エコで使うというよりも使用感や生理痛が軽くなるという理由で布ナプキンを使用する人が増えています。
でも、紙ナプキンのように使い捨てではないので洗うのが面倒じゃないか、漏れが心配じゃないかとか、布ナプキンを使うことをためらう人も多いのでは?
布ナプキンの使用後の経血の落とし方のコツなどがわかると布ナプキンのデメリットよりメリットを多く感じるようになるかもしれません。
布ナプキンは生理が楽になる?
紙ナプキンでも生理痛など縁がないっていう人、3,4日で終わり生理周期も28日で安定している人、紙ナプキンでかぶれやかゆみを経験したことがない人などは、たぶん布ナプキンにしようかどうか迷うことはないかもしれません。
人はエコだという理由だけではなかなか普段使い慣れたものを変えたりしないんですよね。
ただ、重い生理痛、長い生理期間、紙ナプキンでのかぶれ、アトピー、生理中の不快なニオイなどが気になる人は布ナプキンの使用を考える人が多いようです。
科学的根拠ははっきりしていませんが、実際に布ナプキンを使用し始めた人がメリットとしてあげているものがあります。
【布ナプキンのメリット】
◆生理が楽になった
◆かぶれやむれ、かゆみがなくなった
◆嫌なニオイがしなくなった
◆生理が安定してくるようになった
◆生理期間が短くなった
◆経血でかたまりがなくなり、さらっとした経血にかわった
◆経血の量が少なくなった
◆紙ナプキンよりあたたかく感じる
◆月経前症候群が軽くなる
◆自分の生理の状態、体の状態を知ることが出来る
◆経血排泄をコントロールできるようになる
※膣の筋肉で経血をとめておいて、トイレに行った時に経血排泄ができるようになる
【布ナプキンのデメリット】
◆自分で洗わないといけない
◆外出時に使用した場合には持ち帰る時の工夫が必要
◆使い慣れるまで漏れが心配
紙ナプキンでかぶれがある人やアトピーの人には布ナプキンがオススメ
紙ナプキンには、血液をゼリー状に固める石油系化学物質である高分子ポリマーなどが多く含まれています。
その成分と血液が反応して、生理中の不快なニオイのもととなっているのです。
その化学物質により経皮毒も心配されています。
◆経皮毒
※皮膚を通じて体内に入る毒のこと
また紙ナプキンはメッシュ素材などでも通気性が悪いので、むれたり、かぶれたりしてかゆくなるんですよね。
しかも生理期間が1週間以上ある人は、整理後半はかゆくて困るという人も多いです。
紙ナプキンの便利さは痛感していても、どうしてもかぶれやかゆみがひどい場合は布ナプキンを使用してみることをおススメします。
ただ、いきなりすべてを布ナプキンに切り替えるのも大変・・・と思ったら、自宅にいる時だけとか、経血量が少ない時だけ使い、徐々に身体を慣らしていくほうが無難です。
紙ナプキンに布ナプキンを重ねたものを使ったりしてもいいですね。
いきなりすべて切り替えると嫌になる場合がありますから、使い分けながら自分の体の様子を見てかえていきましょう。
布ナプキン使用後の洗い方
【布ナプキンの洗濯に必要なもの】
◆フタ付バケツ
※フタがついたもののほうが家族の目に触れないですむ
※100均などでも売っているものでもOK
◆セスキ炭酸ソーダ(アルカリウオッシュ)
【洗い方】
◆布ナプキンについた経血を水で洗い流す
※熱い湯を使うと血液のタンパク質が凝固して落ちにくくなる
※40℃以上のお湯は使わない
◆水1リットルに対して小さじ1杯半くらいのセスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)を溶かした溶液をフタ付きバケツに入れる
※経血は重曹やアルカリ系の洗剤のほうが汚れが落ちやすい
◆水洗いした布ナプキンをバケツに入れ、一晩つけ置きする
※どうしても落ちない時は酸素系漂白剤を使用する
◆洗濯物と一緒に洗う
※手洗いでも可
◆そのまま干すのが気になるようなら下着を外で干す時のように、ピンチのついた洗濯ハンガーのまわりをタオルで囲むようにしてとめ、その中に干すと外から見えない
【外出先での使用後の布ナプキンの扱い方】
(1)用意するもの
◆二重になっているジップロックのような袋
◆アルカリウォッシュなどを溶かした溶液をいれた小さめのスプレーボトル
◆布袋
(2)使い方
◆使用後の布ナプキンの経血がついている部分にスプレーする
※血液が乾くと落ちにくくなるので
◆ジップロックに入れて封をする
◆ジップロックの袋を見えないように布袋に入れる
◆家に持ち帰った後は【洗い方】のように処置して洗う
まとめ
最初は洗うのが面倒かもしれませんが、生理痛がひどい人は一度使ってみるといいですよ。
紙ナプキンやタンポンなども状況に応じて使い分ければいいと思います。
ちなみに一人の女性が一生に使う使い捨てナプキンの数って、およそ1万2千枚くらいだそうです。
ずいぶん使うんですね・・・・
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