春になって紫外線が強くなると、UVケアの関心が高まると思いますが、目にとっても紫外線はよくありません。
そこでサングラスを購入しようとする人も多いですが、選ぶ時には注意することがあります。
間違った選び方をすると、かえって視力が低下することもあります。
サングラスの選び方
目にはもともと、紫外線を防ぐ力が備わっています。
目の機能にとって、日常の生活で多少の紫外線を浴びる程度では問題ありません。
ところが長時間、強い紫外線を浴びると、角膜炎になるリスクや、白内障や黄斑変性(おうはんへんせい)症などの、視界がゆがんだり目が見えなくなったりする病気を引き起こす可能性があるのです。
そのため、スポーツや登山、アウトドアでのレジャー、畑仕事などで、日中のかなりの時間を過ごす時はサングラスを着用したほうが好ましいといえます。
サングラスはファッションとしてや、見た目を重視するのは危険です。
サングラスを選ぶ時は紫外線をカットできるものを第一に、あとはシチュエーション別に、どのような時に使うのか、目的をはっきりされて選ぶことが重要なのです。
目的によって好ましいサングラスの色なども決まってくるからです。
紫外線をほとんどカットできないのに、色が濃いサングラスを使うと強い光を多く浴びた場合、瞳孔が開いた状態になって多くの紫外線を目に取り込んでしまいますので、かえって目に悪影響を及ぼします。
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サングラスをかけて紫外線の悪影響を防ぐ
紫外線は角膜(黒目)・水晶体を痛めつけ、赤外線は網膜を痛めつけます。
紫外線を英語で言うと「Ultraviolet」ウルトラヴァイオレットですね。
略して「UV」といわれてます。
雪国では雪の照り返しによって、驚くほど紫外線が強いので冬場でも要注意です。
また、紫外線が強い時間帯は午前10時~午後2時くらいですね。
【紫外線をカットするサングラスを選ぶポイント】
◆色と紫外線カットの性能は関係がない
普通は濃い色のほうが紫外線をカットできるように思えますが、色や色の濃さと紫外線をカットする性能には関係はありません。
そのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す「紫外線透過率」の数字が低いほどレンズの性能が優れています。
「紫外線カット率」と表記している場合は、数値が高いほどレンズの性能が優れています。
性能が優れたレンズは当然、価格も高くなっています。
紫外線をカットするサングラスを購入する場合は、雑貨店などではなく専門のメガネショップで購入しましょう。
サングラスを目的別に選ぶ時の注意点
サングラスをどういう時に使用するのか、目的によって選ぶことが大切です。
【サングラスの目的別の選び方】
◆運転時
特定の波長の光を吸収する赤・黄・茶色などは、信号機の色が見えにくいので避けたほうがいいでしょう。
視感透過率が80%以上のレンズを選ばないと、曇りとか雨の日、夕方などの薄暗いところの視力が低下しますので、視感透過率75%以下のものは選ばないようにしましょう。
※視感透過率 レンズが目に見える光(可視光線)をどれぐらい通すのかを表す
色としてはグレーがオススメ
ダッシュボードの反射防止、路面からの乱反射を抑える偏光レンズも運転が楽になる
◆ゴルフをする時
紫外線をカットして、しかも緑のコントラストを上げる茶色のレンズがオススメです。
※ゴルフ場は強い日差しがある時、芝目をはっきりみるための色
※茶色のレンズはゴルフボールの白もよく見える
◆釣りの時
紫外線をカットして偏光機能のついたサングラスがオススメです。
※グリーン系の色は青・赤色の光を吸収してソフトな視界が得られ、目が疲れにくいといわれている
※水面の反射を偏光機能がつくレンズで軽減
◆パソコン作業の時
○ちらつきの原因は短波長の青色系
※パソコンでグラフィックなど、色を扱う仕事の場合
全波長を均一に吸収するグレーの色がオススメです。
※色を扱わない場合
短波長を吸収する薄い黄色のレンズがオススメです。
◆スポーツ時
視界が明るく、クリアになるオレンジ系の色
テニスやウィンタースポーツなどではイエロー系でも
まとめ
紫外線をカットするだけなら、色つきでなくてもレンズが紫外線をカットするレンズであれば大丈夫です。
サングラスをかけることに抵抗がある場合は、だてメガネのような感じで使用するといいかもしれません。
また、紫外線をカットする目的の時はフレームは大きめのほうがいいでしょう。
昼間でも日差しがきつい時と曇りの時とかある場合、調光レンズだと便利かもしれません。
紫外線に反応して屋外などではレンズが濃い色になり、屋内などではクリアに近くなるレンズです。
ただ、レンズの種類によっては色の変色のスピードに違いが出るようなので注意が必要ですが・・・