最近は無洗米もありますが、やっぱり普通のお米にしていて、お米を研いでいる人も多いですよね。
そのお米のとぎ汁はじつは捨てるなんてもったいない、いろいろな活用法があるものです。
料理にも、掃除にも、そして庭の植木などの肥料にと大活躍してくれますよ。
米のとぎ汁の活用法 料理編
◆野菜の下茹で・あく抜きに使う
米のとぎ汁は野菜のあく抜きをする下茹での時に使うことが多いですね。
よく使われるのが「タケノコ」や「ゴボウ」のあく抜きです。
米のとぎ汁を使うとあく抜きができます。
また、大根などの下茹での時にもよく使いますね。
大根独特のニオイやあくがとれます。
里芋などの下茹でなどにも使いますね。
料理に使用する米のとぎ汁は1回目より、2回目以降のとぎ汁のほうがいいですよ。
3回目のほうが良いという人もいますが・・・
米のとぎ汁を使って下茹ですると柔らかくなる効果もあり、味が染み込みやすくなります。
大根の場合はおでんなどに入れる時には大きめの輪切りにすると思いますが、米のとぎ汁を使うと輪切りにした表面がへこむのを防ぐ効果もあります。
タケノコは米ぬかであく抜きすることのほうが多いかもしれませんが、米ぬかがない場合は米のとぎ汁で十分代用できます。
タケノコの場合はエグみをとるために唐辛子を1~3本入れます。
とぎ汁とはちょっと違いますが、玄米を発酵させて発芽玄米にする時に、2~3回水を取りかえますが、最後のお水の発酵液を使って豆乳ヨーグルトを作ることもできます。
◆調理道具や食器に使う
土鍋を新しく買ってきてはじめておろす時などは米のとぎ汁を入れてしばらく煮ると、消毒だけでなく土鍋が長持ちするといわれています。
◆食べ終わった食器を米のとぎ汁につけておく
米のとぎ汁に食器などをつけておくことで汚れも落ちやすく、ニオイも取れます。
油汚れは古新聞などで拭き取ってからつけておきましょう。
ニオイがついてしまったタッパーなども一晩つけておくとニオイが取れていることがあります。
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米のとぎ汁の活用法 掃除と肥料
◆米のとぎ汁を掃除に使う
バケツにれた米のとぎ汁に雑巾を浸してしっかり絞り、床磨きに使います。
汚れも落とすだけでなく、床がピカピカになります。
100均などで購入したスプレーボトルに米のとぎ汁を入れて、霧を吹きながら乾いた雑巾で拭いてもいいですよ。
浴室やトイレ掃除の時などにも利用できます。
キッチンのシンクの汚れなどもとぎ汁でキレイになります。
◆米のとぎ汁を肥料にする
米のとぎ汁には栄養がたっぷり含まれているので、庭の植物などに水の代わりに与えます。
鉢植えのものなどにも、もちろんいいですよ。
米のとぎ汁とEMを使ったEM発酵液
◆EMとは?
Effective Microorganisms、有用微生物群 の略称で、環境にも人体にも優しい善玉菌の集合のことです。
このEMと米のとぎ汁を使ってEM発酵液を作ると洗剤いらずで使えると評判になっています。
◆EMとぎ汁発酵液
通常の米のとぎ汁だけよりも、もっと効果が高くなります。
ペットなどを買っている場合にペットのトイレなどのニオイが気になることもありますよね。
EM発酵液はペットなどにも安心して使える消臭剤にもなります。
EMとぎ汁発酵液は米のとぎ汁にEM1号(EMWも同じ)、糖蜜、自然塩を加えて発酵させたもので、たっぷり使えるので節約できます。
出来上がったEMとぎ汁発酵液はEM1号やEMWと同じように使える上、2回目以降に作る時に、そのEMとぎ汁発酵液を10%+EMWを1%で作れるので、経済的ですね。
EMとぎ汁発酵液は夏場だと1週間位、冬場だと環境にもよりますが2週間位で完成します。
ペットボトルを使って作りますが、時々ガスを抜く必要があります。
間違ってガラス瓶などを使ってしまうと破裂する危険性があるので、ガラス製品は使ってはいけません。
カーテンやソファなどの消臭に使うなら100倍希釈くらいに、シンクや食器棚、冷蔵庫などに使う場合は50~100倍希釈、お風呂に入れる場合は100倍希釈や原液を入れると体はしっとりし、湯垢やヌメリがつきにくくなります。
排水管などもキレイになるので便利ですね。
洗濯にも使えますし、薄めて洗顔や化粧水代わりに使うこともできますよ。
まとめ
米のとぎ汁って、本当にいろいろ使えるので、やっぱり無洗米じゃなくて普通のお米のほうがいいかなって感じがしますね。
昔からあく抜きとか土鍋をはじめて使う時や植木に与えるなどは、よく使われている方法ですね。
このEMを使ったとぎ汁発酵液を作ると、通常の合成洗剤を使わなくなる人が増えるようです。
台所洗剤などで手荒れしやすい人は、このEMとぎ汁発酵液を使ってみるといいかもしれませんね。