子宮頸がんワクチンには副作用がある|子宮頸がんを予防する方法は?

ほんの少し前まではテレビで何度も放映された「子宮頸がん(しきゅうけいがん)ワクチン」の接種のすすめ・・・

この放映後に子宮頸がんワクチンを公費で接種する女性が増え、その結果、副作用の報告もたくさん上がり、現在は厚生労働省も積極的に勧めていないワクチンとなっています。

ではワクチンを打たなければ子宮頸がんを予防する方法はないのかというと、他の手段があります。

それはこの「子宮頸がんは原因が解明されているがん」だからです。

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子宮頸がんワクチンには多くの副作用が報告されている

子宮頸がん02 - コピー

【子宮頸がんワクチンによる副作用】

子宮頸がんワクチンには2種類のワクチンがあります。

ひとつは英国グラクソ・スミスクライン社の商品名「サーバリスク」で、もうひとつは米国メルク社の商品名「ガーダシル」です。

副反応として複数の症状が出るのが特徴で、報告された副反応症状のうち、約3割が高次脳機能障害、けいれん、意識レベル低下などの中枢神経症状だったようです。

【比較的軽度の副反応】

サーバリックスの副反応

◎ 50%以上     注射部の痛み・発赤・腫れ・疲労感

◎ 10~50%未満   痒み・腹痛・筋痛・関節痛・頭痛など

◎ 1~10%未満    じんま疹・めまい・発熱

◎ 1%未満      注射部の知覚異常・しびれ感・全身の脱力

◎ 頻度不明     手足の痛み・失神・リンパ節の炎症など

ガーダシルの副反応

◎ 50%以上     注射部の痛み

◎ 10~50%未満   注射部の腫れ・紅斑

◎ 1~10%未満    注射部の痒み・出血・不快感・頭痛・発熱

◎ 1%未満      注射部の硬結・手足の痛み・筋肉のこわばり・腹痛・下痢

◎ 頻度不明     疲労・倦怠感・失神・筋痛・関節痛・嘔吐など

【重い副反応】

アナフィラキシー      約96万接種1に回

◎ 呼吸困難・じんま疹などを書状とする重いアレルギー

ギラン・バレー症候群    約430万接種に1回

◎ 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気

急性散在性脳脊髄炎(ADEM) 約430万接種に1回

◎ 頭痛・嘔吐・意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気

※子宮頸がんワクチンの接種による副反応で医療機関での治療が必要になった場合は、住んでいる市区町村の予防接種担当課に相談します。

ワクチンの接種により、副反応はでないか、またはたいしたことがなくても将来、不妊症になる危険もゼロではないようです。

ワクチンの有効性をとるか、リスクを考えて接種をやめるか、よく考えたほうがいいですね。

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子宮頸がんの原因となるもの

【子宮がんは2種類ある】

子宮頸がん

◎ 子宮の入り口である子宮頸部にできる

子宮体がん

◎ 子宮本体の内膜にできる

子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度で、以前は発症するのが40~50歳代が多かったのですが、最近は20~30歳代の女性も増えてきています。

ただし、子宮頸がんの原因は解明されています。

ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で起こるんですね。

このヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスは性交渉を経験したことのある女性の80%が感染するといわれていますが、感染してもすぐにがんが発症するわけではないのです。

免疫力が作用して、体からウイルスは排除されるのですが、排除されなかった場合にウイルスが子宮頸部に残って少しずつ、長い期間をかけて徐々にがんへと進行していきます。

【子宮頸がんを発症しやすい傾向がある人】

初めての性交時の年齢が若い

性交相手が多い

妊娠や出産の回数が多い

免疫力が低下している

子宮頸がんを予防する方法は?

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子宮頸がんは定期的に検診を受けていれば予防できます。

がんの前段階である異形成の段階での発見が重要になるので、定期検診を受けることは重要なのです。

異形成からがんに進行するまで、5年~10年かかるといわれてますので、2年に1度は定期健診を受けたほうがいいでしょう。

一方、子宮体がんの場合は、閉経後の50代~60代の女性に多いといわれています。

子宮体がんは初期の段階で9割の人に「不正出血」が起こるそうなので、不正出血があったらすぐに婦人科を受診しましょう。

【こういう症状があったら婦人科を受診しましょう】

月経以外の不正出血

月経血の量が異常に多い

おりものの変色や異常な量

性交時の出血

月経期間が長引く

【定期検診以外に注意すること】

◆性行為の前後はシャワーを浴びたりして清潔にする

◆不特定多数の男性との性交はしない

◆妊娠を望まない時はコンドームを使用する

◆バランスの良い食事を心がける

◆ストレスをためない

◆質の良い睡眠をとる

◆適度な運動や生活習慣を見なおして免疫力を上げるようにする

◆冷え性などの改善をするようにし、体温を上げる(体温が上がると免疫力も上がる) 

まとめ

子宮頸がんは性交経験のない処女の女性は発症しないともいわれていますね。

ワクチンのリスクは子宮頸がんワクチンに限らずありますが、高次脳機能障害などの副反応が起きることを考えれば、それが430万分の1でも、それが自分のお子さんに起きないと保証されているわけではありませんよね。

私はインフルエンザのワクチンも打ちません。

抗生物質アレルギーがあるので、どんな副反応が出るかわからないので打ちません。

子供の頃は普通にワクチンの接種も受けて、とくに変わったこともなかったのですが・・・

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