梅雨時になって雨が続くと心配なのがカビの発生ですね。
浴室を始め、押入れ、クローゼット、畳やキッチンなどにカビが発生する可能性があります。
発生してしまったカビの除去方法やカビの予防について紹介したいと思います。
梅雨のカビ対策をしてカビアレルギーを防ぐ
微生物の一種である「カビ」は「真菌」と呼ばれていて、空気中に常に存在しています。
それが物質に付着して条件がそろうと出芽して生育したものが、目に見えるようになったカビです。
【カビが発生しやすい場所】
◆浴室
◆キッチン
◆洗面所
◆サッシ(結露のついた)
◆北に面した壁
◆押入れやクローゼット
【カビが発生する条件】
◆ジメジメとした湿気
※湿度70~99%の状態はカビがもっとも生育しやすい環境
◆適度な気温
※10℃~35℃ とくに25℃以上
◆カビの栄養分
※ホコリ・チリ・人のアカなどの汚れなど
◆酸素
※発酵に必要
このような条件から、カビが発生しやすいのは梅雨の時期ということになりますね。
カビが発生してからだと除去したりする手間が増えるので、なるべく予防をしてカビの発生を防ぐようにした方がいいですね。
カビやダニはアレルギー因子のひとつなので、カビを除去したらかゆみとかくしゃみの症状が減ることもあります。
スポンサードリンク
カビの除去方法
重要! カビ取り剤と酸性洗剤の混合は絶対に禁物
※「まぜるな危険」の文字の書かれた洗剤類は取り扱いに注意!
カビ取り剤に使う次亜塩素酸ナトリウムの含まれた洗剤類と、トイレなどで使われている酸性洗剤を同時に使用した場合、有毒な塩素ガスが発生し人体に致命的な影響を与えるので絶対にやめましょう。
【浴室のカビ】
◆浴室用のカビ取り剤などの漂白剤を使用するのが最も有効
※「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれている製品
※天然大理石には使用できない
※使用する時は手袋やメガネを着用
※窓を開けて換気には特に気をつける
※浴室の壁面を洗浄する場合は下から上へ向かって洗う
※カビ取り剤を塗布してから30分~1時間くらい放置する
◆ゴムパッキン部分くらいならジェルタイプが便利
※ゴムパッキン用カビキラーなど
【畳のカビ】
◆消毒用エタノールを使う
※エタノールをカビが発生してしまった畳に刷毛などを使って塗る
※その後、窓を開けて換気し、ドライヤー等を使って完全に乾かす
※さらにその後、畳用防カビ剤を塗布しておく
【窓のゴム部分】
◆ゴムパッキン用カビキラーなどを塗布
※30分から1時間後に濡れた雑巾で拭き取る
【キッチン】
◆まな板のカビは漂白剤で
※時間がないときなどは泡タイプを使う(キッチン泡ハイターなど)
※大きめの少し厚手のビニール袋にまな板を入れ、漂白剤と水を入れてつけおきしておく
※木製の場合は泡状ではなく、つけ置きタイプを使用する
ポイント いずれの場合も漂白後は入念にすすぐこと
私はアサヒクッキンカットというまな板を使っています。
このまな板はカビないし、刃当たりも木製に近くて使いやすいですよ。
大きめのタイプはかなり高いですが、ちょっと小さめですけどこれで十分だと思っています。
価格もかなり安いので・・・
⇒■ 【送料無料】ゴムまな板アサヒクッキンカット 家庭用 M(380×210×13mm)【楽天最安値に挑戦】
【押入れやクローゼットのカビ】
◆カビが少しの場合は濡れた雑巾をかたく絞って拭き取る
※その後に消毒用エタノールをスプレーしてから拭き取る
◆カビが広く発生している場合
◎ オスバンSを使用する
※オスバンSは200倍くらいに薄めて使用する
※キャップ1杯が5mlなので、キャップ杯を水1Lにうすめる
※薄めた液に雑巾をつけてかたく絞った布でカビを拭き取る
※その後は換気を良くして、しっかり乾燥させる
オスバンSは日本製薬の商品で、殺菌消毒剤(逆性石けん剤)です。
お近くの薬局やドラッグストアで購入できます。
価格は800円前後で購入できると思います。
カビの予防
カビを繁殖させないための、最も基本的な方法は「換気」ですね。
【浴室】
◆外が雨でない場合は窓を開ける
◆使用中は換気扇を回して使う
◆石けんやシャンプーなどを使った後は必ず洗い流しておく
◆入浴後は水のシャワーを壁から床にかけておく
◆できれば浴室の水分を拭き取る
◆汚れに気がついた時はすぐに洗っておく
◆スノコや浴槽のフタは立てて水を切っておく
【押入れ&クローゼット】
◆スノコを使う
◆詰め過ぎないように隙間を作る
◆天気のいい日に2ヶ所開けて、換気する
◆布団は起床後すぐに押入れにしまわない
【窓サッシ】
◆ゴムパッキン部は定期的に消毒・殺菌する
【下駄箱】
◆新聞紙や除湿シートを利用する
◆定期的に扉を開けて換気する
※ドライヤーや扇風機を使うと良い場合も
◆雨の日に使用した靴をそのまま収納しない
◆靴は陰干ししてよく乾かす
【キッチン】
◆汚れと生ごみは放置しないですぐ掃除する
◆木のまな板は使用後によく洗ってから熱湯消毒する
◆こまめに日頃から殺菌をする
まとめ
カビ取り剤を使う時は必ず、マスク・ゴム手袋・保護メガネを使用しましょう。
また、換気をすることはとても重要です。
さらに体調が悪い時は、カビ取り剤を使用するのはやめましょう。
一度、風邪で体調が悪い時に使用して、きちんとマスク・手袋・メガネも使い、さらに換気をしても体調が悪化したことがありますので気をつけたほうがいいですね。
カビ予防はまめに掃除して、換気を良くしておくのがとても重要ですね。