お彼岸のお墓参りには何が必要?実家へのお供え物として持参するものは?

お彼岸のお墓参りに出かける時に、初めての場合などはどうしたらいいのか、迷うこともありますよね。

とくに地域や宗派などによって、しきたりなどが違う場合がありますし、家庭によっても違うことも・・・

またお寺にあるお墓だけでなく、霊園などでは火気禁止のためにお線香が使えなかったり、お菓子などの食べ物のお供え物はすべて持ち帰るという決まりのあるところもあるようです。

ここでは一般的なお墓参りについて紹介したいと思います。

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お彼岸の期間はいつから?

お彼岸は春秋あわせて年2回あります。

お彼岸の期間は「春分の日」と「秋分」の日を中日(ちゅうにち・なかび)として、中日前後の三日を合わせた合計七日間です。

また初日を「彼岸の入り」、終わりの日を「彼岸明け」といいます。

【お彼岸の時期】

春のお彼岸 3月18日から24日まで
秋のお彼岸 9月20日から26日まで

となります。

お彼岸のお墓参りに持っていくもの

お供えの花と手桶お墓参りに必要な物のリストです。

お供えの花

お線香とライターやマッチ
ライターは風防がついているものが風が吹いた時にも消えないので便利です。
マッチの場合は燃やす紙なども必要になるかもしれません。

手桶とひしゃく

故人の好きだった食べ物やお酒などのお供えもの

掃除道具
ほうき・雑巾・軍手・ゴミ袋・タワシ・古い歯ブラシ・スポンジなどがあると便利です。

お参りをする前にまず掃除から始めます。

雑草が生えていたら抜き、ゴミを拾い、線香の燃えカスなども捨て、墓石を掃除道具を使ってキレイにします。

お掃除が済んでから持ってきたお花を供えます。

お線香は普通、一束のままか半分に分けて使うところが多いようですが、これも決まっているわけではなく、大勢の家族などがお参りする時などは何本ずつか分けてあげるところもあります。

また、各宗派でお線香の本数が決まっていることもあります。

一般的には1~2本ですが、大事なのは供養する気持ちですから、あまり本数にこだわる必要もないと思います。

また、地域にもよりますが、私の実家の方ではお彼岸前にお掃除をする日が決まっていて、それはお墓を守っている家に住んでいる人がすることになっています。

ですから、家を出た人たちはお墓参りに行くときはお花やお線香を持って行くくらいですね。

お寺や霊園ではないところにあるお墓の場合は水も用意していきますが・・・

また、お供え物も私の実家の方ではお墓に食べ物を供えることはなく、知人の実家の方では食べ物をお供えして、同じものをその場で(お墓の前で)いただくと病気をしないといって食べる習慣があるそうです。

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お彼岸のお供え物は?

カサブランカお彼岸の時、お仏壇にお供えする物はやはりお花を持っていく人は多いでしょう。

豪華になるからとカサブランカのようなユリの花を入れて作ってもらうことがあると思いますが、このユリの花はニオイなどにアレルギーがある人もいます。

また1~2本程度では大丈夫でも多くの本数になるとダメという人もいるので、事前に確認できればしたほうがいいかもしれません。

お金を包む場合は不祝儀袋に御供え(御供)としてお供えすることが多いです。

また故人が好きだったお酒やお菓子、進物用のお線香や季節の果物などを供えることも。

お彼岸といえば「入ぼたもち(おはぎ)に明け団子、なかの中日小豆飯」というようにおはぎ(秋)ぼたもち(春)・・同じものですが・・入りにお供えし、お中日には赤飯、明けに団子を供えることが多いですね。

お供え物とは別に手土産を用意していく人も多いです。

余談になりますが、お仏壇のない家庭で育った人のなかにはお線香やロウソクを息を吹きかけて消す人が見られます。

お線香の本数とかは気にしなくても、この行為はお仏壇のある家庭で育った人にはNGであることが小さい頃から教えられているのでびっくりします。

お線香やローソクは手で風を送るようにして消すのが普通です。

まれにお線香が消えにくい時、お墓では下にすっと引いて消すこともありますが息は吹きかけないで下さい。

まとめ

ほんとうに地域や家庭、宗派などによってしきたりなど違うこともありますが、大事なのは故人を偲んで供養する気持ちですね。

故人(ご先祖様)に感謝してお参りしたいものです。

結婚してまもなく、あまりご主人の実家のしきたりなどに詳しくない場合は、思いきってお義母さんに相談したほうがいいかもしれませんね。

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