強いストレスが原因の場合はあっという間に全体の髪の毛が抜け落ちることもあります。
更年期にはエストロゲンが減少することはわかっているので、ホルモンバランスを整えることが大切です。
最近は更年期の女性だけでなく、20代の女性でもホルモンバランスが乱れると薄毛になることがあります。
ホルモンバランスを整え薄毛を改善
【女性ホルモンを増やす食べ物】
◆大豆食品
※豆腐・納豆・豆乳など
◆ビタミンEが多く含まれる食品
※アーモンド・カボチャ・アボカド・モロヘイヤ・煎茶
◆ビタミンB6が多く含まれる食品
※マグロの赤身・バナナ
◆卵
【頭皮マッサージ】
◆指の腹を使ってマッサージする
【ヘアケア商品を見直す】
◆洗浄力の強い石油系合成界面活性剤入りのものを使わない
◆ジアミン入りの白髪染めを使わない
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まとめ
分け目や頭頂がなんとなくハッキリしてきたと気づくまでに時間がかかるのが女性の薄毛になる特徴です。
そうなる前に日頃から食生活に気をつけ、生活習慣の改善や頭皮マッサージなどで予防することも大事ですね。
大豆食品はみそ汁とか豆腐とかでもいいですし、美味しい豆乳もありますからすすんで摂りたい食品です。