最近の柔軟剤は衣類やタオルややわらかく仕上げるというより、香りにこだわったもののほうが多いですよね。
でも、その香りが原因でまわりの人に健康被害をもたらしたり、ご近所トラブルのもとになることも・・・
香りつきの柔軟剤の使用方法に問題がある人も多いようです。
柔軟剤の香りで健康被害を引き起こす
香り・匂いというものは人によって受け止め方がかなり違いますよね。
自然な花の香でも、ユリや水仙などはアレルギーに似た反応を引き起こす人もいます。
強い香りはとくに・・・ですね。
以前は洗濯物の仕上がりがやわらかくすることに重点を置かれていた柔軟剤が、いつの間にか香り重視の傾向になっていますよね。
それも、香りの種類によってはあまりにも強烈で、まわりにいる人が吐き気や頭痛を引き起こすレベルの時もあるようです。
私も以前、知り合いの人が見えた時、玄関から入ってきた途端、ものすごいきつい匂いに圧倒されたことがあります。
その人は男性だったので、てっきり男性用のリキッドやオーデコロンとか、そういうものをつけているんだと思ってました。
それがある時、ドラッグストアの洗剤の前で同じ匂いをさせている女性がいて、その人が友人らしき人に、「この柔軟剤好きで使っているの。」と話していたので、あとでその柔軟剤のサンプルの匂いを嗅いだら、まさに「あの香り」でした。
【消費者生活センターへの健康被害相談が急増】
全国の消費生活センターには、柔軟剤の香りをかいで「気分が悪くなった」、「頭痛がした」などという健康被害を訴える人の相談が急増し、その件数は5年前の5倍にもなるそうです。
◆健康被害はいろいろな症状が・・・
●吐き気
●頭痛
●筋肉痛
●関節痛
●発疹
●咳が止まらなくなる
など
香りというのは人によって、いい香りと感じる人もいれば、不快なクサイニオイと感じる人もいるので強い香りのものは気をつけたほうがいいですね。
香水を使う人は減りましたが、今はどこに行っても柔軟剤の香りでいっぱいですから・・・
もともと日本人は体臭が弱いといわれていますので、香水とかつけない人も多いくらいでしたよね。
ですから強い匂いには逆に敏感に感じる人のほうが多いかもしれません。
スポンサードリンク
香りつきの柔軟剤の使用が規定量の2倍を超えている人が多い
【柔軟剤の使用は規定量を守る】
香りつきの柔軟剤で、規定量の2倍以上入れている人が、4人に1人いるそうです。
残り香が少ない・・・と感じてだんだん、使用量が増えていく人が多いようです。
自分では好きな香りと思っている人が多いので、その香りによって体調不良になる人がいることなど想像出来ない場合があるようです。
好きな香りでも人によっては香害になる・・・ということがあるということです。
自分が使っている柔軟剤が原因で、人に深刻な健康被害を与えることもあるというのが現状です。
ですから、柔軟剤の使用量はしっかりと規定量を守るということが大事ですね。
また、香りの強すぎる柔軟剤の使用は控えたほうが良い場合も・・・
香害でご近所トラブルになることも
消費生活センターには近所に干してある洗濯物から漂う強すぎる香りが苦痛・・・という訴えも多いようです。
とくにマンションなどの集合住宅の場合、洗濯物の強い香りが窓を開けると室内まで入ってくるので窓を開けられないという悩みや、下の方の階の洗濯物の香りが強くて、苦情の手紙を匿名でポストに入れたら、その家では柔軟剤を使っていない家で、その手紙で不愉快な気分になったりと、いろいろ面倒が起きているようです。
また、あまりにも柔軟剤の匂いが強い児童がいて、学校でも体操着だけでなく、給食着からもその強い香りがして、気分が悪くなる同級生もでるそうです。
柔軟剤の香りというのは化学物質で、鼻腔を通して身体の中に入りますので、人によっては重度の健康被害が出る可能性もあるということです。
たとえば映画や観劇、コンサートなどの決まった席で、隣にものすごい強い香水をつけた人がいたら逃げ出したくなりますよね。
今の香りつき柔軟剤はそのレベルに近い場合があるといえるかもしれません。
ピアノの音でご近所トラブルになって殺人事件まで起きてしまったこともありましたが、洗濯物の匂いでトラブルに巻き込まれるのは避けたいですよね。
ほのかに香る程度なら、問題ないと思いますが・・・
まとめ
自分にとってはいい香り・・と思っても他の人にはクサイ臭いと受け取られる場合がありますよね。
私も匂いは種類によって苦手なものがかなりあります。
化粧品なども香料の強いものはダメですし・・・
去年の夏、はじめて虫除けビーズを買ってきたら、その芳香剤の匂いが受けつけないレベルで外に置きました。(室内用でしたが・・・)