桜餅って関東と関西では違うの?見た目も使っている材料も作り方も異なる

2月末くらいになるとスーパーでも桜餅がたくさん並びますよね。

私は関東に住んでいますが、桜餅が2種類あることは以前から知っていました。

でも、関東の桜餅でも関西の桜餅でも、甲乙つけがたい魅力のある美味しい和菓子ですよね。

その2種類の桜餅を紹介したいと思います。

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関東の桜餅は「長命寺」

桜もち02【関東の桜餅】

長命寺

※小麦粉などの生地を焼いた皮で餡(あん)を巻いた、クレープ状の桜餅

※皮の折り方は二ツ折・円筒形、袱紗折りなどがある

江戸時代に山本新六という人が享保二年(1717年 大岡越前守忠相が町奉行になった年)に、土手の桜の葉を樽の中に塩漬けにし、桜もちというものを考案して、向島の名跡・長命寺の門前にて売り始めたのが始まりだそうです。

この初代山本新六さんの桜餅の店は「向島 長命寺桜もち」で、今でも隅田川にかかる桜橋の近くで営業しています。

創業以来、桜もちだけ作って販売していて、持ち帰りだけでなく、お店の中でお茶と一緒にいただくことも出来ます。

向島以外では「江戸東京博物館」一階にある「墨田区文化観光コーナー」で常時、売られているそうですが人気のために午前11時頃には売り切れてしまうみたいですね。

この向島 長命寺桜もちは小麦粉だけを使っているそうですが、白玉粉などを混ぜて作るところもあります。

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関西の桜餅は「道明寺」

桜もち03【関西の桜餅】

道明寺

※大阪・藤井寺にあるお寺、道明寺の道明寺粉を使い、それを蒸して餅を作り、餡を詰めて桜の葉で包んだ桜餅

※つぶつぶした食感のある、ちいさなおにぎりのような丸みを帯びた形

道明寺粉

※もち米を一度蒸して、乾燥させ、粗めに砕いたもの

戦国時代の保存食、「ほしいい」は戦場で戦う武士の携帯食でした。

神前にお供えしたもち米を使って「ほしいい」を作っていた道明寺のものは有名だったそうで、その「ほしいい」のことを道明寺といい、それを砕いて粉にしたものが道明寺粉です。

関西風桜餅の道明寺はレンジを使って簡単に作ることも出来ます。

桜餅に使われている葉

【桜餅の葉はオオシマザクラの葉】

桜餅に使われている桜の葉の多くは、全国生産量の7割を占めている伊豆・松崎町の「オオシマザクラ」の塩漬けです。

桜葉は塩漬けにしている過程で葉が発酵し、クマリンという芳香物質が出てきます。

生の葉には、あの独特の香りはないんですね。

【桜餅の葉は食べる?食べない?】

ほどよい塩加減が甘い桜餅と絶妙なバランスなので、好んで食べるという人と、桜の葉は香りを楽しむだけ、という人に分かれるようです。

つまり自分の好みで好きずきってことですね。

私は葉がかなりやわらかい時だけ食べることもありますが、あまり食べない方ですね。

向島 長命寺桜もちの店でも、「桜葉ははずして召し上がってください」とすすめるそうですが、それぞれの好みでいいということのようです。

まとめ

桜餅にするためのピンク色は食紅や紅麹パウダーなどを使います。

食紅は赤だけではなく、黄色や青などもあり、通常は食用タール色素から出来ています。

紅麹パウダーなどは、天然由来の食用色素ですね。

最近はスーパーでも関西風桜餅の道明寺がよく売られているので、関東でも道明寺を食べる人も多いんじゃないでしょうか。

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