住宅環境や地域によっては多少違いがありますが、夫婦で体感温度差があることで、夏には良い睡眠がとれないと悩んでいる夫婦は多いですよね。
ご主人のほうが暑がりでクーラーを朝まで使いっぱなし、(逆に奥さんが・・の場合もありますが)奥さんは寒くて、朝はだるさが残ってよく眠れない・・・という家庭って多いと思います。
別々の部屋で眠るという人もいますが、寝室を別にできる環境ではなかったり、別の部屋に寝るのは避けたい場合もありますよね。
そんな時、体感温度差がある夫婦が気持ちよく眠るためにはいろいろ工夫が必要になります。
クーラーの使い方やお役立ちグッズなど、紹介したいと思います。
夫婦で体感温度差がある時の夏の寝室
夏場の寝室のエアコン使用で、夫婦で寝室を共にしている場合、7割の女性がエアコンを使いたくないとと答えているにもかかわらず、実際はエアコンをつけたまま眠る人は8割以上もいるそうです。
その理由は
「パートナーが暑がりだから」
多くの場合、妻のほうががまんして夫のほうにあわせて寝ているんですね。
うちでもそうですが・・・
部屋によってはエアコンの風がもろに当たってしまう場合もあり、朝起きた時の倦怠感や喉の痛み、冷えなど女性にとっては大変なことが多いですよね。
基本的に夫のほうが暑がりな人が多いということですが、しかたなく奥さんは掛け布団を厚めにするなどして対処している人が多いようです。
別の部屋で眠れるなら、そのほうが良い場合もありますが、夫婦でコミュニケーションをとりやすい、けんかをしても仲直りしやすいなどの理由から同じ部屋で寝ることにしていたり、別の部屋はないので同じ部屋でしか眠れないという場合もあります。
また、奥さんのほうが暑がりということもありますが、夫婦で体感温度差がある場合は夏が一番苦労すると思います。
お互いに譲らない場合はケンカになってしまうので、どちらかが折れるしかないのですが、工夫次第で快適に眠れるようになることもありますよ。
エアコンではなくて扇風機を使う場合も、直接風が当たると体に良くないということもあります。
エアコンも使い方で設定温度が高めでも涼しく感じる方法などもありますので紹介したいと思います。
スポンサードリンク
寝室でクーラーを使う時の裏ワザ
【エアコンの前にすだれを下げる】
エアコンによっては風の向きを変えても体に当ってしまうことがありますよね。
その場合、直接、エアコンの風が当たらないようにすると、エアコンが苦手でも楽に眠れることがあります。
エアコンの吹き出し口から1Mくらい離した位置に天井から「すだれ」を下げます。
天井には2ヶ所引っ掛けるところを作ったほうがいいです。
1ヶ所だとエアコンの送風で動いてしまうので・・・
直接、エアコンの風が当たるのが苦手という場合はこの方法で少しましになります。
【サーキュレーターを併用する】
サーキュレーターを置くスペースがあるなら、サーキュレーターを使うと便利です。
サーキュレーターは扇風機と違って天井に向けることができます。
このサーキュレーターを使って空気を循環させると部屋全体が涼しくなるので、設定温度が多少高めでも涼しく感じるようになります。
◆サーキュレーターの使い方のポイント
◎ エアコンの送風口に向けてサーキュレーターを使用する
エアコンの送風口?
って思うかもしれませんが、送風口に向かって角度を90度真上にします。
天井の方には暖かい空気が集まっているので、それを循環させて床に近い方との温度差をなくしてくれます。
床に近い方、すなわちベッドや布団のある位置はクーラーを使うと冷たい空気がたまりやすいですよね。
それをサーキュレーターを使うことによって、和らいだもの変えることができます。
クーラーや扇風機を使わずに涼しく眠る方法は?
【氷枕やアイスノンなどを使う】
昔ながらの氷枕や水枕など、またはジェルタイプのアイスノンなどを使って眠る方法です。
頭というより首に近い方において使ったほうが効果的です。
ただし、冷やし過ぎもよくないので、そういう場合はクール枕の「ゆーみん」などがいいと思います。
ミニサイズやワイドサイズのものもあります。
これだと小さなお子さんやお年寄りにも使えますよ。
氷枕など、クール枕を使う際は首に近い方において使い、眠り始めは横向きで首の頸動脈を冷やすような感じで寝ると、頭部や脳に向かう血液が冷やされる事によって、脳が涼しいと感じて眠りにつくことができます。
入眠から1~2時間はクーラーを併用すると効果が高まりますが、クーラーなしでも眠れる人も多いですよ。
【猛暑日の昼間は遮光カーテンをひいておく】
窓の外に「よしず」を立てておいたり、すだれを下げてもいいですけど、遮光カーテンをひいておくか、雨戸があれば寝室は開けないでおくと気温が2~3度ほど低くなります。
戸建の場合で寝室が2階だと、1階部分の部屋より室温が高くなるんですよね。
空気の入れ替えは日が沈んでからします。
【濡れタオルを冷蔵庫で冷やしておく】
濡らしたタオルを絞ったものを冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
それを寝る前に首筋や脇の下、太股の付け根などに当てて冷やします。
【窓を開けて寝る】
防犯上、問題のない場合は窓を開けて寝るという方法があります。(2階以上で)
※マンションなどで上の階でも、女性の一人暮らしの場合はオススメできません。
ただ、夏場は昼間は涼しい風が吹いていても、夜になるとバッタリ風がやんでしまうということが多いですが・・・
窓を開ける場合は、できれば対策線上の窓2ヶ所を開けると風の流れができて涼しいです。
【打ち水をする】
庭がある場合は朝夕(できれば)打ち水をすると撒いた水が蒸発することで、わずかながら気温を下げることができます。
風呂の残り湯などを利用すると節水にもなります。
まとめ
冷却マット、冷却ジェルマットなどもありますが、効果は今ひとつという感想が多いですね。
それよりも氷枕などで首筋を冷やしたほうがよく眠れるという人が多いようです。
クーラーは使わないけど、扇風機を使うという場合、風を直接、1ヶ所に当てる使い方は体調を崩しやすいので首振りにして使いましょう。
扇風機の少し前の位置に凍らせたペットボトルを置いている人もいるようです。
うちでは寝る前にクーラーとサーキュレーターで部屋全体の温度を下げておき、寝る時はすだれ使用ですね。
アイスノンを使うこともあります。
風が冷たく吹いている時は窓を開けて寝ています。